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オーストラリアのシェアハウスの探し方1。図鑑式で徹底解説。[留学経験値300%アップ術Vol 19]

これからオーストラリアに行く・もう居るけど「家探しのことが分からない!」という不安は大きいですよね。本シリーズでは、住居のことで困ったり損しないために、家探しのプロセスについて解説していきます。本記事を読むと

・良いシェアハウスの7条件が分かる
・シェアハウスの3形態について知れる
・シェアハウスの探し方ツール3つを知れる
・その使い方も知れる
・シェアハウス詐欺から身を守る方法を知れる
・お問い合わせに使う英語表現も知れる

オーストラリアという素敵な国で皆さんが嫌な思いをしてほしくない...という、私ならではのオーストラリア愛を込めて書きました。そんなわけでまずは、住居形態図鑑で全体像から!

本記事ではホームステイではなく、シェアハウスに絞った話、特にシェアハウスの探し方に絞った話をしていきますね。

「ホームステイとシェアハウス、どちらが良いの?」という疑問には過去記事にて回答していますので、よかったら一度のぞいてみてください。シェアハウスのメリットについても書きました。

必要な情報がピンポイントで欲しい人は、興味のある項目を目次から拾い読みできますが、オーストラリアのシェアハウス事情の全てを頭に叩き込みたい人は長いですが、全部読んでみましょう。


シェアハウスさがしの全体の流れ

まずは全体像から。

*本記事でカバーするのは、Aの家探しについてで、残りは別の記事にします。

1の住居形態の決定とは、本記事最初に挙げた5つの住居形態から選ぶことです。同じシェアハウスでもどんな形態のシェアハウスかを決めなくてはなりません。次の章に一覧を載せています。

2の情報収集とは、ウェブでの情報検索術についてです。損しないシェアハウス選びのためには、それぞれの情報ツールの長所・短所を熟知している必要があります。

3の内見とは、見学のことです。住みたいシェアハウスに目星を立てたら、契約を結ぶ前に実際に足を運んで、見学をします。このことを「Inspection (インスペクション)」と呼びます。何を見るのか、何を質問するのか、について解説していきます。

4の契約とは、文字通り契約書に署名をすることなのですが、そのプロセス、注意点についてまとめています。詐欺られないためにはどうするか?あなたを守ってくれるのは「知識」です。


というのが全体の流れですが、まず前提条件として、「良いシェアハウスとは何か」を知っている必要があります。次の章では、それについて押さえていきましょう。


良いシェアハウスとは

シェアハウスは当たり外れが大きいです。住んでから「こんなはずでは...」と嘆いても遅いので、良いシェアハウスの条件をまとめたのですが、オーストラリア愛が強すぎて10枚になってしまった。。。これをチェックリストとして家さがしをすれば、まずハズレは引かないでしょう!!!

ちなみに、筆者自身は計44項目のチェックリストの内、43項目をいい意味でパスしたシェアハウスに住んだことがあります。天国でした。


A-1.住居形態→シェアハウスにはどんな種類があるの?

主なものを挙げればこの3つです。一番のおすすめは何と言ってもオウンルームですが、高いのが難点です。しかし、全てが高いというわけではありません。どの国にも隠れ優良物件はあるもので、安くて住みやすいオウンルームは探せば見つかるものです。次の章で情報収集について書きます。実際、筆者は5年間の滞在中4回引っ越しましたが、半分は優良物件でした。参考のため筆者のオーストラリア、ブリスベンでの居住歴を。

ご覧の通り、一通りの居住形態は経験しているので、この記事はちゃんとした体験にも基づいて書かれているのだな、と安心しながら読んでいただけたらと思います。

それでは、情報収集の話に入っていきましょう。


Aー2.情報収集全般について

シェアハウスを探す上でまず述べておかないといけないのが「シェアハウス詐欺」の存在です。 (当ブログ、語学の裏側らしく)

例えばよくあるのが、以下のようなケース。

いい物件を探し出し、家主に連絡を取った。家主から敷金と前家賃を振り込むように指示があり,お金を振り込んでしまった。しかし,その後家主からの連絡が絶えてしまった。
退去時に帰ってくるはずの前家賃が帰ってこない。
入居したら家賃を引き上げられた。

このように、留学生やワーホリの人を狙った詐欺が多いのが実情です。特に、英語力の低い人が対象になります。このような現実が有るとわかった上でシェアハウスを探しましょう。繰り返しますが、あなたを守ってくれるのは正しい知識です。

では、どうすればシェアハウス詐欺から身を守れるか?

