【ボツ案】正義の逆転撃(先制攻撃)
挨拶
初投稿
はじめまして、ねむけもと申します。日々クソコンボを組んでは部屋の隅に積んで放置することを趣味としています。
はじめに
この度は2024年9月4日にデュエチューブにて公開された新カード、《 正義の逆転撃 》について天啓を受けたものの、形にならなかったそれを供養すべく記事を書くことにしました。
何をしたかったのか
《正義の逆転撃》を見て、私がまず注目したのは、1.)光のコスト3の呪文であること、2.)光のコスト3以下のクリーチャーを踏み倒せること。これらを活かせる2枚のカードとそれら同士のシナジーから導いた答えは、"《ピザスターのアンティハムト》から光または水の進化獣に進化し、《 ミラクル1 ドレミ24 》にチェンジして《正義の逆転撃》を唱え、手札に戻った《ピザスターのアンティハムト》をもう一度出すこと"でした。
1.)光のコスト3の呪文であること
無料で出てきて、コスト3以下の呪文を踏み倒す。そうやって《ヒラメキ・プログラム》を温泉に入れたカードといえば、《 ミラクル1 ドレミ24 》。
《 芸魔隠狐 カラクリバーシ 》ではいけない理由はマジックにすると《正義の逆転撃》から出すクリーチャーがデッキから消滅するためです。更にはこちらの方がチェンジ条件が緩く、《正義の逆転撃》とも色があっています。手打ちしたり逆転撃で唱えたりする可能性を考えると踏み倒し先の条件が厳しくなっていたとしても《 ミラクル1 ドレミ24 》しかありえません。
2.)光のコスト3以下のクリーチャーを踏み倒せること
最近(特にファンタジーベストで)光の3コスト獣は激しく強化されましたが、その中でも私が特に気に入っているのが、現在ドリームメイトで活躍している《ピザスターのアンティハムト》。
1ドローして踏み倒してSAつけてパワー+3000というアルティメット《キリモミ・ヤマアラシ》(肉体持ち版)みたいなカードですが、出たあとは(ドリメデッキでないなら)ただの置物になってしまうという欠点(大嘘)を抱えています。そこを《正義の逆転撃》から出すことによって、返したターンをブロッカーとして守ってくれる心強い完全無欠のハムスターになってくれます。
この3枚が持つシナジー
見ての通りです。ピザハムがドレミ24を呼び、ドレミ24が光逆転撃を呼び、光逆転劇がピザハムを呼びます。また、ドレミ24の光水というカラーリングが絶妙で、カラーパイとして墓地の呪文を回収したり、場のクリーチャーをバウンスしたりすることができ、ピザハムや光逆転撃を使い回せるようになっています。
なぜダメだったのか
アンティハムト、ドレミ24、正義の逆転撃の3枚でほぼ完結しているこのコンボ、私が考えた数々のクソコンボと比べ非常に強度が高く、攻めと受けを両立しているように見えますが、デッキを組む段階になって2つの問題が露呈しました。
1.)色が足りない
ピザハムのキャプションに書いた通り、リースカラーはデッキになりにくいです。リースカラーのみで組んだデッキを回している時も、3ターン目にピザハムを着地させることにまあまあ苦労します。かと言って色合わせに執心すると《正義の逆転撃》からの選択肢を大きく削るか、大量の多色カードに足を取られて1ターン行動を遅らせることになります。
2.)碌なクリーチャーが出ない
そもそもピザハムから進化できる3以下の進化獣に出して強いクリーチャーはほぼいません。じゃあ他の手段でピザハムをバウンスしようといって出てくるクリーチャーはこんなやつです。
ですが、冷静に考えれば光逆転撃でもう一回ピザハムを出さないといけないということはないわけです。とはいえ、せっかくこんなことやるなら打点になって欲しいもので、光3コストで即時打点を作ろうとすると《U・S・A・SIIFU》だの《Disクチック》だの《勇聖 アールイ-2》だの、カラーパイ的に仕方のないことではありますが、デッキが多色で溢れる事態になってしまいます。それでも《Disクチック》や《勇聖 アールイ-2》は逆転撃本来の使い方に適う良いカードではあるのですが、こんなことをしていたところで勝ちになるわけではなく……
反省
振り返って気付いたのは、3枚でほぼ完結しているコンボをデッキ全体でサポートすることに意味はないということでした。それはそうです。特定のコンボに特化させるのであれば、そのコンボは即死級の威力を持っていなくてはいけないのです。
その点このコンボはどうでしょうか、3マナ使ってコスト3のクリーチャーを出し、コスト3の呪文を唱えてコスト3のクリーチャーを出しているだけです。増えたのはドレミ24の1打点だけ、コストのジャンプアップは全くしていません。環境を牛耳るファイアー・バードは3マナ払って5→8と数字を大きくし、そこから13マナ分くらいを踏み倒し、ついでにもう一回踏み倒してEXターンを獲得しているというのにです。
とはいえ、数が増えるというのはそれだけで十分な仕事はしているので、それを活かす方向に持っていけると良いですね。
それでは次のクソコンボ記事で会える日を想って、さようなら。