社長の朝活180 外壁の工事について
おはようございます。
外壁改修工事を得意とする弊社ですが、たまには現場サイドのマニアックな話でも。
鉄筋コンクリートは通称RCと呼ばれています。
RCはコンクリートと鉄筋で出来ています。
とても硬いものなので、地震で揺れればやはりヒビくらいは発生します。
もしヒビが出ない壁を開発するとなれば完全なゴム質じゃないと無理でしょうね。
けど塗装でヒビを出さないやり方はあるんです。
まぁヒビを出さないと言うと語弊がありますが。
まずRCの壁にゴム系の塗料を塗って仕上げます。
塗料はドロドロしてますが、固まれば樹脂の被膜が出来ます。
例えばアクリルゴムという塗料があるんですが、これをRCの壁に塗って仕上げたとします。
固まればゴムのように柔らかい被膜が完成します。
この後地震がきてコンクリート自体が割れたとしましょう。
しかし表面はゴムで被膜されてるので、中の躯体は割れても表面には出ていません。
これを追従性と呼びます。
表面がゴム質なので、地震で上下左右に揺れても追従するのでヒビは見えないわけです。
つまりコンクリート表面はゴム防水されたままなので、雨風から凌ぎ続けることが出来るわけですね。
これを弾性塗料呼びまして、私はも必ずお客様にプランニングします。
ちなみに熊野大社の外壁はこれで塗ります。
ヒビが割れる事は防ぎようが無いので、ヒビが入っても問題ないようにする塗装工法となりますね。
理にかなってますね〜。
こんな感じで塗装改修では様々な塗料が存在し、建物の適材適所だけではなく、これから起こりうるトラブルに対応できるまで、先を考えてプランニングするのがプロの中のプロの仕事です。
凄いでしょ。