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仕事を好きになる為に「できる」を増やす Vol.87
今週はちょっと 違う角度で書き出すね。
うちの次男と三男のお話
うちの次男(中3)はサッカーがちょっとばかし上手で
サッカーの名門高校から声ががるほどだ。父としてはちょっと自慢なんだ。
小学校低学年からサッカーをやってるんだけど、最初は中の下ぐらいの実力だった。
学年が上がるごとに、あれよあれよとチームの中心選手になり、
さらに地域選抜に選ばれたり、
しまいには、FC東京の小学チームにも入れてもらえた。
この次男の影響からなのか、
三男(小4)も同じくサッカーをやっている。
けど、次男のようにチームで絶対的な存在ではなく、
どちらかというと1軍なのか2軍なのか
そこを行ったり来たりする程度の実力なんだ。
本来、運動神経だけ取ったら、当時の次男と比べても
三男のほうが良い気がするんだけど、
それでも、サッカーにおいては二人の実力差は明らかだ。
同じ生活環境の中で、なぜ、この差が生まれるのか。
小学校の次男は、暇があれば
俺とサッカーゲームをやるし、DAZNでサッカーの試合を俺とみる。
YouTubeでスター選手のプレイを見てはまねてプレイするし、
俺が撮った自分たちの試合の映像を見ては反省する。
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それに比べて、
三男にサッカーの試合を見ようと誘うと、最初だけ見てるふりするけど、
いつの間にか、居間から消えて自分の部屋に逃げちゃう。
サッカーゲームをやるよりも、スマッシュブラザーズをやりたがる。
自分たちのサッカーの試合も最初はビデオに撮ってたが、
あんまり見ないから、俺も最近は映像を撮ってあげていない。
成長に必要な要素"ハマる"こと
この二人の明らかな差は、
サッカーに「ハマっている」のか「ハマっていない」のかだ。
ハマる = そのモノゴトが好きになる
なぜ、モノゴトが好きになるのか。
それは、
周りの人たちが良い反応をくれるからだ。
たまたま蹴った球がゴールに入ったから、
チームメイトや監督、見てた親御さんとかが、喜んでくれる。
その反応を見て、嬉しくくなる。
だから、周りのその反応をもう一回見たいから、
また頑張って点を決めようとする。
点を取るために、うまくなろうと練習するし、うまくなるために考える。
このサイクルが始まれば、ハマるの入口だ。
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もとを言えば、点を決められた(できた)から、好きにつながっているんだけどね。
もし、点を入れても誰も喜んでくれたり、反応してくれなかったら、
サッカーは何も面白くない。ただの玉蹴り作業になるだけだからね。
スポーツに限らず、料理、絵、音楽とかも、何かしら出来るが先にあって、
周りの反応があって、好きが始まるんだ。
もし、キャバ嬢たちが「西田さん、モテるでしょ~」って言って(反応)くれなかったら、
キャバクラはただの高い居酒屋だ。
しかも、ろくなツマミも出せない高いだけの居酒屋だ。
何が楽しくて行くんだ!!怒
・・・
・・
・
あっ!!
また、話が飛んだ
すまん!!
「出来るから、好きが始まる」
周りが何かしら反応をくれるからだ。
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新入社員のみなさんに意識してほしいこと
さて、
話を、悩める新入社員の若手たちに、照準をもどそうかね。
皆さんは、まだ仕事を初めて1か月ちょっとだ。
当然ながら、仕事が「できる」って言う領域にはまだほど遠い。
できるようにならないから、当然
喜んでくれる周りの同僚も先輩もいない。
だから、「好き」にはまだならないし、なれない。
これは、この仕事が向いていないと言う事ではない。
早とちりしないでほしい。
そもそも、向く向かないか以前に、まだ出来るが始まってないだけだ。
間違っても、先輩たちと比べちゃダメだ。
ゲームで言えば すでに皆さんよりも
先に何百時間も何千時間も
やりこんでるゲーマの奴らだ。
始めたばかりの自分たちが勝てるわけがない。
気のするのはそこじゃない。
気にするのは、
好きになるためには、
自分の「出来る」を少しずつ増やすことだ。
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今日よりも、明日の自分が出来ることが増やせればそれでいい!!
だから、それまでは「自分のできる」の為に、腐らないで続けてほしんだよね。
先輩たちが費やしたゲームの時間のようにね。
この積み上げた「出来る」はいつか、大きなゴールを生む。
そしたら、周りが喜んでくれる。
その時に、好きが必ず始まる。
向き不向きはそれから語ろうかね。
PS:
ちなみに三男はサッカーに向いていないとは思ってない。
ハッキリ言って、やるのはサッカーである必要はない、
親としては、何か一つでいいから夢中で必死にやれることを見つけてほしいと思う。
真剣に向き合えることから学べるモノゴトは多くて、それは人生にとって大事なことだと思うからだ。
そういう意味では、俺はむしろ、
三男を、何かしらにハメられていない親としてのマネージメント責任を感じている。
これからどう料理してやろうか、それはそれで楽しみの一つでもある。
注:期待するがあまり、よく間違っちゃう親がいるけど、
ガミガミ言い過ぎるとハメるどころか、逆に嫌いになるからね~。
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