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縁あって、横浜へ。

平日の横浜に泊りがけのお出かけ。
こんな機会に恵まれた。
横浜には、楽しい思い出しかない。
そして実際、
楽しい思い出がまた増えていった。

葬送のフリーレン
オーケストラコンサートの抽選に
当選した。

金曜ロードショーで作品を知り、
音楽からその世界観に惹き込まれた私は、
にわかファンに過ぎないけれど、
こうして横浜に泊りがけで
しかも共に楽しむ仲間とランチをして
その後も夜景と共に余韻を味わうなんて、
コロナ禍以前の私には…
いや、葬送のフリーレンを知る前の私には
想像もできなかったことである。

そして横浜は、
コンサート前日に永眠された
声優の田中敦子さんが大学時代に
学生寮にいた場所でもあったそうで、
声を担当されたキャラクターであるところの
フランメの優しい笑顔が
映像に現れるたびに、
祈るような、それでいて何か
コトバにならない感動が込み上げるような
不思議なキモチになっていた。

大好きな、横浜。
きっと、ここで皆と
お別れがしたかったのかな………。

忘れないで
という想いとともに。

コンサートは19:00スタートだった。
終演は20:30とのことだったが、
サントラの30曲全て演奏します!
と聴いたとき、耳を疑った。

更にはEvan Callさんのトーク、
指揮者の田尻さんや主題歌を作詞された
miletさんの歌2曲に加えたトークタイム。
宿泊にしておいて良かったと
自身については思う反面、
日帰りの方々が、終演前に慌てるように
席を立って行く姿をみかけて始めて
え!?もう、そんな時間!??
と驚きと切なさを感じたのだった。

たったひと晩の、
奇跡のようなコンサート。

フランメとは、フリーレンの師である。
そしてフリーレンはエルフである。
人間の生涯は、エルフのそれに比べたら
悲しいほど短く儚いものだということを
フリーレンは共に魔王を倒す旅をした
旅のパーティーの一員、勇者ヒンメルの葬儀に
立ち会って始めて後悔の念と共に
人を、その人の思いを知る事を思い立つ。

コンサートでmiletさんが話していた
「愛、というコトバを使わずに歌詞を書く」
ということの難しさ、大切さを、
想起し改めて気づくものなのかな、と
コンサートの最後に映し出された
フランメと田中敦子さんへの追悼文を
見つめながらしみじみと思った。

今年は嬉しいことに
9月にもまた、横浜で友人と会う。

今度は夫と
泊りがけで横浜に行こう。


ね、楽しい予定ばかりが
増えていく。


田中敦子さんは
どんな楽しい思い出を
横浜で作ったんだろう。


心より
ご冥福をお祈り申し上げます。













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