pairsで知り合った女の子とバーに行ったら50万円ぼったくられた話



はじめに

 この記事は最後まで無料で読めます。最後まで読んで、可哀想だと思ってくださった方は金銭の援助をください。なんかDMとかでpaypayのリンクでも送ってください。タイトルよる少し詳し目に概要をお話しすると、pairsでマッチした人から最初のメッセージで「会おう」みたいなことを言われて会いに行ったらバーに連れて行かれて、バーでその女の子がよくわからんお酒を飲みまくって支払いが50万円2000円になって、女の子は現金を持っていなかったので、その50万2000円をペイペイで支払わされた、という感じです。その支払い方が、
 現金で支払えない
→スマホに銀行のアプリとかも入れていない
→Paypayで送金もできない
→貴金属店で金(ゴールド)を50万円分買って店員さんに渡す
と言う方法で、面白いと思ったので記事にした。

発端

 一生独身は嫌なので、結婚したいなと思ってpairsを始めた。そしたらマッチした人から連絡が来た。「初めまして、マッチありがとうございます。今日仕事終わってから、夜なんですけど会いませんか?」との連絡だった。まあ急だが、会うことにした。話はトントン拍子で進み、19:00から会うことになった。

出会ってから入店まで

 何駅が良いか聞かれたので、最寄り駅を答えた。が、自分の最寄り駅に相手を来させるのも申し訳ないので、都内ならどこでも行ける、と答えた。相手の勤め先が新宿とのことだったので、新宿で会うことにした。19:00に会う予定で、なんだかんだで19:30くらいに会えた。会う直前にpairsを見ると、ブロックされていたので、「やれやれ、顔を見てイケメンじゃないからドタキャンして帰った感じか」と思って帰ろうとしたら、LINEの方から「いますか?」みたいな連絡が来て、「おや?ドタキャンされてないだと?」と思って会いに行った。会うと、いくつか店を調べてみたというので、付いていってみることにした。よくわからんバーに着いた。店頭で軽く説明を受けて、入店した。説明は、
・飲み放題プランが5000円
・ワイン、ショット、シャンパンは飲み放題対象外なので注意してほしい
・飲み放題とは別にフードを1人2品以上注文して欲しい
というような内容であった。また、メニューには
・飲み放題プランが5000円
・ワイン、ショット、シャンパンは飲み放題対象外なので注意してほしい
・消費税とサービス料として料金に20%プラスする
・席料として2000円もらう
というようなことが書いてあった。まあ自分は財布に1万円持ってるからギリ支払えるだろう、とのことで、入店した。LINEの履歴を一応貼っておく。思ったより解像度が低いが、頑張って読んで欲しい。左上から左下に、Иのように読んでいって欲しい。


その女の子とのLINEのトーク履歴

入店から料金請求まで

 入店したら、飲み放題なのでとりあえずカシオレを頼んだ。横の女の子はウーロンハイを頼んでいた。フードは
・ナッツ盛り合わせ(800円くらい。ワイングラス入りのミックスナッツ)
・チーズ盛り合わせ(1600円くらい。市販の6Pチーズとか、紙皿入り)
・生ハム盛り合わせ(1600円くらい。生ハムは1種類しかない。紙皿入り。)
・バー盛り合わせ(800円くらい。ポッキーと硬揚げポテトと歌舞伎揚)
を頼んだ。この時点でぼったくりなので、ぼったくりと言ってもこの程度か、と思って緊張が緩んだ。生ハムにチーズを巻くと美味しかった。店員さんがチンチロリンとトランプを持ってきてくれた。女の子がブラックジャックをやるというので、一緒にやることにした。楽しかった。女の子がタバコを吸い始めたので萎えたが、手を繋いだりして楽しかった。バカだな。女の子がショットを頼むと言い出した。ショットは飲み放題の対象外なのではないかと思って店員さんに確認すると、対象外だと言っていた。が、女の子がお金を出すと言うので頼むことにした。ショットは40杯分を1つのグラスに入れて提供する、という形式で、1ショット3000円なので1杯だと3000円×40ショット=12万円である。まあ高い。僕は女の子に任せていたのでメニューは見ていない。ブラックジャックで負けた方がそのショットを一気飲みする、というのを何度か繰り返した。楽しかった。バカだな。21:15であった。ラストオーダーの時間だということで、店員さんがテーブルに来た。料金の説明を受けた。50万2000円だった。高すぎんだろ。

