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フィリピンのステイアットホーム銘柄?DIYリフォームのWILCON(ウィルコン)とは?


どうもshoheybeatzです。


2021年7月最終週のフィリピン株式マーケットはというと、

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今週は月曜日、火曜日と先週から引き続き下落していましたが、水曜日にドゥテルテ大統領の演説後再び上昇し始めたと思ったら、

マニラの移動規制が来月も継続されるというニュースが発表されて金曜日大きく下落。

PSEインデックスは2カ月ぶりに6270でクローズしました。


コロナの感染者が増加して、フィリピン各地で厳しい規制が発せられてマーケット全体が下がる今のような時期におすすめの銘柄というのが、


前回ご紹介した缶詰加工食品製造、販売を行なっているセンチュリー・パシフィック・フード(CNPF)であったり、フィリピンで唯一の光ファイバー通信のプロバイダーであるコンバージICT(CNVRG)など

フィリピンのステイアットホーム(巣ごもり)銘柄ともいえる企業の株です。


そして もう一つ、今週好決算を発表したのが

住宅リホームやDIYアイテムを販売しているWilcon Dept(ウィルコン)です。

ウィルコンとは、いったいどんな会社なのか?

このコロナの中で株価が上がっているワケとは?

今回はウィルコンについて、過去の業績や株価についてご紹介します。


Wilcon Dept(ウィルコン)とは?

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フィリピンを代表する住宅改修および建設資材の小売業者であるWilcon Depot Inc(ウィルコン)は、タイル、衛生陶器、配管、家具、インテリア、建築材料、ハードウェア、電化製品、その他のDIYアイテムなどを販売している企業です。

フィリピン国内ではこの分野のマーケットリーダーとして知られており、唯一の上場企業です。


ウィルコンは1977年に60平方メートルの金物店としてスタートしました。

2009年、DIYユーザーのニーズに応えるモールベースの小売店である『ウィルコンホームエッセンシャルズ』を設立しました。

2003年には最初のビッグボックス形式のデポストアを立ち上げ、製品の完全な選択と卓越したサービスを提供しました。

そして現在、全国で66の店舗ネットワークを誇る企業まで成長。

マニラ首都圏に18の支店を持ち、州には49の店舗があります。

そのうち7つはホームエッセンシャルであり、全国に計67の営業店があります。

2025年までに100店舗を目指すという目標を達成するために、ウィルコンは今年も新規出店を続けています。


Wilcon Dept(ウィルコン)の業績


7月28日、ウィルコンは上半期の純利益が前年比254%増の12億ペソ、

純売上高が48.5%増の124.3億ペソとなったとプレスリリースにて発表しました。

売り上げが伸びている背景には、外出規制、移動規制がある期間、家の修理やDIYをする人が増えたこと。

またマニラ首都圏とその周辺エリアがロックダウンし店舗がクローズしていた2020年とはことなり、今年3月下旬から4月中旬にかけてロックダウンに戻った際に店舗がオープンしてあったこと。

そして実店舗を超えてより多くの顧客を引き付けるために、昨年5月にリニューアルしたeコマースサイトの売り上げが好調であったことが理由のようです。

Wilcon Dept(ウィルコン)の株価

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ウィルコン(WLCON)の株価ですが、

2020年3月の暴落から順調に下値を切り上げてきて、下値を結ぶときれいな上昇トレンドラインを描くことができます。

年間リターンは54.48%で決算発表翌日の7月29日、22.50の過去最高値でクローズしました。


ウィルコンは前回ご紹介したセンチュリーパシフィックフード同様にコロナでも売り上げが好調な銘柄です。

感染者が増えて、規制が強化されマーケット全体が下がる本日のような場面で買われやすいフィリピンのステイアットホーム(巣ごもり)銘柄と言えます。

フィリピンはアジアでとくにワクチン接種が遅れている国で、その原因はまずワクチンの数が少ないないこと、(最近、やけに各社からのワクチンが届いたというニュースが増えた気がします)

そして多くのフィリピン国民がワクチン接種を拒んできたので、ドゥテルテ大統領が「ワクチン接種を拒否した人を逮捕する!」とまで言い始め話題となりました。


フィリピンでは、クリスマスやホーリーウィークなど家族親戚が一堂に集まってパーティーをしますし、陽気で感染対策をしない人たちも多いため正月や大型連休など厳しい外出規制、禁酒令が発せられていました。


感染者が増えると全国各地で一時的に隔離処置のレベルを上げて対応していますが、その度にマーケットが不安定になります。

現在のワクチン接種の現状を考えると、2024年くらいまでこんな状態が続くと予想されています。

だからこそ、ウィルコンのようなコロナに適応できている銘柄を保有することで、安定したリターンを期待できると思います。


まとめ



WILCON DEPT(ウィルコン)は住宅改修や建設資材を販売する小売業者です。

コロナにより外出禁止令がある期間、自宅の改修やDIYをする人が増加し、しかもオンラインでの売り上げが伸びており、業績が絶好調の企業です。

コロナ感染者数が大きく上下する度に、フィリピン各地で移動規制や外出禁止令の強化と緩和を繰り返し、それによりマーケットが大きくアップダウンしていますが、ワクチンが遅れているフィリピンでは当面の間こういう状況が続くと思います。

そう考えると、規制が強化されると上がる「ステイアットホーム」と規制緩和されると上がる「リカバリー銘柄」両方の銘柄を持っていくことが資産を守る一つの方法だと思ってます。



今回の記事に関連している記事:

引用:

Wilcon Depot Inc ホームページ

https://shop.wilcon.com.ph/

Investagram

https://www.investagrams.com/Chart/PSE:PSEI


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