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もも単独ライブ「天洋」を観た感想(配信)

ももの漫才を初めて見たのは2021年のM1の予選動画でした。面白いな、いい形を見つけたなと一気にファンになり、今回のM1決勝ではももがどうかるか、という目線で見てしまったので例年より緊張してしまった。笑神籤のときも「一番は来るなよ」とか5、6番目で「ここら辺でこい!」と思ったり。とにかくもものおかげで今回のM1はいつも以上に楽しめました。結果は5位でしたがしっかり傷跡、ではなく爪痕を残せたんじゃないでしょうか。もものYouTubeでも言っていたけど、東京での初舞台がM1準決勝でそのままファイナリストってかっこよすぎるやろ。

M1後もっと漫才見てみたいと思ったのですが、あまりYouTube等には動画は無いなと思っていたところ2月に単独ライブがあることを知りました。が、残念ながらチケットは取れず。仕方ないのでとりあえず再販されていた2021年7月に公演された単独ライブ「天洋」の配信を買って観ることにしました。(期間は1月10日まででした)

ライブは約60分で9本の漫才。オープニングのVTR以外は漫才のみ。企画等もなく漫才一本勝負!という気概を感じました。〇〇顔ネタは9本中3本。M1決勝でやっていた「欲しいもの」のネタもありましたが、決勝でやってたものと結構構成やフレーズが異なっており、M1までに相当ブラッシュアップしたんだなという過程を見ることができ、そういった視点からも面白かったです。ちなみにM1決勝では、ベルトからの「変身」→「プリキュア」→「チャンピオン」→「亀田一家」の流れがとても綺麗で笑いました。

この〇〇顔ネタはダブルボケというかダブルツッコミという表現があってるような気がしますが、いずれにせよ一つのネタの中で役割を入れ替えるというのはネタの構成とそれぞれのキャラクターが合ってないと難しそう。ボケもツッコミもできる芸人は多数いるでしょうが、コンビの中で同等の役割担える、かつそれを漫才としてできるというのは数少ないのではないでしょうか。また、漫才サミットのオールナイトニッポンでも誰かが言っていましたが、関西弁というのもこのネタの聞きやすさとかスピード感を出すための要因なのだと思います。この辺がももの強みであり魅力なんだと思います。

〇〇顔以外のネタでは「今北ねね」「雑学」「お墓参り」なんかは割と2人の素が見れるオーソドックスなしゃべくり漫才。基本はせめる。がツッコミなんですね。私が一番面白かったのはラスネタの「自動販売機」。内容は下ネタなのですが、形としては〇〇顔ネタと普通のネタの間のような感じがしました。ボケツッコミは入れ替わるんだけど2人の素の部分もしっかり出ていて。この形の別のネタももっと見てみたいし、M1にも合っている気がしました。印象に残ったフレーズはせめる。の「3次元を2次元で楽しめ!」です。

配信見てめっちゃ劇場行きたくなった。次の単独は行けませんが、通常公演は隙を見て行かないと。ももに限らず生でお笑いを見たいのです。

〇〇顔ネタに関してはこの単独からM1までにこれだけ修正を重ね面白くなってるということは、1年後はもっと凄いことになってるでしょう。是非、3年後、ではなく1年後に優勝が見たい!

今後、仕事が増えていくのでしょうが是非ラジオもやってほしい。とりあえずpodcastでどうですか??

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