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ソーラーフィリピン・ヌエバエシハコーポレーション(SPNEC)のIPO決定!


どうもshoheybeatzです。

フィリピンは今、空前のIPOブームとなっていますので

正直、ブログのネタにことをかきません。笑


今回もALLDYとSPGの上場が終わったばかりだと言うのに、

また新たなIPOがフィリピン証券取引委員会で承認されたというニュースが出ていたので気になって調べてみましたがそれが

ソーラーフィリピン・ヌエバエシハコーポレーション(SPNEC)です!

一体どんな会社なんでしょうか?

規模は?業績は?

そして気になる公募情報は?

実はこのソーラーフィリピンはまだ非公開の会社なので情報が少なく、

今回もネットニュース各社の記事やソーラーフィリピンのホームページから得た情報から、

ソーラーフィリピン・ヌエバエシハコーポレーション(SPNEC)のIPOについてご紹介していきます。


ソーラーフィリピン・ヌエバエシハコーポレーション(SPNEC)とは?


Solar Philippines Power Project Holding Inc(以下、ソーラーフィリピン)は2013年にレアンドロ・レビステ氏により創設された持株会社として運営されており、

その子会社を通じて再生可能エネルギーソリューションを提供し、ソーラーファーム、屋上ソリューション、およびその他の関連製品を販売しています。

また同社は東南アジア最大の太陽光発電会社であり、300MWを超える発電能力と、ソーラーファームに適した10,000ヘクタールの土地面積を保有しています。


なお、私がこのソーラーフィリピンについて知るきっかけになったのが、2021年1月に同じく再エネ企業のAC Energy(ACEN)と合弁契約を結んだと言うニュースでした。

ご存知の通り、私のブログでも何度も紹介しているAC Energyは東南アジアで最大の再エネ企業になるという目標を掲げているAyala財閥グループのエネルギー開発企業です。

一方でソーラーフィリピンはフィリピンと海外の両方で10,000MWのポートフォリオ構築を目指していますが、

現在のところソーラーフィリピンの開発は国内のルソン島中心となっているものの、2022年までに太陽光発電設備に1,000MWを追加することを目標としています。

再エネ企業であるAC Energyと太陽光発電開発のソーラーフィリピンのパートナー契約に至った背景として

2020年10月フィリピンのエネルギー省による再生可能エネルギーの拡大と石炭火力発電のモラトリアム(一時停止)が大きいと思われます。

ソーラーフィリピンは、今年10月主にルソン島の最大の電力網で、国内のソーラーファームプロジェクトの大規模な開発のために少なくとも10,000ヘクタールを設定したと発表しました。

2021年11月現時点で、ヌエバエシハに500メガワット(MW)のプロジェクトを建設中です。

その他に韓国電力公社とのバタンガスでのソーラーフィリピンの63MWプロジェクトはすでに稼働しています。 

タルラックにあるRazonGroupのPrimeInfraとのプロジェクトは、最大200MWで拡張される予定です。 

再生可能エネルギーの合計容量が140 MWのバタンガスとカビテのプロジェクトは、2022年までに完全稼働を予定しています。

今回IPOが承認されたのは、このソーラーフィリピンの完全所有ユニットであるPhilippines Nueva Ecija Corp.(SPNEC)(ソーラーフィリピン・ヌエバエシハコーポレーション)という会社になります。

ソーラーフィリピン・ヌエバエシハコーポレーション(SPNEC)の業績は?


ソーラーフィリピン・ヌエバエシハ・コーポレーション(SPNEC)は、商業運転を開始するために、2022年にフェーズ1Aを完了することを目指しています。

このことからわかるように、ソーラーフィリピン・ヌエバエシハコーポレーションはIPOを実施する2021年12月時点でまだ収入がありません。

しかし、フィリピンで高まる再生可能エネルギーの需要を満たすために、SPNECは2017年にプロジェクトを開発するためのエネルギー省(DOE)とサービス契約を締結しました。

事業活動からのキャッシュフローが流入し始めることができるように、2022年後半までに第1フェーズの開発が完了することを目指して、2021年末までにプロジェクトの建設を開始する予定です。 




ソーラーフィリピンヌエバエシハコーポレーション(SPNEC)のIPO情報


SPNECは、1株あたり最大1ペソの公募価格で最大27億株を提供することを予定しています。

最終的なオファー価格は、同社がブックビルディングプロセスを完了した後の2021年11月23日に決定します。


公募期間は2021年12月1日から7日までを予定しており、

今回のIPOによる得た利益をヌエバエシハ州ペニャランダにある500MW太陽光プロジェクトの最初の225メガワットの建設に活用すると発表しています。

まとめ

今回12月にIPOを予定しているソーラーフィリピンの完全子会社である、ソーラーフィリピン・ヌエバエシハ・コーポレーション(SPNEC)は、現時点で商業運転を開始しておらず、収益化するまで年月がかかるようです。

しかし2020年10月からフィリピンのエネルギー省により発せられた再生可能エネルギーの拡大と石炭火力発電のモラトリアム(一時停止)により、

フィリピンでは再生可能エネルギーに対しての需要が増加しており、今後の数年間で成長が見込まれる分野だけに期待されています。



関連記事:


画像引用:

https://www.bworldonline.com/solar-philippines-ventures-into-developing-energy-zone-areas/

引用記事:
https://www.solarphilippines.ph/about-us/
https://mb.com.ph/2021/01/25/ayala-partners-with-levistes-solar-philippines/?amp
https://manilastandard.net/index.php/mobile/article/369956
https://mb.com.ph/2021/11/14/solar-philippines-secures-ipo-approvals/?amp
https://solarnuevaecija.ph/investor-relations/

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