[2019年版] カナダワーホリビザ取得のための公証役場での書類認証が鬼門過ぎて笑えない。Traffic History取得したい人向け、書類認証ガイド(提出書類の全写真付き)
「Traffic History取得中間まとめ」記事でお話した、公証役場での書類認証についてまとめていきます。これが鬼門中の鬼門で、私の場合まるまる2日かかりました。
1.書類認証はなぜ必要か?
この記事の読者の全員が中間まとめから来たとは限らないので、軽く説明します。と言っても、中間まとめとほぼ同じ文面のコピーなので、中間まとめ経由の人はこのセクションは読み飛ばしても構わないです。
中間まとめの記事はこちらから読めます。
さて、Traffic Historyの取得には、3点の身分証をQueensland政府に郵送する必要がありました。
これら身分証明書は、法的機関によって、「本物の身分証明書である」と認められなければならないのです。一応私達は、身分証明書のコピーを用意するのですが、交通局の視点から見ると、正当な文書かどうかは判断ができないのです。そこで、公的な審査機関に行って、「これらの書類は正真正銘のものである」と認証をしてもらわないといけないのです。
もし今、読者さんがクイーンズランド州にいるなら、問題は何もありません。Justice and Pieceという機関に足を運んで下さい。そこら中にあります。カンガルーと同じくらいどこにでもあります。書類を持っていき、一筆もらいだけで完了です。
さて、問題は私のように、今日本にいる人達です。日本にはJustice and Pieceという機関がありません。その代わりになる場所が公証役場に当たります。
他にも下のような場所でもできますが、
• Doctor (医者)
• Police Officer (警察官)
• Consular or ambassadorial officer (大使館の職員など)
• Solicitor, barrister or judge (事務弁護士・法廷弁護士・裁判官)
• Justice of the Peace or a Commissioner for Declarations (Justice and Peaceはオーストラリアにしかない)
• Notary Public or a person authorised by law to witness and sign declarations (Notary Publicというのが公証役場です)
警察に行って、
「始めまして!私の書類が本物かどうか署名して下さい!」
と言った所で、まず門前払いでしょう。医者も然りで、
「もしもし、●●歯医者ですか?歯は問題なのですが、私のパスポートが本物かどうか証明してほしいのです」
と言った所で、電話を来られるのがオチでしょう。
友達に弁護士など、法律関係の人が居れば良いかもしれないのですが、そのような人は稀だと思うので、したがって多くの人は、この中でもっとも身近である「公証役場」というところに行かざるをえないのです。
最初に言います。費用は1万1500円かかります。
費用の高さに泣いた人、コメント下さい。一緒に泣きましょう。
2.公証役場とは?
カナダのビザ申請をするまで公証役場という言葉を聞いたことがありませんでした。読んで字のごとく、「公の場で証明する役場」です。私達ビザ申請ニストの場合、
1.3点の認証が必要な身分証を持っていき
2.法的効力が強い「公証人」の前で、それら身分証が確かに自分であることを宣言し、
3.「宣言書」にサインをします。
4.その後、手数料11500円を払い、証書をもらう
という一連のことをするだけです。公証人の前に行き、サインをするだけで完了です。その時間、なんと5分。逆に言えば、公証人は5分であなたの11500円を稼ぎます。時給換算すれば、13万8000円です。
。。。。。
それ相応の法律の猛勉強をして、公証人になれたわけですから、そう考えたら決して悪くはないお給料なのかもしれません。将来特になりたいものがない人は、公証人になるために猛勉強をしてみるのも良いかもしれませんよ。
という余分な話はおいておき、一見簡単に見える、この4ステップ。実は落とし穴があるのです。それについて語る前に、どんな書類を出し、どんな証明書が手に入ったか、公開しようと思います。
3.公証役場で出す書類 (なんと全写真付き)
自分の場合は、身分証明として、Tax file Numberの通知書、パスポート、クレジットカード、保険として、ビザ申請の書類を付けておきました。多い分には問題ありません。少ないのが問題です。Queensland政府に、身分証明として認められそうな書類は、保険の意味を込めて、片っ端から持っていきましょう。ちなみに、この記事を読んでくださっている皆様へ、ここだけの情報ですが、オーストラリアに居た時に受け取ったビザ通知書も、身分証として使えます。是非ブログの「スキ」ボタンを押してくださいね!
