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【ミシック到達】MTG『D&D:フォーゴトン・レルム探訪』クイックドラフト攻略
どうも、mangara(@mangara08)です。
今月はクイックドラフトのみでミシック到達したので、気がついたことを書き留めておこうと思います。
(プレミアドラフトに関してはよろしければこちらもお読みください)
1.強い色の組み合わせを使おう
リミテッドでは各色の組み合わせ(赤緑・白黒など)ごとにある程度優劣が生じます。しかし通常のドラフトではあるカラーに人気が集中するとカードが取りにくくなるため、結果的に各色間のバランスが取れたり、あまり強くないとされた色が3-0したりするわけです。
しかしクイックドラフトの場合、ドラフトの相手はBOTですので、色の人気・不人気を気にする必要はありません。ピックの流れは読まねばなりませんが、基本的には強カラーでのゴリ押しが正義です。
では今回どの色が強いのかといえば、圧倒的に赤黒です。
データ集計ソフト17landsによると、現時点(8/5)では赤黒のみが勝率60%を上回っており、緑白・緑黒とは4%も差がついています。
よほどのボムを拾った場合以外は、赤黒決め打ちも許容されるでしょう。
また、この勝率の差は、明らかにBOTが強コモンを安く見積もっていることにも原因があると思われます。(後述)
2.赤黒デッキの種類
では、どのような赤黒デッキを組めばいいのでしょうか?
赤黒祭りの中をくぐり抜けてきた経験からいうと、今回の赤黒には大きく分けると3タイプあると考えています。アグロ、ランプ、コントロールです。各デッキを見てみましょう。
A.赤黒アグロ
まず一番わかりやすいアグロ。クリーチャーで殴って速攻を仕掛けます。
自分はあまり使っていなかったので、次郎さん(@jiro_mtg_)の7勝レシピをお借りしました。
キーになるのはなんといってもホブゴブリンの隊長です。
単体でも十分な攻撃力を備え、さらに集団戦術発動時の止めにくさと来たら……。+1/+1カウンターや装備と合わさったらお手上げです。プレミアドラフトでは人気ですが、クイックドラフトではホイホイ流れてきます。
さらにこちらの装備、
煮え湯を飲まされた人も多いのではないでしょうか。アタックするだけでドレインするため、ライフを詰める能力が半端ないです。これもクイックドラフトだと妙に安いです。
そして黒赤の伝家の宝刀、
パクリファイス(もしくはサクパク)。相手のクリーチャーを奪い、勝手に生け贄に捧げる非道コンボです。とくに押され気味のときに大型を出して一息つけたか……というタイミングでこれが飛んでくるとだいたい死亡。
フェイン・デスも1ターン2行動のために非常に重要。相手の必死の除去を1マナで無効化しつつETBを再利用してやりましょう。自分で言っててもひどすぎるな……。
B.赤黒ランプ
こちらはランプ、つまりマナ加速を使うデッキタイプです。(17landsより引用)サンプルレシピは、レアリティが低いカードも多く、再現しやすそうですね。
よろめく怪異や溜め込むオーガなどで宝物を出し、大型クリーチャーを1~2ターン早くプレイします。
特筆すべきは隠棲した絵描き、カレインとの組み合わせですね。
オーガや混沌の媒介者などのサイズを上げ、アドバンテージを取りながら殴れれば最高です。ダブルブロックには火力で応じましょう。
大地教団の精霊も、早めに出されると土地を生け贄に捧げるのも苦しく、相手にすると非常に厄介です。(20振られたらブチギレ)
C.赤黒コントロール
赤黒コントロールは、相手の危険なクリーチャーを除去などで止めながら、アドバンテージを稼いだりボムを出したりして勝つデッキタイプです。
まず、なんといっても超優秀除去であるドラゴンの火、
クイックではこれも比較的流れてくるので、いつも赤に進みたくなります。
