【スタプリ】第5話 感想『残心』中に話しかけるな!はコミュニケーションの基本として全人類が学ぶべき

スタートゥインクルプリキュアの第5話で弓道のシーンがでていたのですが以下の議論に「なるほどな」と思うところがあったので、自戒を込めてnoteに感想を書きたいと思います。

ざん‐しん【残心】
1 心をあとに残すこと。心残り。未練。
2 武芸で、一つの動作を終えたあとでも緊張を持続する心構えをいう語。剣道で、打ち込んだあと相手の反撃に備える心の構え。弓道で、矢を射たあとの反応を見きわめる心の構え。
(デジタル大辞泉より引用)

簡単に言うとプリキュアで弓道のシーンが出てきて女の子が矢を的から外すのですが、外した後のいわゆる余韻を感じる段階=『残心』中に父親が説教でカットインしてきてこれが大変うざいという話題になったという話です。

コミュニケーションにおいては『理解』と『サポート』を心がける。

常日頃気をつけたいと思っているのはコミュニケーションの場面においては『理解』と『サポート』の気持ちをもって望むことが重要だと考えています。話を聞く際の大前提として、その人を助けようと思いながら聞く気持ちと、相手の言っている趣旨をよく聞こういう姿勢が大事です。場合によっては『理解』するということだけで同時に『サポート』になる場合もあります。また『サポート』しようという気持ちをもって聞けば相手への『理解』も深まります。例えばある種の人生相談のような場面では実は話を聞くだけで本人の気持ちが整理でき自ら解決する場合もよくあることと思います。

良く『聞く』ということは相手の『残心』まで『聞く』こと。

自分の考えを『話す』あるいは『表現』するということは技術的にも非常に難しいのは現実です。話しながらあるいは話終わってから、『自分の伝えたい核』のようなものと、話したこととのズレを感じることも多々あるかと思います。弓道でいえばそれを感じることがまさに『残心』にあたり、その中で自分の考えを整理し深めていく大事な時間になります(ググるまで知らんかったけど)。一方、実際のケースで例えば仕事の会議などでは、別の人の発言中や発言後に間髪入れずに質問を入れてしまうケースが私も含めて良く見かけます。自分の場合は相手がうまく内容を伝えられない印象を受けたときにサポートをするつもりで話をしてしまうのですが、これは「話し中のズレの修正」にはサポートになるケースはありますが、「話し後のズレの修正」についてはサポートになるどころか、相手の考える時間を奪うやり方でした(反省)。
なのでこの場合 あるべき態度としては話終わって5秒位は相手がうまく言えたような感じでいるのか、表情や気配などを『聞く』ということで、それを踏まえて自分の考えて次の発言に映るべきだと思います。(これがなかなかできない)

SNS上のコミュニケーションでも『残心』が大事

特に昨今のTwitterを中心としたSNSの議論などをみるにあたってはなかなかうまくいかないのは、文脈が途切れた議論になりやすいシステム的な構造がありますが、それに付け加えて『残心』まで聞くゆとりがないことも原因と考えられます。コミュニケーションは『理解』と『サポート』が基本にあり、Twitterであれば140文字の制約の中で伝えきれなかった、語り手自体の迷いや不正確性な発言への後悔なども実際は起こっていることが普通です。それらを前提にして相手に対する敬意をもった議論を心がけることが重要だと思います。SNSには瞬間的に感情を刺激する内容がありますが、そいういった感情のさわめきや事実関係の確認不足などさまざまなゆらぎが残響として残る内は語るべきタイミングではなく、それらが取り払われた『残心』を終えた段階から自らの考えを発信していく段階へと進んだほうが良いように思います。私としては自戒を込めて、かぐや先輩ことキュアセレーネをお手本として全人類(特に我々おっさん)が学んでいくことを期待したいです。

結論:おっさんプリキュアみろ

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