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消毒液の選択肢。車椅子や子どもにやさしい店づくり

車椅子ユーザーである妻とショッピングへ。
妻は出不精のアウトドア派なので、
休日はなるべく一緒に外出する提案をする。

家から出るのは面倒だけど、
外出する気持ちは我が家一強い。

ショッピングセンターへ到着。


すると、嬉しいお出迎えが待っていた。

消毒液、ゴミ箱、紙。なんという高待遇!


「背の低い消毒液」だ。

実は消毒液は我が家にとって
コロナ禍ゆえに増えた不便の一つなのだ。

消毒バリアも消し去る「背の低い消毒液」



ここ数年で目にする機会が増えた消毒液。
消毒した気持ちはヤマヤマなのだが
車椅子で使用できる消毒液の少なさに気づく。


「背の低い消毒液」のおかげで
車椅子に乗ったまま1人で
消毒液が使えるようになった。

具体的にこの消毒液の何が優れているのか。
そもそも通常の消毒液の何が問題なのか。

このことについて、
まとめてみようと思う。

通常の消毒液に潜む2つの問題点

通常の消毒液ではどんな問題があるのか?

問題は大きく2つあると考えている。

まず、
設置する位置が高すぎること。

健常者では使いやすい高さが
車椅子ユーザーにとっては高すぎる。

つまり、手が届かないことになる。

また、高さは問題なくても
足で踏んで消毒液を噴射するタイプもある。
これが便利な方もいるだろうが
車椅子では使用ができない。

もう一つ大きな問題として
消毒液が顔に掛かってしまう危険性がある。

通常の消毒液の高さの場合、
車椅子ユーザーの顔近くに当たる可能性があり
勢いよく噴射すると
顔に消毒液がかかる危険性がある。

安全に使える消毒液のポイントは「高さ」

消毒液が使用できない問題や顔にかかる問題は
「背の低い消毒液」が解決してくれる。

車椅子に乗ったまま
自分で消毒液をプッシュできる。

加減も自分でできるので
飛び散る危険性も軽減できる。

消毒液にも多様性

予算の都合もあるので
全ての店が車椅子対応することは現実的ではないことを
承知の上でお願いしたい。

入口の複数箇所に消毒液を設けている場合、
高さの低いものを一箇所でも用意いただきたい。


他にも、
入口以外に店内の複数箇所に
消毒液を設置している店は
「背の低い消毒液」を一つでも設置することで
選択肢を増やしていただけるとありがたい。

車椅子ユーザーは床を直に通る車椅子を
直接触って移動するため
手の消毒をしたいところ。

また、「背の低めの消毒液」は子供にとっても使いやすいはずだ。
この記事が車椅子関係者の1人の声として経営者の方などに参考にしていただければありがたいです。

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しづ ひろし | 車いす快適社会
最後までお読みいただきありがとうございます。今後も一人でも多くの車いすユーザーに「笑顔」を与えられるバリアフリーを進めて参ります。

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