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『シード ~生命の糧~』映画上映会をします!未来を守る種を蒔こう 2025年5月10日(土)


おはようございます。ここさんぽの中川です。

家ではプランターでコンポストをしています。
去年の夏、調理で出たかぼちゃの種をコンポストの土に埋めたらたくさん芽が出てきて驚きました。

夏に食べ終わったビワの種を鉢に蒔いたら、秋から芽を出し、冬の寒さの中でもつやのある濃い緑の葉をしっかりと広げ、手の平をいっぱい広げたくらいに大きくなってきています。
いつかビワの実がなるのかと思うと毎日見守るのが楽しみです。

種を育てることは、種に秘められた生命の力を知る機会であるとともに、食べ物を作って私たちの命をつなぐためにも重要です。
種を育てる大切さを知り、種を守るための映画を、一緒に観てしゃべりたいので上映します。


シード ~生命の糧~予告編

映画の紹介

****公式プレスより****

20世紀中に種子の94%が消滅 種子の多様性が失われている

私たちの命そのものというべき種は、1万2千年以上もの間、世界中の人々によって大切に受け継がれてきた。
しかし、驚くべきことに 20 世紀中に野菜の種子の実に94%がすでに消滅。気候変動や、世界の種子市場を多国籍企業が独占するようになったことが大きな要因だ。
市場には遺伝子組換え作物(GMO) が登場し、多くの国々で農家が種子を保存し翌年蒔くことが禁止されるようになった。

結果、古くからの農業の伝統が途絶え、人類史上最も早いペースで種子の多様性が失われているのだ。

種は未来に実りをもたらすタイムカプセル

在来種が失われ続けている今、人類の未来の糧を守るため、世界中の種の守り人、シードキーパーたちが挑戦を続けている。

「種子は私たちの子孫」とトウモロコシの種を守り続けるアメリカの先住民たち。
人類の終末に備え、最大300万種の種を貯蔵できる永久凍土にあるシードバンク、スヴァールバル世界種子貯蔵庫に種子を保存する人々。
世界中を駆け巡りながら、種を南米やアフリカなど世界中で収集する植物探究者たち。
ヴァンダナ・シヴァ、ジェーン・グドールやウィノナ・ラデュークなど著名な活動家と種子の多様性を守る方法を探る。

作品背景

地球上で、種ほど奇跡的で必要不可欠なものは数少なく、人類の始まりから、崇められ、大切にされてきたこの小さな斑点のような命が、生命の全ての源です。
小さいタイムカプセルのように、その中に歌や、栄養、記憶、そして文化が詰まっています。
種は私たちの栄養や衣服となる、生活全ての原料です。
本当の意味で、種は命そのものなのです。

しかし現代では、この自然界から貴重な贈り物が深刻な危機に瀕しています。
ここ1世紀足らずの農業革命において、古の時代から農業に関わる人々によって守られてきた豊富な種子の多様性は、一握りの大量生産の種子に絞られてしまいました。
「経済成長」の呪いと、利益への飽くなき欲求が、伝統的な農家にも機械化した農業ビジネスへの道を敷き、同一作物の生産を恐るべき規模で進めていったのです。

最近のニュースは、アイルランドのジャガイモ飢饉が、今日のグローバル化された食のシステムですでに繰り返されているのではないかと示唆しています。
ニューヨーク・タイムズ誌などの大手有力誌は、目先のことしか考えずに脆弱な単一種に依存しすぎているがために、バナナやオレンジ、コーヒー、ココナッツなどの果実の供給には崩壊の危機が差し迫っていると伝えています。
種子の多様性が失われれば、農作物の病気は広がり、自然界のバランスが崩壊してしまいます。

長い間、地球上のあらゆる文化圏において、種は私たちに世代を超えて継承されていくものだと信じられてきました。
しかし現在、種は企業の私的資産としての独占が加速しています。
農薬を扱う 10 大企業(モンサント、シンジェンタ、バイエルを含む)が世界の種子市場の3分の2以上を独占し、莫大な利益を得ています。