請求から支払いまで①

実は、僕は事件に巻き込まれたくなかったので、財布に現金しか入れずリュックにも財布と汗拭きシートとスマホ充電器しか入れていなかった。病院の診察券も入っていたことに、電車の中で気づいたので、ポケットに移し替えた。50万円の請求が来て、とりあえず自分は手持ちの1万円を出して残りは女の子に支払ってもらおうと思った。だって支払うって言ってたもん。しかし、その女の子は現金を持っておらず、クレジットカードしか持っていなかった。クレジットカードはそのお店の方針で70万円以上のお支払いでないと使えないらしい。困ったなあ。店員さんが要求してきたのが、お店としてはとりあえず支払いを済ませて欲しいので自分が支払い、後で自分とその女の子との間でお金のやり取りをして欲しい、とのことだった。自分は現金を1万円しか持っていないこと、PASMOにも1万円くらいあるからPASMOで支払わせてくれたら計2万円くらい出せること、を伝えた。店員さんは、僕のスマホの中に何か支払い手段がないか、と調べてきた。幸い、銀行のアプリは入れていなかった。いや、不幸というべきかもしれない。支払い履歴が残る支払い方法を選択できればそれを証拠として後で返還手続きとかできたかもしれないので。とにかく、銀行のアプリは入れていなかったので、振り込みとかもできない。そこで、店員さんは僕のPaypayから支払うことを要求してきた。まあPaypayでも良い。Paypayなら支払い履歴が残る。と考えたが、Paypayでは50万円の送金はできなかった。そのお店は雑だったので、スキャン支払いとかQRコード支払いとか対応しておらず、店員さんをPaypayで友達登録して送金する、という支払い方法を要求してきた。しかし、残念なことに僕の人差し指がカッサカサだったので、生体認証ができず、支払えなかった。支払う手段がなくなった。Paypayで支払っても履歴が残るので、Paypayで支払えていたら良かったが、そうできなかったので仕方がない。

請求から支払いまで②

このパートが書きたくてこの記事を書き始めた。全てのパートはこのパートのための前座と考えて良い。
現金でもダメ、クレカもダメ、Paypayもダメ、ということで、店員さんが提案してきたのが、50万円分の金(ゴールド)を近所の貴金属店で購入して渡す、というものだった。いかにも怪しい。こういうことまで考えてるということは、自分がこの場で思いつくような解決策は全て対策されているだろう、と考え、諦めてしょうがなく貴金属店に行ってPaypayで金(ゴールド)を購入した。一応、貴金属店の店員さんが機転を効かせて警察に通報とかしてくれる可能性もあると考え、店頭で事情を盛り込んだ会話を行ったが、無駄だった。あの貴金属店も怪しいな。ただ、貴金属店はちゃんとしてるのでPaypayのスキャン支払いにも対応していて、先ほどは50万円を店員さんに送金しようとして失敗したが、今回の貴金属店での50万円の支払いは難なく行えた。女の子はクレカを持っているとのことだったので、それで支払ってくれるようゴネてみたが、暗証番号の入力で弾かれていた。クソがよ。とりあえず僕がPaypayで支払った。ああ、Paypayの支払い履歴がこんなぼったくりバーと関係ない貴金属店になってしまった。履歴で後を追うことはできない。

請求から支払いまで③

 正直、支払い方法がないと貴金属店に連れて行かれるということが分かったのでもう十分だが、最後の顛末まで書いておく。基本的に、こういう詐欺は一度支払ってしまったらもうその場での返還は無理である。だから諦めていたのだが、そうは言っても、なんとかなるかもしれない、と思ってとりあえず女の子の手をずっと握っていた。女の子は一応は僕と同じ被害者ということになっているが、まあぼったくりバーの共犯であろう。とりあえず逃げて行かれたら困る。先ほど、支払いの場面で女の子が電話で先輩を呼んでいた。先輩が現金50万円を持ってきてくれると言う。とりあえず嘘だと思ったが、だとしても女の子が逃げて行かなければそのうち根負けしてくれるのではないか、くらいに思ってずっと女の子の手を握っていた。手が痛くなったとか言い出すので、反対の手を握ったり腕を組んだり肩を組んだりした。その状態のまま、貴金属店を出た。バーの店員さんが、「迷惑料で追加で50万円払え」とか言い出した。そっちの支払いは女の子がやってくれることになった。ありがたい。しかし、女の子はお金を持っていなかったので、財布とヘッドフォンとバックを担保としてバーに預けることになった。電話番号もバーの店員さんが控えていた。茶番はヤメれ。担保を預けたところで、僕も女の子も解放された。女の子は、急に50万円も支払うことになっちゃったから先輩から借りれるはずだった50万円を僕に渡すことは難しい、と言い始めた。まあそうだろう。そう言い始めたら無理やり取ることはできない。頑張ったところで、どうせ先輩が来ないんだから、取ることができない。諦めて帰ることにした。女の子が「お金が全部なくなっちゃった。帰りの電車賃もない」とか言っていた。50万円ぼったくられて、もう1000円くらい支払っても良いかな、とか考えていたので気前よく電車賃に1000円渡そうとしたが、固辞された。何回か渡そうとしたが、何回も固辞された。それくらい受け取っとけや。

後日談

 上の方に公開したLINEのトーク履歴で、僕は呑気にも「いやー楽しかったね。」とか送っている。こうなったら普通に50万円支払ったやつになって会話を続けてみよう、と思ったのである。返信がない。アフターフォローくらいちゃんとして欲しい。

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