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【ピッチの外のエスパルスVol.1】秋葉忠宏監督インタビュー

エスパルスの監督・選手のプライベートをざっくばらんにお伝えする企画が「すろーかる」にてスタート。誌面では伝えきれなかった内容をご紹介します。記念すべき第1回目は、秋葉監督!


釣りが趣味だという監督、静岡に来て釣りをしたことがあるか聞いてみました。

やれてないんですよ。でも広報の西部さんがすごいやってるって。だから今度一緒に行きたいなと思っているんですよね。彼は釣れる場所が分かっているんで。

(ぜひ、静岡での釣りも楽しんでほしいです!西部さん、オススメポイントを教えてあげてください(笑)!)

職業柄、いろんなところを飛び回る監督。それに対してはどう感じているのでしょうか。

僕はどちらかというとワクワクする方ですね。やっぱ人との出会いがすごく好きなんで。ただ、ついてくる家族が大変だと思いますけどね。せっかく慣れたのに、そこの人たちとお別れしなきゃいけないんで。だから最近は単身になりましたけど(笑)。

(家族思いな監督!魅力的な一面がまた1つ!家族についても少しお話を聞くことに。)

大好きなんですよ。よく結婚してくれたなというか(笑)職業的になかなかこう、安定しないじゃないですか。「いつ安定するの?」とか「有休ないの?」とかいまだに言われますよ。土日とか全く家にいませんし。だから、子供の運動会に1回も出たことないんですよ。代わりに平日の授業参観とかは行けるんですけどね。なんか土日にあるものって全然行けないですよ。文化祭とか体育祭とか、全然行ったことないです。
でも選手時代は午前中に練習が終わって、午後フリーになる場合が多かったので、子供の面倒をよくみていました。だからめっちゃ仲いいんですよ!

(仲睦まじいご家族の様子が目に浮かびます、、!お家ではお父さんの顔なんでしょうね。)

同じサッカーに関わる仕事でも選手時代とはまた違う忙しさを感じているという監督の仕事。オフはどんな風に生活されているんでしょうか?

オフと言っても、実はやることがいっぱいで。次の対戦相手の試合を何試合もさかのぼって見るとか、過去、その相手に対して自分たちはどうだったとか、分析をした上で明日のトレーニングメニューは何にしようかとか、、、考えることって山ほどあるんです。 あと、映像を見るだけではなくて、選手たちに説明する用の動画を作ることもあります。もちろんテクニカルがいますけど、一緒になってやっています。そうなると意外に時間がなくて、フードマーケットマムが僕のお友達です。お惣菜コーナーに行って夕食を済ませることが多いですね。

(オフの時間も削って次の試合に向けての準備をされていたとはっ!私たちからは見えないところでも入念な準備を欠かさない監督の熱い姿勢を感じました。)

ピッチではあまり見せない、優しい笑顔いただきました!

好きだった選手も教えてもらいました!

僕はもう将軍プラティニですね。ビューティフルゴール、スーパーゴール、でオフサイドとか、、、ワールドカップやトヨタカップでプラティニを見て好きになりました。あとはやっぱマラドーナですね。その辺の選手が大好きでした。

現役時代、いろんな選手とやれたので。それこそジダンがめちゃくちゃうまかったです。昔はスーパースターが日本にいたので。リトバルスキー、マスロバルがチームメイトにいて、相手チームにブッフバルトやドゥンガ、ストイコビッチ、ジョルジーニョ、レオナルド、ジーコとかいたんですが、やっぱ幸せでしたよ。ブラジル代表、オランダ代表、ドイツ代表っていうのがいましたから。 だから今の時代のJリーグもそうなってほしいなと思っています。本当にトップオブトップが最近日本に来なくなっちゃったので。

対戦した中でも「違うな!」っていう選手はいました?

