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妻が歩けば、マリトッツォに当たる。

表紙のイラストはnaoko.aonoさんに描いていただきました。

近所のスーパーで「マリトッツォ」なる物をみつけた。

皆さんはご存じだろうか?
パン(バターロール?)の開いた口に、拷問のように生クリームを押し込まれているスイーツ。
もうちょっといい表現があれば教えて欲しい。

「そんな拷問なら受けてもいいかも。」と思ってしまうくらい、3度の飯と生クリームが大好きな僕。
食い気味に「愛しのマリー」を見ている僕に妻が言った。

「マリトッツォっていうんだよ。インスタとかでめっちゃ流行ってるの。知らないの?」

・・・・・知らないんですけど!
マリトッツォ知らないんですけど!

僕のインスタにマリトッツォ上げてる人いないんですけど!
フォローしてる人全員マリトッツォ知らない説あるぞ。

なら皆に教えてあげよう。
インスタにポチっ!


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ほら、全然ピンと来てないじゃん!!!
本当に流行ってるのコレ?
若干あやしくなってきた。

食べてみた感想はというと、普通に美味しいかなーって感じ。
量の割に生クリームがクドくなかった。しかし、僕はクドいくらいの生クリームが食べたいので、また違う業者のマリーちゃんを試そうと思う。

マリーちゃんと出会うきっかけとなった妻との買い物。
子育て生活が始まってから、買い物は基本的に僕が一人で行っている。
近所の各スーパーの強みや弱みは熟知し始めた。
ふるさとフェアを開催している時に、各地のお土産を衝動買いしてしまうクセだけはなかなか治らない。生もみじ饅頭は最高だった。

そんななかで、妻との買い物は平日週1ペースで行っている。本当は土日に家族で外出がてら買い物を済ませたいところ。
しかし、とっくん家のミスター自由人の娘がそれを許してくれない。

カートには乗らないし、欲しいものは自分の物にしようとする。よく深い女め。そして、危ないところに積極的に行こうとする。エスカレーターを逆走しようとする。
ぼくはサルゲッチュウの如く、娘を捕まえに行く。サルゲッチュウやったことないから知らないけど。

運よくカートに乗ってくれたとしても、大五郎ごっこに飽きた娘は抱っこ連呼を始める。抱っこってそんなに気持ちいいのか?
そうなると抱っこは僕の担当なので、カートが使えなくなる。

しぶしぶ妻の膝にカゴを置いて買い物をするが、買える量がグッと減ってしまう。僕のコーンフレーク用の牛乳も1本くらいしか買えないし、9個入りのチョコパイパックすら怪しい。

というわけで、平日に娘がまんまと保育園に行った後、妻の仕事が始まるまでの隙間時間に、近くのショッピングセンターで買い物をする。

妻はリモートワークなので平日は外出しない。土日も雨だったら出かけないので、気付くとしばらく外の光を浴びていないときもある。
だから、この朝買い物は妻を外気に触れさせるいい機会となっている。

妻も買い物に行けば欲しいものが買えるので楽しみなようだ。
そして、僕がよそ見している間に、グミをカゴに入れるのが得意技だ。

娘がもう少し注意を聞いてくれるようになれば、3人で買い物を楽しみたいが、果たしていつになることやら。

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しづ ひろし | 車いす快適社会
最後までお読みいただきありがとうございます。今後も一人でも多くの車いすユーザーに「笑顔」を与えられるバリアフリーを進めて参ります。

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