小学生から大人になった今もキバシリのスケッチしてる
毎日毎日本当に暑い。森の中は日差しが木々で幾分遮られているとは言っても暑い。
鳥さんはどこか涼しい場所で休んでるのかな。森の中、どこを歩いても野鳥の気配が無い。
凍っていたアクエリアスもいい感じに溶け出した頃、ツツッ――と木の上の方で何かが動くのを発見!
キツツキのように幹に縦に止まる感じと、その小ささはコゲラかな?と思い双眼鏡で追う。
幹をらせん状に登っていくし、すごく小さいし、黒白茶色のまだらな模様。これはキバシリという鳥だ。個人的に、喉から胸にかけての丸くてなだらかなラインが好み。
キバシリと言えば、小学生時代に遡る。
私は小学生の頃「生物クラブ」という、自然の生き物を観察したり、実験をしたりするクラブに入っていた。
そこで野鳥を観察する日があり、学校の裏山へ行って見つけたのがキバシリだった。当時(今も)とってもキツツキに対する憧れがあったので、見つけたときはすごくうれしくて、またその頃小さい鳥がマイブームだったのもあって感動しまくり。たしか巣穴も偶然見つけたように思う。
そこで早速スケッチしたのだった。しかもこれが最初の記念すべき観察記録ノートの1ページ目だった。
だから、キバシリを見ると同時に「生物クラブ」を思い出す。
キバシリを観察した後に、裏山の頂上で先生とクラブの友達と食べた三食団子。美味しかった んだろうなー。味は記憶にない。
クラブの顧問は、いつも私がなついていた大好きな保健の先生だった。先生に提出するとノートにいろんな感想を書いてくれるのがうれしくて、自主的に調べた物やスケッチやらでどんどんページが埋まっていった。
今回久しぶりに観察記録ノートを開いてみた。大人になってもこのノートだけはずっと捨てずに置いてある。
大好きだった先生が「色をつけてごらん。」って言うんだから、ちゃんと今回も色を塗りました。