無菌室で作られた遺伝子組み換え作物(GMO)が米国や世界各国で農地や食卓を席巻しています。
米国ミネソタ州からインドのマディヤ・プラデーシュ州に至るまで、農家の人々は一握りの大企業が特許を取得している種子を購入し、種を蒔くために奴隷のようにあくせくと働いているのです。

もし農家の人々が、これまで人類が1万2年以上続けてきた伝統的な習慣に則り、季節ごとに種を採種したりすれば、無情にも訴えられてしまいます。(インドでは、過去20年間において、このような状況下で働く農業従事者25万人以上が自殺に追い込まれました)
世界各地で人々は、私たちの未来にとって種の重要性が極めて高いと気づき始めています

過去、世界50カ国、400以上の都市で、数百万人の人々が反モンサント大行進を起こしました。
米国カリフォルニア州からコネチカット州までの都市では、投票によって遺伝子組み換え食品の表示が提案されています。
これはGMO関連の大企業にとって脅威
です。

サスティナブルで主体的な種のパラダイムシフトのため、シードライブラリーやコミュニティガーデン、そして熱意のある次世代の農業従事者たちが現れています。
戦いは続いており、深刻な事態を打開するための闘いが続いています。農業ビジネスの暴走と、環境的・文化的・精神的破壊の間で、種は人と地球が再び相互に共生し合うための意義深い機会を与えてくれているのです。
種こそが私たちに永遠の未来を約束し、豊かな新たな世界を生み出すことが出来ます。
しかし、もう時間があまりありません。

本作は、この人類の危機的状況において、種の示す美しさ、希望、そして奇跡に焦点を当てました。

辻信一さんコメント

この日本でも「規制緩和」、「民営化」、「自由貿易」の名の下に、グローバル大企業によるタネの支配が進行中だ。
命の源であるタネが危ない。
ぼくたちもこの映画に登場するタネの守り人たちの輪に連なろう。
********

映画上映会参加申込み

【映画】 シード ~生命の糧~
【日時】 2025年5月10日(土)13時30分~
【場所】 越谷市市民活動支援センター活動室B
       (おむつ替えスペース、授乳スペースがあります)
【対象】 どなたでも!お子様連れ大歓迎です!
【入場料】 
一般の方:1000円または物
子連れの方:500円または物 
子ども、学生、院生:無料
※子連れの方とは、子ども、学生、院生と一緒の保護者の方です。
※物は、野菜、お米、醤油、味噌、農産物加工品、木製品、竹製品、草木染めの物など、自然とつながる楽しいものであれば何でもよく、種類や量はお任せします。
使っていないウクレレがあれば大歓迎です!!

スケジュール
 13:15   開場・受付
 13:30   映画上映開始
 14:30頃 上映終了、休憩
 14:40頃 感想シェア会・種の交換会
 16:00頃 終了
映画を観るだけでも、感想シェア会でしゃべっても大丈夫です。
一緒に観た映画について語り合うのはとても楽しいです!
遅れてのご参加、途中での退出も問題ありません。

【参加方法】
以下のフォームからお申込みください。
申込順の定員30人、自由席です。
キャンセル料はありませんが、キャンセルの場合は早めにお知らせいただけると助かります。

ここさんぽの今後の活動予定

  • 2月21日(金)『医学生 ガザへ行く』映画上映会@越谷市市民活動支援センター

  • 2月23日(日)梅林公園への散歩会

  • 3月1日(土)『0円キッチン』映画上映会@越谷市市民活動支援センター

  • 3月22日(土)『ANIMAL ぼくたちと動物のこと』映画上映会@越谷市市民活動支援センター

  • 4月5日(土)元荒川でのお花見散歩会

  • 4月13日(日)『幸せの経済学』映画上映会@越谷市市民活動支援センター 

  • 4月26日(土)『都市を耕す エディブルシティ』映画上映会@越谷市市民活動支援センター *種の交換会も同時開催!

  • 5月10日(土)『シード ~生命の糧~』映画上映会@越谷市市民活動支援センター

  • 5月24日(土)『グリーン・ライ~エコの嘘~』映画上映会@越谷市市民活動支援センター


今日も素晴らしい一日です。 ここさんぽ


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