そして、頼りになるガッチリボディとアドバンテージを稼ぐ能力が魅力的なゾンビオーガ。
無条件除去なのにこっちはマナ加速できる不気味な報償。
中型までをだいたい無力化できる上に探索つきの急な落下。
こう挙げているだけで魅力的なカード揃いです。
また、ゆっくりしたゲーム展開になるので、宝物と合わせて他色のボムをタッチしやすいのも嬉しいデッキタイプですね。
3.同型を意識しよう
ここまで赤黒だらけだと、とうぜん赤黒VS赤黒のミラーマッチも多発します。現在気をつけていることをいくつか書いておきます。
A.アーティファクト破壊
上述した死神のタリスマンはとくにアグロ対決では戦況を大きく左右します。その他にも強力なアーティファクトや装備は多いため、略取するバーバリアンは役立つ場面が多いです。
相手に壊すものがないときは宝物を出して5~6マナ域を早出しすればいいため、投入しやすい1枚です。(関係ないけどピック時の声でいつも笑う)
B.相手のパクリファイスを防ぐ
こちらも使うパクリファイスは相手も使ってきます。相手のはきたない、自分のはきれい。決まると甚大な被害を受けてしまうため、余裕があるときには命取りの論争を構えておくのも選択肢に入れておきましょう。
コントロール奪取以外にも、除去に対応して使うだけで多大なアドバンテージを得ることができます。宝物を生け贄にして単純に2ドローしたり、チャンプブロック時に使ったりという小技も忘れずに。
C.自分の勝ちパターンを意識してカード選択する
赤黒同型に限ったことではないですが、このデッキがどのような展開を目指しているのか、相手のどのような動きが辛かったか、意識して構築することで勝率を上げることができます。同型ならば把握もしやすいですね。
たとえば、ランプやコントロールデッキならば、アグロのホブゴブリンの隊長に突き刺さるよろめく怪異はしっかり確保しておきたいところです。
コントロールならば、接死で防御を担当し、相手のクリーチャーを全滅させた後には継続的に探索してくれるユアンティの毒刃はありがたい存在です。(ただし小型と相討ちする羽目にならないように1~2マナ圏もある程度確保する)
自分がされて嫌だったことを相手にもするよう心がけましょう。
4.その他のおすすめデッキ
ここまでは赤黒バンザイということで進めてきたのですが、じつは自分がよく使っていたのは赤黒ではありません。
自分が使っていちばん7勝が多かったのはじつは赤緑です。(けっきょく赤ですね)
除去の性能は無論比べるべくもありませんが、緑はクリーチャーがしっかりしているところが嬉しいですね。
強いことしか書いていないアウルベアや、
すぐに成長するノールの狩人、
豪胆な辺境育ちも拾いやすいので、銀月街のレンジャー、ヴェイリスやレンジャー・クラスなどのボムから緑に行くのもおすすめできます。
ライフ回復が豊富なのも、アグロに対しての耐性がついてありがたいところです。あまりマナカーブを前に寄せすぎず、5~6マナもしっかり入れた骨太のデッキを心がけましょう。
緑のレアから、いったんはドラゴンの火などの軽量除去を確保し、緑の良コモンを集めていく流れがやりやすいと思います。緑があまり来ないようなら黒にスイッチです。赤の除去からピックしていくのが個人的にこの環境では手堅いかなと思っています。
今回はこんな感じです。参考になりましたでしょうか?
今月(2021年8月)はランク戦のスケジュールが特殊ですが、権利をとると10月のシールドでの予選ウィークエンドに出られるため、リミテッド好きな方はミシックを目指してみるのもいいのではないでしょうか。
その際は、予選ウィークエンドやドラフトチャレンジでやや参加者が少なくなりそうな10日までに、サクッとできるクイックドラフトを利用して権利を狙うのもいいかもしれませんね。
最後までお読みいただきありがとうございました!
mangara(mangara08)