信頼度の低い情報源より、信頼度の高い情報源から情報を取ることです。

それゆえ、最も安心度が高い方法は、人づてでシェアハウス情報を得ることです。学校で仲良くなった友達、職場で仲良くなった友達、ホームステイをしている人なら、ホームステイ繋がりから。彼らのリアルな実情報が一番聞くに値する情報です。

そのためには良好な人間関係を構築することが鍵となります。以前別記事で、留学先で最高の第一印象を英語力に頼らず小物で作る方法について書いたので、もしよかったらどうぞ。

ちなみに筆者は、オーストラリア生活中に住んだことがある家は、全て人づてによるものでした。人間関係、大事にしましょうね。

それでは以下より、実際に情報収集で使うツールについてです。


A-2-1.張り紙 (よく目を凝らして探すと意外と有る)

やや古典的な方法かもしれませんが、張り紙を甘く見てはいけません。街を歩いていると貼ってあったり、バスを待っている時にふと横を見ると張って貼ったり(どちらも実話です) 。オーストラリアにはAsian glossary shop(アジアの食料品専門店)と言って、日本、韓国、中国、東南アジアの食料を買うことができるお店があります。これに関しては後日記事にしますが、留学生が良く行く店なので、よく目を凝らすとシェアハウスの広告が入り口やレジ付近に貼ってあります。

大体の場合は英語以外にも韓国語や中国語で書かれているのですが、まれに日本語の広告もあります。

明らかに古そうな張り紙は、貼った人が剥がし忘れている可能性が高いので、募集している日付にも注意をはらいましょう。連絡先が電話番号のみの場合も散見され、英語力は不安な場合は勇気がいりますよね。それでもどうしても緊急で家を見つけないといけない場合、最下部のフレーズ集からいくつか試してみましょう。

A-2-2.日豪プレス (オール日本語の親切サイト)

定番中の定番と言ったらやはりこれ。オーストラリアに着いて間もない頃は、本当に助かるサイトです。個々の広告はおそらくプライバシー上見せないほうが良いと思ったので、サイト上部のバナーだけ映してあります。

シェアハウスの各オーナーさんが投稿しているので、個人広告のリストを見ることができます。空き部屋が出来次第、オーナーさんがその部屋の詳細をアップしています。個人広告ですので、誰でも投稿でき、詐欺が混じっている可能性もあります。細心の注意を払いましょう。(内見は必ずする。内見の前にお金を渡さない、など。)

良い物件があったら、広告内に連絡先があるので連絡を取ってみましょう。

サイトはこちら。


A-2-3.Gumtree (オール英語だが、優良物件が多い)

使い方は上のスライドにまとめたので、おそらくそちらを見てもらえれば分かると思います。

地元のオーストラリア人が日常的に使うサイトなので、情報の量の多さは保証されています。地元のオーストラリア人だから詐欺をしないという保証は無いですが、「虎穴に入らずんば虎子を得ず」です。積極的にコンタクトしてみましょう。 (ブログ一番下に使えるフレーズ集を準備しました。)


サイトはコチラ


A-2-4.Oz-youyou (オール中国語だが、中国語ができる日本人には美味しいサイト)

需要が少ないと思うのであまり深く触れませんが、中国語ができる日本人にとっては強い味方になります。中国人は仲間意識が強い民族で、外側に位置している人たちに対しては当たりが強いかも知れませんが、内側だと認めてもらえれば好待遇を受けれます。

基本的に中国人は日本のことが好きです。中国語が会話レベルで話せると、内側だと認めてもらえます。日本語教を教えてほしいから家賃を安くしてもらえたり。。。私のプロファイルをお読みの方はご存知かも知れませんが、筆者はオーストラリア滞在中に中国語を猛勉強していました。書くと長くなるので書きませんが、おかげで快適な生活を送ることができたので、中国語に挑戦して見るのもありかもしれません。 

サイトはコチラ


さて、以上がシェアハウス探しの基本的なツールです。もちろん他にもありますが、大抵の場合日豪プレスとGumtreeで用が足ります。もし他のツールも追加してほしい!という要望がありましたら、コメント欄よりお願いします。

それでは、何件か目星が立ったら次のステップは内見 (Inspection)です。そちらについて書いていきます。


Aー3.内見(Inspection)ですること

内見の一番の目的は、実際の家が広告どおりの家かどうかを見極めることです。別の言葉で言い換えたら、下見でしょうか。現地の日本人の間ではよく「インスペ」と呼ばれています。オンラインの広告では写真が上がっていますが、

