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読書会レポート

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読書会のレポートです。主催者の感想、ご参加いただいた方の感想を載せています。
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2023年3月の記事一覧

3/19 早朝読書会 芥川龍之介『蜘蛛の糸』レポ

読書会をやってみて芥川龍之介『蜘蛛の糸』の読書会を9名でやりました。 地獄の底にいた犍陀多(カンダタ)という大泥坊、この男は現世で数々の悪事を働いてきました。しかし、蜘蛛の殺そうとしたが思いとどまったことがあることをお釈迦様は評価し、蜘蛛の糸で地獄にいる犍陀多を助けようとしましたが、犍陀多がやらかしてしまい再度地獄へ落ちてしまう、といった内容でした。ぼくは小学生のときに読んだ以来、久しぶりにこの作品を読み、子供の頃に読んだ時の感覚とまた違う感覚で読むことができ、面白い体験がで

3/11 早朝読書会 『旧約聖書 ヨブ記』11章レポ

読書会をやってみて『ヨブ記』11章の読書会を7名でやりました。 今回読んだ11章はナアマ人ツォファルの弁論で、ヨブに対して「ぐちぐち言ってないで、罪を認めて反省しろ!反省すれば神様から許してもらえるから!」というようなことを語っていました。 読書会で、「友人たちは自分たちの中で一番信心深かく、真面目だったヨブが不幸になってしまったことによって、友人に不安が広がってしまった」という意見がありました。この意見にはなるほどと思い、今後『ヨブ記』を読む上での補助線になりました。 『

2/26 早朝読書会 梶井基次郎「檸檬」3

読書会をやってみて梶井基次郎『檸檬』の三回目の読書会を9名でやりました。 今回は十六段落目の「ある朝――その頃私は甲の友達から乙の友達へ…」から十五段落目の最後まで読みました。 果物屋の檸檬を手にした主人公が、丸善の画本の棚の前へ行き、爆弾に見立てて持っていた檸檬を置く、というような内容でした。 主催者の感想はここに書きました。 次回土曜日と日曜日交互に開催致します。いずれも朝6:00〜7:00です。 興味を持った方はぜひご参加ください。 3/11『ヨブ記』11章