1番はレオナルドでしたね。あまり動かない選手はボールが来る前になんとか勝負できるんですけど。もうレオナルドはずっと動いているんですよ。ほんと捕まえるのが大変!ちょっと前を狙ったら裏取られますし。左利きですし。

(世界の選手と日本でチームメイトとして一緒にサッカーできていたことについてお話する監督の目はキラキラと輝いていました✨)

めちゃくちゃうまかったですね。面白かったです。世界のトップオブトップがチーム内にいる、リトバルスキーとマスロバルがいたっていうのは、プレーだけじゃなくて、その振る舞いも含めていろいろ勉強になりました。だからJリーグがガッて伸びたんだと思うんですよね。やっぱ本物がいたんで。
何でもそうですけど、やっぱり本物を見て学ぶっていうのは1番早いなと僕は思いますから。そこから自分のオリジナリティーを出していくのが良いと思っています。

(「最初は上手な人の真似をするところから始めますよね!」とすろーかるのデザイナーも大共感でした!)

”お家に来たお客さんをおもてなししている感じで!”というリクエストに応えてくれました。
ちなみにコーヒーよりお酒がお好き。

国内でリスペクトしている選手はいますか?

日本人でも三浦知良という素晴らしい選手がいましたから。見せ方とかも含めて、ただボール蹴ってるだけがいいわけじゃないんですよね。「いやいや見られてなんぼだ」とか、「いいことは派手にやるんだ」とか「サッカーをより広く知ってもらうんだ」とか、「素晴らしいものだって伝えなきゃいけないんだ」とかっていうのをカズさんは言っていました。ただ自分が“良いプレーする”とか“一生懸命”とかじゃないんですよね。だから自分の見せ方とかも勉強になりますよね。自分をどうブランディングするかみたいなのは。

まだ現役っていうのがすごいですよね!


すごくないですか!!世界で1人だと思う。だって、俺のあと10年後にまだサッカーやってるんですよ!伊東輝悦とかもそうです。1個上ですけど、今年50歳ですからね。考えられないです。僕、試合だけだったらできるんですよ。でも練習が辛いんです。この間もね、選手が頑張ってるからちょっと俺も付き合ってやろうかなと思ってやったら、すぐピキって来て、あ、ダメだダメだ無理無理無理みたいな(笑)。それも今の選手めっちゃ足が早いですから。凄いですよ。それを50何歳でやってて、またすごいのは、誰もやったことないからわかんないって言うんですよ。要は誰かやったことある人がいればそれを見本にできるじゃないですか。でも50何歳でやってる人がいないから。この間も「自分しか頼りなくて、自分が実験台になってやってるつもり」って言ってました。パイオニアって言われる人ってすごいと思います。

(カズ選手に対してのリスペクトが止まらない!本当に尊敬されている人の一人なんですね。)

今回の企画に合わせて私服で撮影にご協力いただきました!私服姿も素敵✨

現役時代、エスパルスと対戦することもあったと思うんですが、エスパルスに対してどんなイメージをもっていましたか?

アイスタで勝った思い出が1回もないんで、もう嫌で嫌でしょうがなかったです(笑)。いろんな思い出がありますけど、サポーターの人たちが、本当にサッカーを知っているなと思いました。ちょっと背後の浮いたボールをちゃんと処理したら拍手するとか。前向かないでバックパスすると「おーい」みたいな感じで、おじいちゃんおばあちゃんたちが言うみたいな。
もちろん選手もね、伊東輝悦、ノボリさん、オリバ、森岡、市川大祐やアレックスもいるとか、、、やっぱ強いなっていう印象でしたね。だからすごいなと思ってます。さらに今サポーターが我々を後押ししてくれているんで、ホームじゃ負けないでしょって思ってます!日本一のサポーターいますから!

(“日本一のサポーター”、とても良い響き!!嬉しくなりますね!)

いつもベストピッチ賞をとるようなめっちゃ綺麗なピッチですし。昨日(取材時、徳島戦の次の日)もあんだけ雨降っても全然問題ないんですよ。普通ビチャビチャで蹴れなくなるのに。もうほんとに大好きです。ここはやっぱ強くなんなきゃ。絶対強くしたいと思いますよね。絶対強くなんなきゃいけないと思います。

最後に熱いメッセージ、ありがとうございます!監督の思い描く強いエスパルスを後押しできるように私もサポーターの一人として引き続き応援していきます!改めて、秋葉監督ありがとうございました。

すろーかるも読んでいただきました。

監督のサイン入りすろーかる5月号をプレゼント!以下のGoogleフォームからご応募ください!〆切5月31日(金)

https://docs.google.com/forms/d/1e8H320HsqSHm-4DROCk2FfEa4AC6o6VK1FPqdh-OiPo/edit