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2024夏旅⑤:タイ旅行の中で思ったこと

12年ぶりのタイは本当に楽しかった。電車網が本当に便利になっていてね〜。前回来た時ドンムアン空港から、チケット代30 円くらいの、なぜか車内がたくあん臭い国鉄に1時間くらい乗ってフアランポーン駅に到着した時代とは明らかに違うことがよくわかった(笑)あの時、到着してホッとしたフアランポーン駅は、どうやら廃止になった(なる?)らしい。確実に時は流れている。

チャオプラヤ川のツーリストボート(Hop On Hop Off Boat)は楽しかったな。途中、デパートICONSIAMの前に来た時、GUCCI、LOEWE、PRADA、ルイヴィトンなどの高級ブランドがバーンと目の前に現れた後、ふと横の通りに、ほったて小屋のような家(?)があったのは一つタイ、というか、バンコクを表している景色の代表だな、と思った。貧富の差は、タイ人と外国人の間だけにあるのではなく、タイ人の中にもあることを実感するなんとも言えない景色だった。

また、街中で日本語表記のレストランや、日本製品を見かけると、やはりなんだか嬉しくなってしまうものだな、私は日本人だな、と思った。日本や日本人の存在感は薄れつつあるとの危機ばかり聞くけれども、現在進行形でタイで働いている人や、これまでの先人の努力があってなのだ、と思うと感謝と応援の気持ちが湧く。特定の国籍の人間が増えれば現地でのトラブルが増える物なので、現地の人からするといい事ばかりではなかったとは思ったりもするわけだけれども。

あと今回よかったな、と思ったのはね。30歳前後で割と王道みたいな旅行の仕方を一通りやったから、今の楽しみがある、と思ったの。たとえば東南アジア旅だとさ、買い物でエスニック雑貨とか買い漁りたい欲とかあるじゃない。あれ、ほんと今回一度も発動されなかったのよね。バンコクはチャトチャックウィークエンドマーケットを楽しむために、マーケット近くのホテルをとったんだけど(いいところでしたよ)、別に山盛りのお土産を買うことはなかった。ばら撒きお土産に手を出すこともなかった。ツアーも申し込まず、ただただ代わりに、その土地で過ごすことを楽しみ、気に入った現地の製品やお土産をを家族と親しい友人に、という価値観に。

旅行には目的があり、目的がなくなってからが本当の旅だ、なんて聞いたりしたことがあるけれども。

ふと思ったのは、これからの旅先っていうのは、これまでに訪れたところを再訪して、自分の価値観の変化を実感することを楽しみにする、っていうのは一ついい理由なんじゃないかな、と。

そんなことを思いながら、次の旅先のフライトをチェックしている日々でした。また行こう、タイ。

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