『遺言』 #私の心のこり 1 文貴(BUNKI) 2021年12月16日 18:30 吐いた言葉が墜落をした沢山の愛を乗せた言葉が言葉がゆっくりとゆっくりと墜落をした絞り出した言葉の重さの理由を知る軽い身体から放たれた弾丸はあの人の心を焼き付けて離さない硝煙煙るその先に傷付いた心のまま吊られた身体が視える置かれた花束はあの人にはもう届かないこの身を守る必要など転んだ時に手をつくだけで良かった誰かを愛を傷つけて迄守り偽る必要なんてどこにもないゆっくりとゆっくりと墜落してゆく言の葉ゆっくりとゆっくりと花開く魂の花持て余した自らの正義感など土の肥やしにもなりはしないのに今更無意味だそうだろ空へと飛んでいってしまった魂はもう戻らない愛は帰らない置かれた花束なんて枯れてゆくだけだ枯らした害虫共の蔓延る世界だ美しい花が泣いている美しい言葉が叫んでいる生きたい、逝きたい、生きたいと…吐いた言葉が墜落した沢山の愛を乗せた言葉が言葉がゆっくりとゆっくりと墜落をしたその身を賭したとて釣り合う命などどこにも無くて吊られた身体が魂が花咲く前に空へと飛んでゆく置かれた花束なんて無意味だ枯れゆくだけだなのに、それなのに…この身を賭したとてあの人の魂は戻らない愛は帰らない置かれた花束に意味を教えては枯れゆく姿をただ眺める事しかできない美化した花束の残酷さにただただ溢れる涙だけが降り注ぐ無意味だとわかりながらもただただあの人を想い出すゆっくりとゆっくりと飛んでゆく綿毛のように空へは届かずに墜落するだけだと知りながらもただただあの人に逢いたいそれだけの想いは風に飛ばされて消えてゆくだけ墜落した先で美しい花を咲かせる事を祈りを込めて愛を込めて世界を越えて時を超えて #私の心のこり いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #私の心のこり 1