公証役場での、書類の認証方法ですが、「宣誓書」というものを通して認証します。簡単に言うと、「宣誓書」に「添付した書類は正真正銘自分のものです」という旨の文を英語で書きそれを認証してもらうのです。ここで使う英文は、絶対ちゃんとしたものではくてはいけません。公的機関に認証してもらう文書の作成ですので、間違いのない英文で書いて下さい。もし英語に自信がない人は、下のリンクから私が使った英文をそのまま使えるので、コピーして使って下さい。カナダビザ用に頑張って作った文章であるのと、一回失敗をやらかして書き直しをしている手間が有り、押さえるべきポイント知るまで時間が超かかったのでワンコイン・コンテンツと致します。
では、以下、提出した書類です。
3-1.まず宣言書
3-2.パスポート/クレジットカード(日本)/クレジットカード(豪)
言い忘れましtが、全て家庭用のプリンタでスキャンしています。ない人はスマホのカメラでも良いです。
3-3.クレジットカードの裏
大事なポイントが1つ。3桁のセキュリティーコードは必ず、隠してからスキャンして下さい。私はテープで止めて、マジックでその上から塗りつぶしました。
3-4.Tax file number の通知書
3-5.オーストラリアのビザ通知書
上の書類が認証してもらう書類です。
公証人が認証すると以下の2点をもらえます。
3-6.日本語メインの証書
3-7.英語メインの証書
というこの2点の書類が、いわゆるJustice and Peaceの認証の代わりになるのです。そう、全てはこの2点の紙のために。
4.公証役場の落とし穴 (鬼門と呼んだ理由)
認証を済ませる過程において、Queensland政府が公証役場に要求していることがある。それが、認証が必要な書類に以下の文章を書いてもらうということだ。
"I have sighted the original document and certify this to be a true copy of the original"
(私、公証人は、書類の原本をこの目で見ました。そして、ここにあるその写しは、間違いなくその原本の写しであるということを、ここに証明します。)
これが、日本の法律でできないのだ。公証人は、この文章を3-6と3-7の文書に入れることができないのだ!そして、手書きで書いてもらうこともできないのだ!!!!
公証役場を3件巡って、交渉もしてきました。1時間位、白熱した交渉をしてきました。
はい、全部ダメでした!
「日本の法律により、それはできません」の一点張りなので。。。まぁ法的機関だからそうなんだろうな。。。
ではどうするかって??
要はクイーンズランド政府を納得させれば良いので、起きたことをそのまま素直に説明するしか無いのだ。下のリンクにその時使った英文を乗せておきます(後日作成)。
URL...
公証人がその1文を挿入できない理由を簡単に説明すると、
1.公的文書の証明は当方ではできません
2.内容証明はできません。
となる。
1は、パスポートがその例だ。パスポートは外務省が発行しているので、公的文章に当たります。外務省という、公証人よりダンゼン権威が上の公的機関がが発行した文章を、(相対的に)下級役人が「本物であるかどうか」について議論するのはナンセンスだそうです。
2.宣誓書ではSLOVARが「これらの書類は私のです」と宣誓しています。この宣誓書の内容が正しいかどうかについてなら、公証人は認証できるのですが、身分証明書の内容が本物であるかについては認証できないとのこと。
法律的な難儀な解釈が入っているので、ちょっと素直には分からないと思うのですが要は、
QLD政府が要求しているあの1文は公証役場では入れてもらえることができない、ということです。
この1文のせいでカナダのWHビザが、、、1年の将来をかけたカナダのWHビザが、、、もしかしたら一生を左右するかもしれない体験が待っているカナダでのWHビザが、、、降りない可能性があるのです。しかも大きな可能性が。
人事をつくして天命を待つ。もうこれに尽きる。
3/20追記。
人事をつくして天命を待ったら、Traffic Historyが降りました。