一番大切なものは?

あるところに、ひとりの男の子がいました。
その男の子は、誰よりもみんなのことがだいすきでした。みんなの頑張ってる姿を見て、しあわせで、たくさんほめて、愛を注いで。大事な人ばかりできていって。

自分のことを、全く大切にできていませんでした。
しかも、その少年は、「大切にする」ということが、どういうことか、わかってませんでした。


そんな、少年が、僕でした。
私は、みんなのことが、本当に大好きで、かけがえのない存在。みんなのしあわせを願ってたんです。いろんなことをやってって。いろんなことを話してって。
幸せだなって気持ちがいっぱいだったんだ。

でもそれは、ほんとうのしあわせだったのか?

ぼくはもとから、自分に自信がありませんでした。
僕はいつも、陰で誰かを支えたい、と思っていました。みんなががんばってるのがわかるからこそ。その気持ちをたくさんだいじにしていきたい。
だから、みんなの頑張る姿を応援したかった。でも、そのせいで僕は、自分に自信を無くし、自分を下の存在だと思って。

僕は、自分を、傷つけていた。
さらには、他人も、傷つけていた。

僕は、ようやく、自分の闇と、見つめ合うことができたんだ。

2月5日。僕は配信で気づかないうちに、誰かの気持ちに流されていた。
イベント直前で苦しいなか、他の人の感情に流され、自分を見失い。

自分のことも、いつも来てくれる人のことも、どこかにいってしまい。

完全に、その人に、利用されていた。

配信が終わった後。僕は、真っ先に、ヴォルに、怒られた。
僕は、ようやく、流されていたことに、気づいた。
僕がとことん流され、いつの間にかその人に同情し、自分を見失ったんだって。

そして、僕は、改めて考えた。

僕は、配信でいつも、「お仕事なのに来てくれてありがとう」と言っていた。
でも、僕も、忙しいんだよね?
僕は、他の人が頑張っている姿を見て、それが本当に素敵で、だからこそ嬉しかった。でも、僕は、まだまだ頑張らないといけない、とだけ思ってしまい、自分の頑張りを否定してばかりいた。
それで不安が続いていってしまって、結局ふさぎ込む。

僕も頑張ってるのに?褒めないの?

皆が頑張ってるから応援したい。
でも僕は頑張ってないの?

だから、そういって、また、他の人の勢いを強めるの?

僕だって、とっても頑張ってるじゃん。

朝頑張って早く起きて、
難しい授業を受けて。
宿題を頑張ってこなして。
配信でみんなと仲良く話して。
ゲームもなかなかできず。
オリ背のために今まで以上に大変な作業をこなして。

これで、まだがんばれと?

僕以上に頑張ってると思い込んだ人を、応援しようとするの?

本当は、頑張ってるかなんて、だれにも分からないのに。
不安にふさぎ込まれて、落ち込んで。
こうして、みんなの応援をないがしろにしていった。

自分を傷つけた。

そして、それ以外の人の応援に、気付かなかった。

今日だけじゃない。僕は、いつもこうだった。
「頑張ってる」ことが目に見える人ばかり輝かせて、いつもいる人の大切さに気付いていながら、それを大切にできていなかった。

本当は大切にしているつもりだったとしても、僕は、それを形にできなかった。

形にできない行動は、何の意味もないのだ。

それが、より強く出たのが、5日の配信だったんです。

改めて、原点に立った。

僕は、今、できることは、今まで以上に、僕を大切にすることなんだなって、改めて分かった。

みんな生きているだけでえらい。それは、僕もなんだ。
仕事できてえらい。それは、僕こそが言われるべきだし、言うべきなんだ。

僕は、みんなが言っていた、「頑張ってえらい」を、受け取って、否定しないようになるんだ。

確かに僕は不安になる。
ちょっとしたことで、どうすればいいんだ、と不安になる。
でも、それに流されてちゃだめだ。

誰よりも僕は輝いているんだ。
しあわせを、受け取っているんだ。

それを、否定して何になるんだ?

しかも、本番はオリ背イベ期間。
そのころにはもっとつらくて大変なことがいっぱいあるだろうに。
はたして、ここで行き詰ってて、僕は生き抜けるの?

僕は、本気ですべてのことに向き合いたい。
みんなのことも。
僕のことも。

不安だった僕を、救い出してくれた。
それが、今だったんだ。

そう。

僕は、今、輝いているんだ。


みんなのそばで、いろんなことができて、いろんなことにむきあえて。

僕は、今、輝いているんだ。


誰よりも、たくさんのことをやってみたくて。愛されたくて。

僕は、今、輝いているんだ。


皆と一緒にかなえたい。
皆で仲良く、幸せに走り抜けること。

最後に信じられるのは自分。
たくさんの応援を受けて。
僕は、弱音を吐かない。
誰よりも自分をわかっているからこそ。
もう、勝手に自分のことを否定したくない。

最後に自分を褒められるのは、僕自身なんだ。


みんな。輝きをくれてありがとう。
そばにいてくれてありがとう。

僕は、こうして、みんなに見守られて、本当に幸せなんだ。

だから、みんなの応援を無駄にしない。
「そばにいてよかった」と思ってもらえるような、素敵な自分になって、

いつか、僕の作る「Original」をたくさんの人に受け入れてもらえるように。

もっと、成長するんだ。

さぁ、もう、止まらないよ。

一緒に、たくさんの光と幸せ、見つけていこうね。

僕に、幸せをありがとう。
僕に、愛情をありがとう。

僕よ、たくさんの愛を注げてえらい。
僕よ、しあわせたっぷりで過ごせてえらい。

もう、迷わないよ。


一番大切なものは?


………もうわかってるくせに。

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