1/29 早朝読書会 梶井基次郎「檸檬」1
読書会をやってみて
梶井基次郎「檸檬」の読書会を6名でやりました。
今回は最初から七段落目の「…書籍、学生、勘定台、これらはみな借金取りの亡霊のように私には見えるのだった。」まで読みました。
突然「えたいの知れない不吉な塊」が心の中に現れ、自身の心を抑えつけるようななってしまった主人公。それ以来、以前美しかったものに嫌悪するようになり、みすぼらしいものに惹かれていく…そんな内容でした。
主催者の感想はここに書きました。
ご参加いただいた方の感想
ウエノさん
みなさんのお話を聞けたことで、『檸檬』の世界観だけでなく、日常風景の捉え方や見え方まで、明るさや軽やかさ、彩りが加わったように感じました。一人で読むだけでは得られない新たな世界観に触れられて嬉しいです。
Mimiさん
ある出来事を境に物の見え方が変わったような気がするときがあります。例えば何か夢が叶った日は、全てが世界がバラ色に見えるかもしれません。また逆に誰かとケンカした日はムシャクシャして全てが腹ただしいかもしれません。この「檸檬」の冒頭は、以前とは異なる変わってしまった物の見え方の感覚を詳細に目に見えるような描写で説明していて、引き込まれました。表通りよりも裏通りの方が好き…分かるような気がします。心が弱っているときは特にキラキラした美は攻撃的に感じることがあります。続きが気になります。
次回
土曜日と日曜日交互に開催致します。いずれも朝6:00〜7:00です。
興味を持った方はぜひご参加ください。
2/4(土) 旧約聖書『ヨブ記』9章
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