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飛行機輪行のHow to

※勢いで書いたものを編集しています。

毎年北海道まで通い、はや3年。うち2回はAIRDOから予約して飛行機輪行してみたので、備忘録的にHow toをば。

飛行機輪行最大のメリットは、安く、早く現地入りできることです。羽田→新千歳なら、凡そ3時間ほどで移動できます。他の上陸手段としてフェリーがありますが、大洗→苫小牧間のフェリーが18時間かかることを踏まえると、圧倒的でしょう。料金に関しても早割が使えれば、一人当たりの料金はフェリーより安く済みます。デメリットは「専用装備が要ること(航空会社によって省略可)」、「当日の段取りが面倒」という点です。

個人的には予算とスキルがありきで、飛行機輪行を推します。「社会人には時間がない。パッと行って、とっとと旅行モードに入りたい」からです。一方で「当日の段取りはしんどい、専用装備が高い、休みが多めに取れた」場合は、フェリーもありです。こちらは夜のブュッフェや、船の上でしか味わえない旅情があるので、正直一長一短ですね。

前置きが長くなりましたが、以下本題です。

装備編

国内のLCC利用を前提とした装備を記載します。主に「飛行機輪行用の輪行袋」「(チェーン、スプロケットの)カバー」「ペダル外し」の3点が必要になります。正直他の装備で代用して飛行機に乗せることは可能なのですが、特に最初の2つは運搬時のリスクを軽くするためのものです。私がTwitterでアンケートを取った際には、電車用の輪行袋でLCCに持ち込み、ディレイラーハンガーが曲がった、フレームに傷がついたなどの経験談が数多く聞かれました。一方でANAやJALのワンランク高めの便であれば、割と丁重に扱っていただけるという噂もあります。チェーン、スプロケのカバーは言わずもがなです。基本的につけましょう。ペダル外しの工具は、車体全てが袋に入らなかった場合の最終手段です。輪行袋だけ買って、前日に入れてみたら、ペダルがつっかえてケースが閉まりませんでした、という地獄のような事態を避けることが出来ます。

段取り編

諸々の装備を手に入れたら、それらが機能するか、旅の1週間前までにチェックしましょう。そこならまだ足りないものを調達するには時間の猶予があります。(補給食など当日調達しても良いのですが...)
飛行機の発着が早朝なら、前日は空港近くのホテルで前泊しましょう。当日朝は時間との戦いになったりするので、少しでも余裕があるほうがいいです。前日は装備のチェック、輪行袋に諸々を収納(タイヤの空気を抜くのを忘れずに)、軽めの朝食を用意して、とっとと寝ましょう。
当日は飛行機に搭乗できるまでが戦場です。朝起きて朝食を取ったら、とっとと空港に行きましょう。自転車は大概手荷物扱いで、追加料金なしで乗れます。ただ、重量が航空会社の規定をオーバーすると、追加料金を取られます。詳細は利用される航空会社のHPをご参照ください。

因みにAIRDOだとこんな感じです。
https://www.airdo.jp/departure/baggage/check-in-baggage/

自転車は大型の手荷物扱いであり、貨物スペースの幅をとるので、早めに手荷物検査を済ませたほうが、ベターです。検査時間も割とかかります。

後、CO2ボンベは機内に持ち込める本数に制限があります。私のようにカウンターで没収されることのないようにしましょう。大都市であればサポーツサイクル店はあるので、最悪足りなければ、現地調達も行けます。

ここまでやって、搭乗前の戦争は終わりです。快適な空の旅をお楽しみください。

そうは問屋が下さねえ

機内食に舌鼓を打ち、松山千春の機内放送でテンションぶち上がったあなたに、現地着後、ラスボスが現れます。「飛行機用輪行袋の保管場所」です。OstenrichのOS-1初め、これらはそこらのコインロッカーには入りません。新千歳空港に1週間ほどで戻ってこられるのであれば、空港の荷物預かりカウンターが使えます。それ以上となると、運送会社に託すか、背中に担いで走る以外ありません。後者は無論、背中がいかれるので止めましょう。
私の経験上、輪行袋は営業所への持ち込みで受け付けてもらえます。発送時に上手いこと日時指定をかけて別の営業所か、最終宿泊予定地に送りましょう。北海道から帰る前の晩に受け取ることが出来ればベストです。長期滞在の場合は、日時指定にも限外があるので、行く先々のホテルや営業所で一度受け取るようにしましょう。

私のやらかし

大体書きたいことは書きました。補足的に私のやらかしを書いていきます。

一年目(HND→CTS)
搭乗前日に新しく仕事の無茶振りが来て対応する羽目になり、睡眠時間が削られた。
初めての羽田空港で荷物検査口が分からず迷う。
寝不足と判断力低下で、お気に入りのサーモジャケットを無くす。
新千歳のコインロッカーに輪行袋が入らず、ガチで焦る。(荷物預かりでなんとかした)
帰りのお土産を買う時、札幌の地下街にサドルバッグを置き去りにして最終便を逃しかける。

二年目(HND→HKD, CTS→HND)
HNDで迷う(2回目)
HKDで自転車の受け取り場所を間違え、呼び出される。
手荷物検査でCO2ボンベ2本を取り上げられる。
帰りの荷物が増えすぎて、CTSで肩が外れかける。このお陰で体の左右で筋肉のバランスがおかしくなった。

最後矢継ぎ早になってしまったが、自戒とするためやらかしを書き連ねた。これから夏に入り、自転車旅行に出られる方は、こんなアホがいた事をどこかで思い出し、同じ轍は踏まないようにしていただきたい。

それでは、良き飛行機輪行を。アデュー。


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