・本当にその写真の通りなのか?
・広告の記載と現状の間に偽りはないか
・オーナー、住居人の人柄の確認

をしていきます。見る項目に関しては、[良いシェアハウスとは]に埋め込んでおいた[良いシェアハウスの7条件]がとりあえずの参考になります。チェックリストとして機能するように、チェックボックスを入れておきました。

ここで一点重要な事項を。

インスペはなるべく、誰かと行きましょう。特に女性の場合、知らない人の家に1人で行くのは危険です。

さて、多言語ブログらしい、家選びのアドバイスを。

ロシア語のことわざで「Не купи дом,  Купи соседа」というものがあります。

これは、新しい住まいを選ぶ時は、そこでの人間関係が最も大事だという意味です。オーナーは信頼できる人ですか?シェアメイトとは仲良くやっていけそうですか?助けてくれそうですか?会話好きですか?

インスペで家を見るのは当然ですが、人を見ることも大切なのです。

インスペの時の本格的なチェックリストは、後日また別の記事に上げようと思っています。


Aー4.契約時の注意事項

インスペでお気に入りの家が見つかったら、いよいよ契約を結ぶ段階に入ります。つまり、英文書類を見て、その内容に対して「承諾した」とサインをしなければならないのです。

よ~~~く読んでください。

もし内容に対して100%の理解を得ていないのなら、英語が分かる人に助けてもらってください。もし助けてくれる人が居なかったら、一度契約書を持ち帰って、英語が分かる人に一緒に目を通してもらいましょう。

わからない場合その場で安易にサインをしないで下さい。

と言ったところで以下契約書の注意事項です。

・最低居住期間はどのくらいか
・Bond (保証金)はいくらか
・Bondは退去時に返金されるか
・消耗品は自分で補充するのか
・退去する時は、何週間前通告か
・家賃の支払い記録は残りますか
・友達を家に呼んで良いのか
・友達を家に泊めて良いのか

そして、大切な原則を。

口約束のオーナーは信用しない

オーストラリアは良くも悪くも、西洋社会です。つまり、白黒ハッキリさせる文化があります。契約書に書かれていないことは、基本的に存在していないのと同じです。それゆえ、口約束は信じてはいけないのです。


契約時にもう一点確認しないといけないのが、入居日と、入居の仕方です。特にポイントとなるのが、新しいオーナーが車を出して荷物を運んでくれるかどうかです。語学学校生も留学生もスーツケース2個分のくらいの荷物はあると思います。それを公共交通機関と自分の足を使って運ぶのはなかなかの苦労です。

契約時の注意事項はまた別の記事にまとめたほうが良いのか検討中。



~シェアハウス探しに使える英単語集~

オンライン広告をあさっていると、シェアハウスに特化した英語表現に触れることが多くなると思います。そこで、よく見る用語集を作ってみました。また、問い合わせの時に使えるだろうと思う疑問文も集めてみました。

お金関連の単語を集めました

【Bond】
保証金 (敷金)です。基本的に入居時に今後2週間分の家賃を前払いします。滞在中物品破損をした時に、賠償額をそこから差し引く目的です。基本的にBondは退去時に返金されます。現金で支払うことが多いので、その場合領収書を発行してもらいましょう。必ず。
【Deposit】
手付金と呼ばれています。Bondと混同されることが多い単語です。人気の物件は部屋を仮押さえしておかないと、別の人に持っていかれるので、お金の支払いでもって、住みたいという意思表示をします。部屋を押さえることが目的です。したがって、住まなくなった場合は、帰ってきません。Depositの支払いが求められるシェアハウスは少ないです。シェアハウス探しの早期すぎる行動をした場合、depositが発生すると思われます。友達伝いで部屋を探した場合、善意で部屋を確保してくれると思うので、Depositの支払いは必要ないと思います (要検証)。
【Rent】
家賃のことです。下の、BillはRentには含まれていません。
【Bill】
光熱費のことを指します。水道代を含むことも多いです。インターネット代を含むかどうかの定義は定かではありません。したがって、シェアハウス関連の毎週の出費は、Rent+Billとなります。
【electricity 】
電気代。もちろん、「電気」という意味もありますが。
【Water rate】
水道料金です。つまり、Bill = electricity + water rate
【refund】
返金という意味です。返金できますか?と質問する時に重宝します。。
【fortnight 】
2週間おきという意味です。なぜこの単語が出てくるのか?理由は、家賃の支払いが2週間おきであることがおおいからです。週単位の家もありますし、月単位のところもあります。
【pay in advance】
先払いという意味です。敏感になっておきたい言葉。
【Per week (p/w)】
一週間おきにという意味です。Per month (p/m)なら月おきです。
【Per person(p/p)】
一人おきにという意味です。
【Included (inc)】
含まれている、という意味です。例えば、Electricity is included (電気代込み)
【Negotiable】
交渉ができるという意味です。つまり、広告で表示されている金額よりも安くすることができるという意味です。交渉スキル、言い方によっては。


