「できる」感
「ほぼ日手帳公式ガイドブック2024」で制作した「くま」についてもう少し。
手帳くま
いつもくまを制作する時は、「こういう表情や雰囲気にしよう」というようなことは全く考えず、「くま、作る」といった心持ち。
前作を参考にすることもなく、その日の自分が「かわいい」と思えたら完成。
同様に今回の「手帳くま」も
「くま、手帳を持つ、表紙になる」
・・・という心持ちで制作。
そして出来上がったのがこちらでした↓
2024年版ガイドブックのキーワードは「ほぼ日手帳ならできる!」なのですが、作っている時はその点を意識していなかったにもかかわらず、こうして見ると、本当にくまが「できる!」と決意したような表情。
ちなみに2022年制作の「手帳くま」はこちら↑
「できる感」やや薄。
意図し過ぎず、「何か」に委ねるものづくりは、時におもしろい効果を生み出すことも。
ベーシック「くま」
デザイナーさんからのご要望で、通常版の「くま」も制作しました。
こちらも本に度々登場するのですが、「手帳くま」とは対照的に、「まだほぼ日手帳を持っていなくて、買おうかどうしようか迷っている」といった表情にも見えます。
もちろん制作時には意図していなかったこと。デザイナーさんの手によって、「くま」の持ち味が最大限に活かされました。
パーツいろいろ
先日のnoteでもお伝えしましたが、罫線や吹き出しなども制作しました。
「指定通りにきっちり作る」のは、動物作品とは違うおもしろさがあります。「正解がある安心感」がまずあって、そこに向かってただ突き進んでいくような。「フェルトの質感の良さ」がシンプルなかたちで誌面に役立てたのもうれしいことでした。
9月1日
そんなこんなで迎えたほぼ日手帳2024年版の発売日。吉祥寺のロフトへ。
手帳とともに本が並んでいるのがうれしくて、お店の方に「このくまを作っているものですが・・・」とお声がけをして、写真を撮らせていただきました。
「ほぼ日手帳」の魅力とは
もともとほぼ日手帳ユーザーではありましたが、ガイド本に関わったこともあり、改めて「ほぼ日手帳は他の手帳とどうちがうのか」を考えてみました。
書式や読みもののたのしさ、巻末のおまけページなど具体的な点も多々ありますが、やはり圧倒的に違うのは、バリエーションの豊かさ。幅広いだけでなく「深い」のです。
「効率」で考えたら、同じ材質の表紙の、サイズ違い、色違い、柄違いでバリエーションずらり・・・となるところを、ほぼ日手帳はそれだけではなくて、カバーのイラストやキャラクターやブランドによって材質、印刷方法、しおりの付き方などなどが異なり、それぞれの魅力を最大限に引き出す工夫がされているのです。
種類が多いのに作り込みもすごい。
量産品であるにも関わらず、作り手の顔が見えそうなくらい。
ぜひ、実際にお店で触れてみていただけたら、と思います。
ほぼ日手帳公式ガイドブック2024
発行元:マガジンハウス
発売日:書店やネットストアで8月25日発売
ほぼ日手帳公式サイトでは9月1日発売
定価:1,980円(税込・配送手数料別)
ISBN 978-4-8387-3248-7
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