11/24 早朝読書会 芥川龍之介「或旧友へ送る手記」 レポ
読書会をやってみて芥川龍之介「或旧友へ送る手記」の読書会を5名でやりました。
この作品はその名の通り、芥川龍之介が自殺する前に書いた手記です。「何か僕の将来に対する唯ぼんやりした不安である。」という言葉は有名ですね。
今回じっくり読んで気付いたのですが、情緒に訴えかける文章ではなく、かなりシステマティックな文章だと思いました。〈マインレンデルは抽象的な言葉に巧みに死に向ふ道程を描いてゐるのに違ひない。が、僕はもつと具体的に同じことを描きたいと思つてゐる。〉と書いてあるよう