住居関連の単語を集めました

【Shared House】
シェアハウスは完璧な和製英語です。Shared 、とedが入ります。Shared accomodationと言っても通じます。
【Flat】
一軒家という意味です。Flatは平らな、という意味ですが、一軒家は平らなのでそう呼ばれるようになりました。
 【Furnished】
家具付き、という意味です。この単語が入っている場合、自分で机やらベッドやら準備する必要がありません。ちなみに家具一式を揃えると大体20万から30万円くらいします。unfurnishedなら、備え付け家具が無いという意味です。
【apartment】
アパートです。よくaptと略されます。
【Living Share】
リビングルームをシェアします。つまり自分の部屋はありません。最も家賃の安いタイプになりますが。
【Room share】
1つの寝室を複数人でシェアします。つまり、自分のプライバシーはありません。
【Own room】
自分の部屋があります。プライバシーが確保されており、大体の場合鍵がついています。
【built-in】
押入れという意味です。部屋の整理がしやすくなります。
【Inspection】
家の下見です。日本人同士ではインスペと言われる。必ずインスペはしてください。インスペ前にBondを払うのは詐欺の可能性が高いです。動詞ならInspectです。部屋を見学する→ inspect a room
【Fem/Male 】
女性と男性。FemはFemaleの略です。

契約関連の単語を集めました

【contract 】
契約する、契約という意味です。契約書という意味にもなります。
【agreement】
こちらも契約という意味です。
【Notice】
通知という意味です。退去の意思表示をすることに対しても使われます。2 weeks noticeで二週間前通告という意味です。平均的に、退去するときは2週間前通告が必要です。家によっては1ヶ月前通告が必要です。
【Available on 日付】
この[日付]より入居可能であるという意味。
【Minimum stay】
最低居住期間です。違反すると違約金を払わされます。


シェアハウス探しに使える文章

I am looking for a room / shared accomodation / shared house.
(部屋を探しています。シェアハウスを探しています)
I saw your advertisement on [  広告のあった場所    ].
(あなたの広告を~で見ました。)
I am interested in your house / flat / apartment/ the advertised room.
(あなたの家に興味があります)
(一軒家の場合はFlatを使用)
(アパートの場合はapartmentを使用)
(部屋に興味がある場合は、advertised roomを使用)
(NG例)I'm interested in your room→アナタ♥の部屋に興味がある。
Is the room still available?
(まだその部屋は空いていますか?)
I would like to inspect the [       ]. When can I inspect the [      ]
([  ]の下見をしたいです。いつできますか?)

I would like to inspect [       ] with my friend.
(友達と一緒にインスペしたいです。)
How many people/rooms are in your house?
(何人住んでいますか。)
(何部屋ありますか。)
Can you tell me the exact address of your house ?
(家の住所を教えてもらえますか?)
Can you tell me how much rent and bill I should pay per peek ?
(一週間にいくらのRentとBillを払ったら良いか教えてもらえますか) 
まとめて聞いてしまうのが吉。
Does your house come with Wifi ? Is the wifi fee included in the Bill ? 
(家にWifiはありますか?Wifiのお金はBillの中に含まれていますか?)

How much should I pay for the Wifi per week ?
(1週間にいくらWifiにかかりますか)

Does the rent include all the bills; electricity, water, wifi ? 
(レントの中に電気、水道、Wifiは含まれていますか?)
What is the date that I can move into the room ?
(その部屋に引っ越せる日付はいつですか) 

これらはあくまで個々のフレーズ。手紙を書く時は、これらを組み合わせて使いましょう。


以上、シェアハウス探しに関する基本情報をまとめた、長大な記事でした。こんな事も知りたい!という要望がございましたら、コメント欄からお願いします。

あなたのオーストラリア留学に光あれ!

PS

Queensland州 (BrisbaneやGold Coast)の交通事情について知りたい人は、下の記事からどうぞ!





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いつも記事を読んでいただきありがとうございます。英語学習に苦しんでいる方、つまらなそうに嫌々語学を学んでいる方が周りに居ましたら、シェアしていただければと思います。楽しく、深く、語学に取り組める人が1人でも増えたら幸いです。