ついに到着!至極のニットが南米から徳島に
中学3年生の頃に同級生の影響で洋服の魅力に取り憑かれ、今に至る(41歳)までに体験した『洋服』をはじめとした『モノ』にまつわるアレコレ。
自分の価値観を形成するうえでターニングポイントとなった『私と"モノ" との記憶』いわばモノにまつわる物語を書き綴る日記。
これは、
『おすすめアイテムの紹介』ではない。
『私物紹介』でもない。
読んだあなたが、少しでも洋服を好きになるきっかけ、自分の使う道具を愛らしく感じてもらえるようになれば嬉しい。
:Episode.53
連日お伝えしてきたアンデス山脈で育つアルパカの毛を100%使用した、オリジナルニットがついに徳島に到着した。昨日、唐突に連絡が来たので、流石になんの告知もなくリリースするのは怖いし準備もある。
というわけで、2型同時発売でも良いのだが、厚手のタートルニットは10月30日、薄手は10月7日に決めた。
薄手のベビーアルパカ100%の薄手のニット(Kimberly) にはゴールドタグ。ベビーアルパカと大人のアルパカの毛を2本どりしたタートルニット(Kelly)にはシルバータグがついている。(申請、間に合ってよかった....涙)
一点一点にシリアルナンバーもついており、これはペルーが認めた正真正銘のアルパカ100%の製品であるということを証明する。
本来、申請は任意なのだが、全てをクリアにするうえで欠かせないものだと判断し現地の第3機関に申請していたものである。
先ほど、特大の段ボールが2つを全て検品し、私のサイズを試着したが、完璧に仕上がっている。
ゆっくり感動している時間は今はない。ここから冊子に載せる文章を最終チェックし、イラストレーターでいつものデザインに入れ込んで、印刷会社に入稿しなければいけない。
〜朗報続く〜
さらに、、先ほど別の工場から連絡があり、2年越しで制作を進めていたTシャツも来週完成するという。Tシャツに関しては来週工場からの制作風景も交えながらあたらめて記事を書くが、
ひとまず、10月7日は2アイテム同時リリースとなった。
Tシャツの冊子も、記事変更に伴い文章を変えて入稿しないといけない。
もうてんやわんや...
自分の納得できるまで試行錯誤を続けて生産する私のブランドは、スケジュール管理をできる人がいない。長く手伝ってくれていた親友のWEBデザイナーですら、お手上げしたほど先が見えない。イレジュラーばかりが続く。
結局、いつもバタバタ。こんなのじゃダメなのは知っているが最近はもう諦めつつある。
肝心なのは精一杯全力を尽くした商品を皆に届けること。
「見せ方」や「戦略」はできる範囲でベストを尽くすことにした。
店頭に立ち毎日の仕事をこなしながら、洋服を作り、制作過程を物語に仕上げて、製品には物語とは別に要点のみを簡潔に説明した冊子をつける。
店頭業務は、スタッフがいてくれるが完全に任せられる業務は一部である。
それに加えて、ブランド全体の戦略を作り込むなど、私の脳内メモリーでは到底無理である。
バタバタ、ドタドタ...
スマートと呼ぶには程遠い、泥に塗れたブランディング。
もうそれでいいじゃないか。それしかできないんだから。
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