【ジビエレザー】ワナを仕掛けてみよう【狩猟同行2日目】
こんにちは、ともこです!今日も見回ります!
▲こちらの記事の続きです。
2日目は、快晴
空が青いと、景色が2割増になる気がしませんか。
くっきりした緑色が、眼球に降り注いできます。
花粉も、眼球に降り注いできます。
今回の狩場である山も、もれなくスギ山!
うららかな日ほど、眼球が・・・ッ・・・
朝一番、見回り一周
この日は本業の方でリモート会議が立て込んでいたハンター。
まずは朝一番、会議の前に一周ワナを見回ります。
残念ながら、ケモノは不在。
ハンターは軽トラに乗り、電波を拾いに山道を降りて行きました。
私と夫は山の中で2時間ほど暇だったので、林道を散歩。
木でできた長い階段を見つけたり・・・
キツツキの穴を発見したり!
小さな体でこんだけの穴を開けるってすごい。
この葉っぱだけ、やたらフサフサ茂っています。
苦味が強いので、鹿があんまり好まないらしい。。命拾いしてる。。
坂道を上がった先に、わりと開けた平らな場所がありました。集落に活気があった頃、田んぼだったそうです。今ではすっかり林になっています。
木々のスキマから、緑色が揺れているのが見えます。
山、美しいです。
わなを仕掛けよう!
会議が終わったハンターが戻ってきました!
新たに2箇所のワナを仕掛けるらしく、セッティングの様子を見せてもらえました。セッティングポイントまでは、山小屋から徒歩15分ほど。
昨日はなかったあしあと発見!この水辺は利用されているようです。
水辺のすぐ近くで、ヌタ場を発見。まだ新しい状態です。
この近くにワナをセッティングします。ワナの形は、とってもシンプル。こちらが踏み板です。
ケモノがこの踏み板を踏み抜くと、バネの力でワイヤーが締まります。
まずは手近な木にワイヤーを結び、バネを縮めます。
踏み板とワイヤーを地中に埋めます。
土をかぶせてカモフラージュしたら、完成。
これで目立ちません。踏まないように気をつけないと。
ワイヤーが締まる瞬間は、かなり痛いはず・・・。
ワナを仕掛け終わると、またもや山を降りていったハンター。午後からのリモート会議があるそうです。私は山小屋に帰り、布団を干して、ちょっとだけ仕事をしました。
狩猟同行にきた理由
あっという間に明日が見回り同行最終日。皮だけになってから出会うのではなく、山で生きている姿が見たい。繁延あづささんの『山と獣と肉と皮』に書かれていた関心が、私にもあったのかも。
日々台所に立ちながら、じつは想像しきれない部分が大半だということに気づいてしまった。実際の現場を知らないのだから想像力の精度が低い。私はだんだん、"一度は事実を目の当たりにしたい"と思うようになってきた
ーー繁延あづさ著『山と獣と肉と皮』p.50より
ジビエレザーブランドを作りたい!と思いついてから、
実際に革を触って、キズを見て「どんな場面でついたキズかな」と想像します。
でも、繁延さんが書いている通り、見たことがないので想像の精度が低いんです。
革小物を通して、里山を身近に感じてもらいたいと思っています。
そのためには、私自身が実際の現場を知らないと始まらない。
そう思って狩猟同行にきました。
ワナは待ちの猟。
父には猟犬がいないので、猟はケモノ次第です。
今回出会えなくても、出会えるまで何度も山に入ろうと思います。
明日、かかってるといいな。
最終日に続く!!
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