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八王子へ
5月某日、八王子へ。
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駅ビル
まずはランチ。
来る途中の電車内で食べログ検索してみたものの、いまひとつピンと来ないまま八王子駅到着。
「どうしようかな~」とあたりを見回してみたところ、「Royal Host」の看板を発見。向かうことに。(私はロイホが好き)
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目指すロイホがあるのは駅ビルのレストラン街。
エスカレーターで10Fへ。
店の前まで行くと、なんと60組待ちの表示。
諦めて他の店を探すことにする。
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フロアを一周して、代わりに選んだのはこちらのお店。気分がまだロイホで、何となく「洋食モード」になっていたので。
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数々のドリアメニューの中から、「鶏と淡路産玉ねぎの柚子こしょう風味クリームドリア」をチョイス。
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そもそも熱いオーブン料理なのに、固形燃料でさらに熱を加えるという心意気に好感を持つ。
(私は熱々が好き)
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食事を済ませて店を出ると、下の階では何やら人だかりが。
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降りて見に行くと、プラレールのイベントでした。
特に子供のころ遊んでいたわけでもないのに、不思議と芽生える高揚感。
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「買うとしたら、だんぜん『E231系 総武線』(写真最上段左)だな・・・」と思いつつ。
(私は総武線が好き)
目的地へ
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駅を出ると、ここでも何やらイベントが。
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古本市でした。
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気になりつつも横目で通過。
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15分ほど歩いて、やって来たのは八王子市夢美術館です。
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目当ては「川瀬巴水 旅と郷愁の風景」。
写真撮影NGなので、詳細は展覧会HPでご覧頂きたいのですが、「大正から昭和にかけて活躍した木版画家・川瀬巴水(1883〜1957)の初期から晩年までの代表的作品 約150点」…の展示です。
巴水が手掛けたのは、浮世絵の伝統的な技術を継承した「新版画」で、絵師、彫師、摺師の協業で成るもの。(巴水は絵師)版元の渡邊庄三郎(現・渡邊木版美術画舗初代)の支援を受けつつ、多くの作品を残しています。
洗練された構図と抑えた色使いが本当に格好良く、ところどころハッとさせられるのですが、端からずーっと見ていくと、似たようなモチーフが何度も出てきてこちらもだんだん目が慣れて行く。解説にも「マンネリを感じてスランプ」的なことが書かれていましたが、こうしてずらりと並ぶと「確かに」と思ったり。そしてついつい作家と版元の関係性をあれこれ想像してしまったりも。(芸術とビジネスの葛藤的な)
もちろんどの作品も素晴らしく、「いいもの見たな〜」というのが純粋な感想です。
今回の「初期から晩年に向かって、ひたすら淡々と見る」という構成は、単に作品そのものの良さを見るだけでなく、作家の心の変遷も感じられて、印象深い展示になりました。所々に現れる解説も程良い補助線になっていたように思います。
そして、吉田博展の時も感じましたが、「新版画」の美術界における立ち位置の微妙さは、やはり今回も少しモヤモヤするのでした。(「協業」の評価が難しいという点において)
途中下車
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八王子とは関係ないけれど、帰りの中央線を武蔵境駅で途中下車。ショッピングモールで少し買い物。
この日の締めはHobson'sのアイスでした。