air (works)
11月に開催しました個展「air」振り返りシリーズ最終回。出展したフェルト作品を少し解説をはさみつつご紹介します。
Standingシリーズ
高さ15〜18㎝の直立作品
Air Bear
DMに起用した作品です。「air」という展示イメージを体現させるため、ややコンセプチュアルな作品になりました。
Brown Bear
すっかり定番の作品ですが、ありがたいことに今回も人氣者でした。
Lesser Panda
「直立で作るのにふさわしい動物」ということで初挑戦してみました。
Panda
準定番作品です。パンダは未だ試行錯誤中・・・。
Arikui
少し体が傾いているところがポイント。
Emperor Penguin
約3㎝シリーズで度々制作していた「こぺんぎん」を15㎝で制作したら、妙に貫禄が出てしまいました。
momoco
Sleepy Sheepが作るブタは全て「momoco」という名になります。ご覧になった方を笑顔にする力はNo.1。
Dog
イヌは人に身近な動物なだけに、制作するのに少しプレッシャーを感じるのですが、わりと好評でホッとしました。
Cat
ネコは人に身近な動物なだけに、制作するのに少しプレッシャーを感じるのですが、わりと好評でホッとしました。
Tiger
来年の干支ということで制作しました。縞模様がボーダーシャツっぽくなってしまいました。頭のかたちはわりと本格的。
Sheep
Sleepy Sheepの分身的役割を果たすべく制作。金の鈴が誇らしげ。
Tenohiraシリーズ
手のひらサイズの作品
Sake Kuma
約3㎝シリーズで制作している「鮭くま」を手のひらサイズで制作。鮭もややリアルに。
Sake Shirokuma
約3㎝シリーズで制作している「鮭シロクマ」を手のひらサイズで制作。鮭に食いついてはおりますが、まるで遊んでいるような雰囲氣。
Panda
こちらのパンダも、まだまだ試行錯誤中・・・。
Sheep
同じ羊でもStandingタイプとは異なり、ちょっとはかなげ。
Zou Zou
初期の頃よく制作していました。2021ver.はお鼻が少し上向き。
White Tiger
来年の干支ということで制作。「白虎」は神獣のひとつなのだそうです。
Tiger
2022年の干支ということで制作。縞模様がやはりボーダーシャツっぽい。
Risu
11月の展示ということで、「秋に合いそうな動物」として制作しました。
Roba
こちらもZou Zou同様、初期によく制作していました。久々に作っても、ほとんど変化なし。
Koala
最近SNSで見つけたコアラに触発されて制作しました。
Kaba
こちらもSNSで見かけたカバに触発されて制作しました。
momoco
私の作品は白、茶、グレー、黒ばかりになってしまうのですが、momocoが入ると少しだけ彩りが出るので助かっています。
制約するクリエイティブ
air (to-mei)で書いたように、今回の展示では「透明袋ありき」でスタートしたため、それに合わせた形状とサイズで作品を制作することになりました。ゆえに「Standingシリーズ」と「Tenohiraシリーズ」になったわけですが、この「制約がある中で作る」ということは、不自由なようでいて実はクリエイティブ要因になることがあります。
Standingにおいては、全て自立させなくてはならないので、どの動物も異様に足が太くて短いというデフォルメが必要となったのですが、おかげで新たな作風が生まれました。Tenohiraにおいては、「手のひらに乗せたくなる動物ってどんなだろう・・・」と問いかけながらの制作になり、おかげで「ただ動物モチーフを制作する」から一歩踏み込んだ感覚を加味することができました。
ゼロに戻る
何の制約もない自由の中から新しいものを生み出せたら理想的ですが、私の場合は先に枠組みを作ってからでないと一歩も踏み出せないタイプ。そして、ひとつの展示を終えるとまたゼロに戻ってしまい、次に何を作ればいいのか全くわからなくなる。つくづくパッション型ではないと思うけれど、それをダメとも思っていない。「今年も作家でいられて良かったな」とシンプルに思った2021年でした。
2022年は春にイベントの参加を予定しております。そちらで再びお逢いできますように。
良いお年をお迎えくださいませ。