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#車いす

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車いすユーザーである妻との出会いで培った、車いす社会への僕の向き合い方
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#日記

車いすの雨対策は「屋根」が9割

たまには近所をぶらぶらする。 梅雨だからか、日ごろの行いなのか、 雨の日がつづいている。 束の間の晴天をみると 体がセロトニンを欲するのだ。 前世は日光浴が好きな植物かなにかに違いない。 その時の行いがよくて、人間に生まれ変わらせてくれた。 ありがとう、天のすごい人 さぁ、どこをぶらぶらしよう。 ぶらぶらと言ったら商店街だ。 商店街はぶらぶらするだけで番組を作っていい場所だ。 何か発見があるに違いない。 歩いて10分くらいの商店街を目指す。 途中、どでかい敷地に

僕は保育ノートで本気を出す

保育ノートをご存じだろうか。 保育園に家で食べた夕食や朝食、その日の出来事を書く いわば保育園との交換日記のようなものだ。 交換日記と違うところは、子どもというテーマが決まっていること。 必ず毎日行うというストイックさも保育ノートの特徴だ。 皆さんは、この保育ノートにどれだけ力を入れてますか? 僕は保育ノートで本気を出している。 クスっと笑えってもらえるよう 一生懸命笑かしにいってる。 とくに力を入れているのが、一日の出来事のページ とある日の保育ノートの出来事

エスカレーターに乗るのって、こんなに難しかったっけ?

エスカレーターって乗れますか? まあ、乗れますよね 最近、僕は難しく感じるんですよ。 乗るのが難しいんです。 年齢的なー、とかじゃなく まだ37歳なんで ピチピチなんで。 んー・・・ なんでかなー なんて考えていたんです そうだ! 使い慣れてないんだ! 車椅子の妻と買い物に行くと エレベーターを使っている。 というか エレベーターしか使えない。 必然的に エスカレーターに乗ってないんですよ僕 原因は年齢じゃなかったじゃん ただ 最近になって4歳手前の娘が

飲食店選びをする時の「ある法則」

我が家のように、車いすで入れて、子ども連れも受入可能な飲食店を選ぶのって結構大変。まずは自分一人で行ってみて、大丈夫そうなら家族で行くというパターンもある。 選択肢が少ないので、気に入った店のリピーターになることが多い。安心感って大事。 我が家が飲食店を選ぶ基準3つを公開しようと思う。多くの人に共通する基準かもしれない。 なんといっても一番は、車いすの受け入れ体制だ。 駐車場は必須。車いすで入れる広さのトイレも出来れば欲しい。 我慢すればとかじゃなくて、突発的に行きた

車いすの妻と素潜りしてみた。

まだまだコロナが収束する気配もない。 このゴールデンウィークは、娘を遊ばせに近くの公園くらいしか行けていません。 同じような境遇の方は多いかもしれません。 今日は、娘が保育園に行っていたので 「何か子どもがいない時間だから出来ることをやろう!」 ということで、妻と「どうぶつの森」へ遊びに行きました。 妻は毎日森に行くハードユーザーですが、僕は8ヶ月の来森です。 今日はこの「どうぶつの森」をやってみて感じたことを書きます。 ① ゲームなら障害は関係ない現実の海には、子供

【実体験】車いすで住めるアパート探しで直面する2つの課題

雨雲が「梅雨の本気」を出し始めた。飽きもせず毎日雨を降らし、飽きもせず週間予報を傘マークでジャックする。「今年の梅雨は大したことないな」って言った人がいるに違いない。梅雨が明けるまでが梅雨だ。油断するな。 そんな雨が続く日はtwitterでピーチクパーチクする僕の仕事が捗る。 「子育てキツい」 「花ってキレイ」 「お腹がすいた」 保育園で会うママ友との会話よりも、たわいもないことを呟いている。 いつものように、たわいもない新作スイーツの記事をリツイートしようとしていたら、

妻が歩けば、マリトッツォに当たる。

表紙のイラストはnaoko.aonoさんに描いていただきました。 近所のスーパーで「マリトッツォ」なる物をみつけた。 皆さんはご存じだろうか? パン(バターロール?)の開いた口に、拷問のように生クリームを押し込まれているスイーツ。 もうちょっといい表現があれば教えて欲しい。 「そんな拷問なら受けてもいいかも。」と思ってしまうくらい、3度の飯と生クリームが大好きな僕。 食い気味に「愛しのマリー」を見ている僕に妻が言った。 「マリトッツォっていうんだよ。インスタとかでめっ

マネキンは、「立」より「座」なり。

何も考えず教育テレビを見ることがある。 小学生の頃、まわりから「まだ教育テレビなんか見てるのかよー」とバカにされたくないので、おじゃる丸を見ていることは内緒にしたことがある。おじゃる丸はいまだに放送されているが、そろそろ尺は返したのだろうか? そんな繊細な時期を思い出させる教育テレビ。大人になってから気づいたことがある。改めて番組表をみると、面白そうな番組の多いのだ。 子育てが始まってからは、ますます教育テレビから離れられなくなった。NHK受信料の元は完全にとっていると

車椅子ファミリーの車探し

車を買い替えよう。 我が家のポルテには10年以上乗っている。 その分、思い出が詰まっているわけだが、 娘が誕生して以来、 さすがに手狭になってきた。 ベビーカーと車椅子を両方載せると 車内はギューギューになる。 完全に「密」だ。良くない。 距離もそこそこ走っていて ガタが出始めている。 スライドドアなんて 長押ししないと作動しないから 初見の人には開け閉めできない。 初見殺しのポルテと化してしまった。 定期的にメンテナンスを してくれる業者がいる。 今年の

車いすで車から降りるって大変な作業

かなり唐突ですが、みなさんは車いす駐車場にどんなイメージをもっていますか? イメージって言われても‥ そりゃそうです。当事者にならないと車いす駐車場について考えることもないですよね。 車いす駐車場の存在は知っていても、その意味や必要性について考えることって少ないんじゃないかな。 だって学校で習わない。義務教育に必要とされていないんですから。 僕だって以前はその1人でした。 車いすユーザーである妻と一緒に行動するようになるまでは。 車いすについて考える機会がなく、

子育て、車椅子。気づいたら僕が背負っていたもの。

最近3歳になり、ワンパク度の増した娘は抱っこちゃん。 娘と歩いている時には、唐突に抱っこをせがまれることが日常茶飯事です。 散歩に行きたがるクセに、大半は抱っこ移動なので、散歩で子どもを疲れさせるどころか1番疲れるのは僕です。 おかげで夜はスヤスヤ眠れます。 ありがとう娘よ。 娘を抱っこする時に持ち出すもの。 実は車椅子ユーザーである妻と出かける時にも共通していることに気づきました。 今回は「子育て、車椅子ユーザーとの生活を通じて僕が背負うようになったもの」をテーマ