ニホンリス再び。今回は普通サイズ。
お気に入りの森ではもう、モミの実はほとんど食べつくされている。残っているのはめちゃくちゃ高い木の、上の方だけかなぁ。
ここにくると、ニホンリスが住んでいる木を毎回必ずチェックするのだが、かなり高確率でニホンリスに出会える。
前の記事の丸々太ったニホンリスではなくて、いたって普通サイズの別の個体だ。
尻尾の毛が剥げた者や、他に何匹かいるんだけど、今回は尻尾がふさふさのニホンリスだ。自分の体の半分近いサイズのモミの実をくわえて枝から枝へと移動する。なかなか力持ちなんだね。
落ち着いて食べられる場所を探しているようだ。
よく切り株にリスの食べカスがあるのを見かけるけど、それを見ると絵本の世界みたいだなーっていつも思う。苔むした切り株には山盛りのモミの殻。
これは、リスが切り株の上でモミの実を食べた証拠。
私の姿に警戒してるからか、地面には降りてこない。切り株の上にリスの構図が見たいがために「切り株に降りてきてよー!っ」と心の中で叫ぶが、残念ながら今日は枝の上で食べるようだ。
器用に殻を一枚一枚剥がしては下なんて気にもせず、ぽろぽろぽろぽろカスを落とす。たまに、このおこぼれを狙っているのかヒヨドリがバサバサ飛んでつきまとっていたりするから、そのおかげでどこにリスがいるのか分かったりもする。
木の下は新旧モミの殻でいっぱいだ。
いったいどんな中身を食べているんだろう。
気になるのでモミの実をナイフで切って中を見てみたんだけど、ぎっしり種が入っている。モミの殻1枚ごとに1粒種がサンドされている感じ。
しっかしこれ触った後の手のベタベタがすごくて。ヤニがすごく付くのだ。
リスの手も口の周りも、おそらくヤニだらけだろう。だって食べ終わったら必ず幹に体を擦り付けるような仕草。そして手をペロペロ。
体が逆さまのまま、びよーんと伸びながら張り付く姿が可愛いのなんのって。それで手を舐めるんだから器用なもんだ。
ちなみに人の手にヤニが付いた場合はアルコール消毒液「手ピカジェル」が良いらしい。アルコール成分がヤニを分解してくれるんだったかなぁ。ネットで読んだ情報なのでうろ覚えなんだけども。
まぁ、私が幼い頃は松ヤニで手がベタベタになると、父が灯油で手を洗ってくれたもんだ。それでベトベトが解消されたような・・・。
いや、絶対に手ピカジェルの方が安全だし!!!!