【カナダワーホリビザ】Traffic History 取得「中間まとめ」 何の書類?どう取得するの?どこに行くの?、まとめました!
カナダのワーホリビザを取る中で、鬼門中の鬼門のステージがある。「Traffic History」の取得だ。提出は一部の人だけが必要となるので、95%以上の人は安心してもよい。ところが、私のように残る5%に入ってしまった人は、試練に直面することになる。
この記事は、ゆえに不運な5%の人たちを、ラッキーにするために書いた記事だ。まだ中間報告だが。2019年3月6日時点での情報をお届けする。
1.Traffic Historyの取得に与えられたタイムリミットは1ヶ月
「1ヶ月もあるのか♪」なんて余裕をかましているのは、考え方の敗北だ。下の図を見てほしい。
最初の3ステップが鬼門だ。そのあと、郵送が1往復分あるが、これが意味するのは「運ゲー」の要素が強いということだ。1日でも遅れたらカナダのワーホリビザは却下される。しかし、ただの運ゲーではなく、スピードの戦いで頑張れば勝てる確率が上がる運ゲーであるということも頭に叩き込んでおこう。
2.Traffic Historyとは何か?
前書いた記事と多少かぶるが、中間まとめ記事なので再度書く。オーストラリア国内において、交通事故や道路交通法違反を起こさなかったという証明証書だ。クイーンズランド州は運転免許の取得基準がゆるく、ちょっと危ない人でも容易に免許が取れてしまう。そこをカナダ政府は見逃さなかったわけだ。
この文書、免許を持っている人は比較的ラクに取得できる。ただ、そうでない人は泣くほど苦労するハメになる。
Traffic Historyの提出での一番の被害者は誰か?ズバリこうだ。
「オーストラリアで運転履歴がない、最も交通事故を起こす側に回る確率が低かった善良な人々」
オーストラリアで運転したことがない、善良な市民の皆様。声を大にして「ふざけんな」と心の中で大きく叫び、手続きはサクサク進めていきましょう。
公式サイトから落とした、サンプルがあります。こちらから確認できます。
3.QLD州で運転履歴のある人の取得方法
オンラインで申請できます。
こちらのページから、免許書番号を入れて、ページに沿ってお進み下さい。以上で終わりです。お疲れ様でした!あとは、免許を持っていなかった人々のために、成功を祈って下さい、お願いします。一人でもTraffic Historyの取得ができ、のちのちTragedic History (悲しい過去)を抱えることになる人が減ることを祈って下さい。
4.QLD州で運転履歴のない人の取得方法
ここからが正念場です。
取得方法には2種類あります。
4-1QLD州のTransport and motoring service centresに直接赴く方法
こちらの地図を参考にして、窓口にて申請して下さい。直接行ける人はあまる苦労しないと思います。
4-2日本からの申請の場合「郵送しか無い」
次の3種類を郵送しないといけません。もちろん、速達で。2に関しては、3種類あります。したがって、1のRelease of information application、2の3点セット、3の支払証明 が必要です。
1.release of information application (F2121)という書類
英語が分かれば難易度1です。書き方については後で記事にしようかなと思います。
2.3点の身分証明書
マジ鬼門です。[A郡から1点+B郡から2点]もしくは[A郡から2点+B郡から1点]揃えないといけません。そして、殆どの人は揃わないと思います。
A群から、パスポート。これは全員あるはずです。
B郡から、クレジットカード。これも全員有るはずです。
で、あと1点どうする?あれ、無い!?
が、あきらめるのは早い!
Tax file numberを申請したことがある人はその時の通知書が使えます。A郡、B郡、どちらにも入っていませんが、使えるのです。ちゃんと持っていますよね?これがないと、本当に詰みます。
ある前提で書きます。審査官によってTax file numberの通知書が認められるかどうか、基準が違う恐れがあります。審査官AはOKだと言うが、審査官Bはダメだと言うかもしれません。そこで、事前にメールを送って、Tax file number の通知書が使えるという許可をとっておかなければなりません。
そう、根回しです。絶対やって下さい。申請者自身で送り、申請者自身宛のメールアドレスで許可をもらって下さい。
ちなみに、Slovarは根回しに成功しました。「QLD州で運転履歴が無いけど、Canada のWHビザのためにTraffic Historyが必要です。期限は30日しかありません。でも書類が3点揃いません。Tax file numberの通知書で良いですか?」という趣旨を整った英文で送り、その2日後にOKだという返事をもらえました。
その時に送った問い合わせメールのテンプレをシェアしたいと思います。頑張って考えて書いたので有料コンテンツですが、時短したい人はぜひお使い下さい。毎日大量のメールに対応しないといけない審査官は、ぶっきらぼうな英文だと普通に無視してきますので、ちゃんとした英文で問い合わせることが重要です。
3.支払い証明
第二の鬼門です。Traffic Historyの申請料24.05ドルをどう支払うか。
交通局のページに行っても、口座情報は書いてありません。それもそのはず、支払いは、交通局のカウンターで現金で済ますか、郵送で済まさないといけないのです。
日本にいる人は自動的に、郵送という手段に落ち着きますが、現金を送るわけにはいきません。どうするかと言うと、Money orderというものを使わないといけません。
Money orderとは、いわゆる郵便国際小切手のことで、入手したサンプル画像は以下の通り。
銀行に行って発行しなければなりません。ということで、ゆうちょ銀行に昨日行ってみると
「発行手数料は5000円です」
と言われ、3秒間唖然としてから、キレそうになりました。
「なぜ、送る金額より、手数料が高いのか?」
英語でこんな時「That's life」と言います。「人生そんなもんだ。」
4-3公証役場で書類認証
ここが最大の鬼門です。鬼門、鬼門、って何回使ったかもう分からないです。まるで、鬼ヶ島レベル。カンガルーが、角の生えた鬼に見えるレベル。
4-2.2での3点の身分証明書は、法的機関によって、「本物の身分証明書である」と認められなければならないのです。一応私達は、身分証明書のコピーを用意するのですが、交通局の視点から見ると、正当な文書かどうかは判断ができないのです。そこで、公的な審査機関に行って、「これらの書類は正真正銘のものである」と認証をしてもらわないといけないのです。
こんな感じ
このお墨付きをもらって、やっと速達で送る準備は完了です。
このお墨付きは、公証役場というところに行ってもらってきます。これがなかなかの曲者で...これについては長くなるので、また詳細に別記事でお話したいと思います。
*追記 2019/3/8 「別記事」が完成しました。
というのが中間まとめです。これから申請をする人が、背景知識を一通り学べるような記事にしてみました。「スキ」ボタンを押してもらえると、今後記事を書くモチベーションに繋がります。
Traffic Historyを取得して、カナダ行きを果たしましょう!
3/20追記
Traffic Historyが降りました。