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動画生成AIビジネスを考える(3)文字から動画

下の動画は「Runway Gen-3 Alpha」の動画生成機能
text to video(文字をビデオへ変換)」によって生成された5秒ないしは10秒の動画クリップをつないで制作した生成AI動画になります。

各動画クリップは、「キーワード」と「テキストプロンプト」という、文字情報のみで生成された動画クリップです。
画像を動画に変換したわけではありません。テキストプロンプトのみです。

下のYouTube動画は「1080p(HD)」の画質でアップロードしてありますので、YouTube の画面下の「設定」ボタンで「画質」のところを「1080p(HD)」に変更したのち、一番右の「全画面」ボタンをクリックすれば、ネット回線の速い方は高画質表示で画像を確認することができます。また、フレームレートは60fps(1秒60コマ)に設定してあります。

INVISIBLE ZONE/不可視の領域(2分11秒)字幕付き


企画・制作方法などについては、また後日、このページに追加しておきます。とりあえず、7月12日の深夜にプロトタイプが完成したのでまずは公開してみました。

ナレーションは、「ElevenLabs」の「TEXT TO SPEECH」

の機能を使いました。 アクセントがややあやしい箇所もありますが、海外の会社が「日本語」をここまで上手に再現しているのは、なかなかの機能だと思います。

自分史上、過去最長(2分11秒)の長さのAI動画ですが、
なぜこの長さになったかというと、ナレーションデータの長さが2分11秒なので、必然的に動画も同じ長さになりました。

ナレーション音声データ (元記事のテキスト


Runway Gen-3 Alphaの設定
Settings(設定)
Generated with : Gen-3 Alpha
Seed : 2543568397
Aspect ratio : Landscape (16:9)
Resolution : 720p (1280x768)


ナレーションの文字データ

ある映画監督は、こんなことを言っています。

「映画は、見えないものが命である。」

また、神話学者のジョーゼフ・キャンベルは、
こんなことを言ってます。

「すべての神話の基本的テーマは、
 目に見えるものを支えている
 目に見えないものを描くことである。」

神話学者 ジョーゼフ・キャンベル

この「目に見えないもの」とは、一体何なんでしょうか…。

これはひじょうに壮大で深遠なテーマであり、言葉では単純に表現仕切れないこととは思うのですが、「地球交響曲」というドキュメンタリー映画を作っている龍村仁監督の「見える世界と見えない世界」というコラムの中で、そのヒントになりそうなコメントがありました。

物は光が当たることによって見える。光が当たることによって影の部分が生まれる。私たちは光が当たった "見えるもの" だけを実在と信じてしまう。
しかし、そこには "見えない" 影の部分が同時に生まれ、そしてそのすべての源に光そのものがある。私たちには、光そのものは見えない。しかし、その光の実在を感得できる"心"がある。

このコメントをヒントにして考えると、「目に見えないもの」というのは、物質と精神でいえば「精神」、身体と心でいえば「心」の部分にあたると考えられます。顕在意識と潜在意識でいえば、自分では自覚できない「潜在意識」の部分が人間の行動の基盤になっているように、我々人間は、「目に見えるものを支えている目に見えないもの」に大きな影響を受けています。

科学的には、まだ解明されていないこれらの「不可視の領域」の存在を伝えていくことが、ジョーゼフ・キャンベルが研究して体系化していった「神話」の存在意義のひとつでもあったような気がします。

「目に見えないもの」をどうとらえ、どう描いていくかということが、物語をつくる上でも、映像をつくる上でも、とても重要で根本的な部分になっているような気がします。


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