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Midjourneyをアバンギャルドに使う(1)芸術性
上の見出し画像は、画像生成AIツール/Midjourneyで生成したものです。
プロンプトを指定して、パラメーターを調整することにより、こうしたアート性の高い画像が生成されることに、あらためてMidjourneyのテクノロジーの凄さを再認識しています。
ところで、画像生成AIで画像を作成するのは、料理を作るのによく似ているような気がしてます。
料理を作るためには、
★どんな食材を使うか(肉、魚、野菜、麺類)
★どんな調理法を使うか(焼く、煮る、蒸す、冷やす)
★どんな調味料を使うか(塩、胡椒、ハーブ、スパイス)
Midjourneyを料理に例えるとすれば、
★食材は、プロンプト(主題)
★調理法は、スタイル(テイスト)
★調味料は、パラメーター(表現レベル)
という感じかなと思います。
今回は、調味料としてのパラメーターをどうコントロールすればいいのか、実際の数値を比較しながら考えていこうと思います。
★
さまざまなパラメーターの中で、今回は調味料としての3つの重要なパラメーターを下記のようなコンセプトで調整して画像生成してみました。
(1)Stylization : --stylize(芸術性)
(2)Weirdness : --weird(独自性)
(3)Variety : --chaos(多様性)
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食材であるプロンプトは、
「アバンギャルドな女の子のイラスト」
「Avant-garde, illustration of a girl」
あとは、パラメーターの数値をいろいろ変えて、画像がどのように変化するのかシミュレーションしてみました。今回は、
(1)Stylization : --stylize(芸術性)
の数値を変化させてみました。Stylizeの既定値は100で、0 から 1000 の間で調整できます。
Midjourneyのヘルプより/Stylization : --stylizeについて
https://docs.midjourney.com/hc/en-us/articles/32196176868109-Stylize
Stylize(スタイル設定)とは何ですか?
スタイル設定は、画像にどの程度の芸術的創造性を適用するかを変更するスライダーと考えてください。スタイル設定が低いと、プロンプトに非常に忠実な画像を要求するのと同じです。
Midjourney は、余分な装飾をせずに事実に忠実です。スタイル設定が高いと、Midjourney にアイデアを解釈する自由を与えるのと同じです。画像はより芸術的で視覚的に興味深いものになるかもしれませんが、プロンプトの詳細から逸脱する可能性があります。
つまり、Stylize(スタイル設定)を使用すると、画像をより文字通りにするか (プロンプトに基づいて)、より創造的で芸術的にするかを選択できます。Stylize(スタイル設定)の既定値は 100 で、現在のモデルバージョンでは 0 から 1000 の間で調整できます。
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まとめ
Stylize(スタイル設定)の数値は、0~1000まで指定できますが、実際の作例からも単に数値を高くすれば良いわけではないことがわかります。確かに数値が上れば、より洗練されたアート感はでますが、それがベストというわけではないと思います。「--stylize 0」の 画像にもある種の芸術性は含まれています。
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プロンプトにもよりますが、どの数値にスライダーを設定するかは、作者のセンスであり、どんな料理にするか、調味料のさじ加減ということです。求めているテイストの最適値は、生成しながら探していくという感じでしょうか。
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#アバンギャルド #avantgarde #前衛芸術 #stylize #Stylization #Midjourney
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