取りたいTOEICスコアをピンポイントで撃破する、古代インド式目標設定術
TOIECで毎回目標スコアに達しない理由は、間違った目標設定にあります。
今日は狙ったスコアをピンポイントで撃破する、古代インドの秘話を紹介しようと思います。いつも授業の中で学生には伝えている話ですが、目標達成率が高いので、特別にNoteでも公開しようと思ったのです。
元々がサンスクリット語で書かれている話なので、日本語に翻訳されているページは超少数でしたし、英語に翻訳されているページならあるのですが、それが読めるくらいならTOEICには困らないはずです。
さて、結論から言うと
ピンポイントの目標そのものを、ピンポイントで見て、ピンポイントで追う
です。
なぜそうなのか?それが分かる古代インドの話はこちらです。
昔むかし、弓術の先生が3人の弟子に課題を出しました。水辺の木に吊るしてある木魚の目を射抜いてみせよと言い、3人の弟子は順に矢を射ることになりました。
最初に一番年上の弟子が矢を射る事になり、先生が「何が見える?」と質問したら「空が見えます。それから水が見えます。あと、木が見えます。それから的が見え...」、という答えが返ってきたので、先生は彼が言い終わるのを待たずに彼を失格としました。
二番目の弟子が矢を射る番になり、先生は同じ質問を答えました。彼の答えは「木の枝が見えて、それから木魚が見えて...」だったのですが、またしても先生は彼の答えを遮って、失格としました。
残ったのは一番年下の弟子で、やはり彼にも同じ質問をしたのです。すると、彼は何らためらわずこう答えたのです。
先生は、こう聞くやいなや、彼に「矢を放て」と命じ、かくして矢は見事魚の目を射抜いたのでした。
カンの良い皆さんならこの話のポイントは、もうお分かりだと思いますが、
「目標を絞りに絞り、それ以外は見ないことです」
現代は情報が入りすぎてしまう時代なので、インターネットがまだ無かった時代よりも、惑わされることが多くなりました。これもいい、あれもいい、みんないい。で、結局、何も成し遂げられない。そんな人が増えた気がするのです。
話の中で、最初の人は、肝心要の魚の目よりも、周りの環境に行ってしまい、そんな誘惑が多い状態なら例え矢を何本放っても当たるわけがないということを先生は熟知していたのです。
次の人も、見てしまった範囲はやや狭いものの、究極の目標以外を見てしまったという点では、最年長の弟子と何ら変わりがありません。
結局目標を達成できるのは、ピンポイントの目標そのものを、ピンポイントで見て、ピンポイントで追うことができた人だけなのです。
TOEICの勉強も全く同じです。取りたい点数だけを考える。それよりちょっと高かったら良いな、というあわよくば精神は持たない。
下の写真をよく見てください。
中心から1mmでも逸れたら、もうそれは中心ではありません。
それは華麗なる「ハズレ」です。
つまり失敗です。
「では800点を取りたいから820点を取るような目標設定ではいけないのですか?」と言いたい人が居るのは分かります。
そんな人にはこう言います。
「だったら820点取ることだけを考えなさい。」
あわよくば中心に当たってほしいな、なんていう気持ちでは中心には当たりません。それと同じで、中心より中心を狙えば中心にあたるかもー、という考えも、情報過多です。
ピンポイントで狙い、ピンポイントで追い続けるとは、そういう情報過多な状態を一切排除した状態なのです。
そのため、800点取りたい人は「800点」のことだけ考える。
900点取りたい人は「900点」のことだけ考える。
これこそが勝利への鍵です。
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本当は有料公開にしようと思ったのですが、具体的なやり方には触れておらず、概念だけの紹介なので無料の公開と致しました。