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#車いす

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車いすユーザーである妻との出会いで培った、車いす社会への僕の向き合い方
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#エッセイ

車いすの雨対策は「屋根」が9割

たまには近所をぶらぶらする。 梅雨だからか、日ごろの行いなのか、 雨の日がつづいている。 束の間の晴天をみると 体がセロトニンを欲するのだ。 前世は日光浴が好きな植物かなにかに違いない。 その時の行いがよくて、人間に生まれ変わらせてくれた。 ありがとう、天のすごい人 さぁ、どこをぶらぶらしよう。 ぶらぶらと言ったら商店街だ。 商店街はぶらぶらするだけで番組を作っていい場所だ。 何か発見があるに違いない。 歩いて10分くらいの商店街を目指す。 途中、どでかい敷地に

僕は保育ノートで本気を出す

保育ノートをご存じだろうか。 保育園に家で食べた夕食や朝食、その日の出来事を書く いわば保育園との交換日記のようなものだ。 交換日記と違うところは、子どもというテーマが決まっていること。 必ず毎日行うというストイックさも保育ノートの特徴だ。 皆さんは、この保育ノートにどれだけ力を入れてますか? 僕は保育ノートで本気を出している。 クスっと笑えってもらえるよう 一生懸命笑かしにいってる。 とくに力を入れているのが、一日の出来事のページ とある日の保育ノートの出来事

【実体験】車いすで住めるアパート探しで直面する2つの課題

雨雲が「梅雨の本気」を出し始めた。飽きもせず毎日雨を降らし、飽きもせず週間予報を傘マークでジャックする。「今年の梅雨は大したことないな」って言った人がいるに違いない。梅雨が明けるまでが梅雨だ。油断するな。 そんな雨が続く日はtwitterでピーチクパーチクする僕の仕事が捗る。 「子育てキツい」 「花ってキレイ」 「お腹がすいた」 保育園で会うママ友との会話よりも、たわいもないことを呟いている。 いつものように、たわいもない新作スイーツの記事をリツイートしようとしていたら、

妻が歩けば、マリトッツォに当たる。

表紙のイラストはnaoko.aonoさんに描いていただきました。 近所のスーパーで「マリトッツォ」なる物をみつけた。 皆さんはご存じだろうか? パン(バターロール?)の開いた口に、拷問のように生クリームを押し込まれているスイーツ。 もうちょっといい表現があれば教えて欲しい。 「そんな拷問なら受けてもいいかも。」と思ってしまうくらい、3度の飯と生クリームが大好きな僕。 食い気味に「愛しのマリー」を見ている僕に妻が言った。 「マリトッツォっていうんだよ。インスタとかでめっ

旅行が怖い。非日常が怖い。でも旅行に行きたい。

この夏こそは、旅行に行きたい。 最後に旅行に行ったのは、コロナ旋風の前、3年以上は経つ。 娘はまだ0歳だったので、ろくに旅行を体験させていない。旅行は本当に楽しい。非日常ってやつを味わえるのが醍醐味だ。娘に非日常って伝わるか? アウトドア派に憧れを抱くインドア派の妻は、「旅行に行きたい」と四半期に一回は僕に言ってくる。 その一回が来た。 僕はいつもコロナ旋風を理由にしてきた。 本当は踏ん切りがつかなかった。 旅行が怖い。 というか遠出が怖い。 僕は非日常がとっても