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#35 バルト三国、エストニアへの旅(2)
~ゆっくり行く者が遠くまで行く~スロージョギングで世界6大マラソン
ベルリンマラソンに参加する前に、バルト三国を旅行する。
まずは、フィンランドのヘルシンキから飛行機で30分。
エストニアの首都タリンへやって来た。
朝食は、景色が良いホテル6階のレストランで。
ビュッフェスタイルで種類も多く、特にベリー類が美味しい。
昨夜に引き続き、黒パンを食べる。
毎日続けていたら、健康になりそう!
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外に出て、ペットボトルのお水を調達しようと、ショッピングモールに入る。
快適そうなソファが売られているお店、意外と派手なお洋服が並んでいるお店、気になるお店をウィンドーショッピング。
トイレは有料らしく、支払い方法や値段などの注意書きを読んでいたら、前にいる支払いをした人が「一緒に入っちゃいなさいよ」と、何人も入れていた(;'∀')
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今日の観光も「ヴィル門」から旧市街に入る。
夜とは見え方が違っていて、パステルカラーの可愛い街並みが、より鮮明に見える。
時々、雑貨屋さんをのぞきながら、カフェでお茶をしながら、お散歩する。
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(右)工房が集まっている聖カタリーナの小径
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「ピック・ヤルグ」(長い足)という通りを登っていくと、「トームペアの丘」に到着。
「コフトウッツァ展望台」からは、旧市街の素敵な街並み、そしてその奥には市内の高層ビル群も眺められる。
写真を撮る旅行者が、お互いに撮影をお願いしたりする人気スポット。
そんな時に、ずっとそばにいるのが、Steven(スティーヴン)君。
この展望台に住んでいるカモメで、いつも見守っている様だった。
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(右)かもめのスティーヴンくん
少し進むと見えてくる「アレクサンドル・ネフスキー大聖堂」。
その向かい側にあるピンク色の建物が「トームペア城」。
こんなに可愛らしい外観の建物が、現在は国会議事堂として使われている。その横に、高さ約50mの塔「のっぽのヘルマン」も見られる。
塔の上には、エストニアの国旗がはためいている。
エストニアの国旗は、上から青・黒・白のストライプ。
青は、明るい未来と北欧の海を、黒は、暗黒時代の悲しい歴史と大地を、白は、啓発と美徳への努力を表している。
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(右)トームペア城とのっぽのヘルマン
さらに歩いて、「パットクリ展望台」へも足を伸ばし、そこから反対側の街並みも眺める。
高台から、「あそこがマーケットなんだね!」と次の目的地を確認。
そして、ファーマーズマーケットの「バルティ・ヤーマ・トゥルグ市場」までも歩いて行く。
タリンのメインターミナル駅である「バルト駅」の近くに位置している。
野菜や果物、お肉やお魚、雑貨など色々と見てまわり、さすがに疲労困憊・・・サモサを食べつつ、コーヒーを飲んで、しばし休憩。
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少し元気になって、お散歩再開!
全て歩いてまわれるタリンの旧市街は、女子旅には最適だと思う。
今度は、「デンマーク王の庭」の方へ歩いて行く。
城壁がずっと続いている道。
城壁は町の発展とともに堅固になっていったらしい。
その北の出入口で守りを固めていたのが、16世紀に築かれた砲塔「ふとっちょマルガレータ」。
現在は海洋博物館となっている。
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(右)砲塔のふとっちょマルガレータ
気が付くと、海にかなり近くまで歩いて来ていた。
海沿いを歩くと、バルト海のさわやかな風を感じる。
まだ外は明るいけれど、夕食の時間。
海が良く見える “ODA Resto”というジョージアレストランに入ってみる。
ハチャプリという、チーズがたっぷり入ったふわふわのピザ生地のようなパンが美味しかった。
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大分、ホテルから離れたところまで来てしまった。
“Bolt”という配車サービスを使って、帰ることにする。
娘がアプリを入れておいてくれて助かる。
お願いしてみると、あまり待ち時間もなく、数分で来てくれる。
あっという間にホテルへ到着し、ストレスフリー!
Boltはエストニアのベンチャー企業。
配車サービスの他に、電動キックボード、フードデリバリーサービスなど、Boltのロゴを街中でよく見かけた。
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エストニアでは、スタートアップ環境が成熟しているそう。
法人登記もオンラインで可能で、起業が簡便に出来るらしい。
"Skype"が2003年にエストニアで誕生し、後にユニコーン企業となっている。
Boltもユニコーン企業だという。
エストニアは、電子国家という側面もあり、行政サービスの99%がオンラインで完結する。
歴史上、エストニアは、デンマーク、スウェーデン、ソ連へと次々に支配されてきた。
国が奪われたとしても、電子的に国民の情報を保護しておくことで、国と民族を永続させる事ができるという考えが出発点となっている。
地理的にもロシアと国境を接していて、歴史的にも脅威にさらされている。
ウクライナを支持する姿勢が見て取れる。
ヨーロッパ大陸という、様々な国が国境を接している地形が、穏やかな雰囲気の中にも緊張感をはらんでいるのだと想像できる。
島国で平和な気持ちで日々過ごしていると、遠くで起こっているテレビやネットニュースでの出来事と感じてしまう事も多い。
でも、実際にこのような国に身を置くことで、現実味をもって考えさせられた。
(続く)
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