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展覧会の夏(6)
テート美術館展を堪能したのち、次なる場所へ。
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国立新美術館のある六本木駅から大江戸線に乗って清澄白河駅下車。
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やって来たのは東京都現代美術館。
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目当てはデイヴィッド・ホックニー展です。
27年越し
「日本では27年ぶりとなる大規模な個展です」・・・と、ことあるごとに表記されていますが、27年前の個展が名古屋市美術館で開催されていたということは、たぶんあまり知られていない事実。「ホックニーのオペラ展」というタイトルの展示を当時学生だった頃に見て、その名を心に刻んだのでした。
初期作品
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さっそく展示の様子をお伝えしたいところですが、撮影可能だったのは近年のiPad作品エリアのみ。もちろん最近の作品も素晴らしいのですが、ホックニーの変化の軌跡もまた魅力的なので、図録の中から1960~70年代の作品もちらりとご紹介。
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どの作風もかっこいい。
iPad作品
そして現在86歳のホックニー。
iPadというツールを得て、新たな領域へ。
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故郷のイギリス・ヨークシャー東部やフランス・ノルマンディーの豊かな自然に改めて美を見出す…と言うと、いかにも「晩年感」があるようにも思えますが、デジタルツールを軽やかに取り入れてしまうところや、「春夏秋冬を1枚の絵(全長90m)にしてみよう」となるところなど、その輝きは未だ衰えず。
「絵描き」としては珍しく、キャリアスタートから「絵で食って行けてた」ホックニー。では単なる「生まれながらにして恵まれた人生」かというとおそらくそうではなくて、セクシャルマイノリティに属するという点だけを鑑みても、葛藤は抱えて来たはず。(←たぶん)いろいろある中で、それでも美や喜びの方を選んできた作風は、全体的に軽やかで明るい。
その人となりを知ったのは今回の展覧会を通してですが、27年前に「ホックニー、よく知らないけど好き」と思ったのは「やはり」といった感じで、長い時を経て答え合わせができました。
悲しみや憂いを表した作品に心惹かれることももちろんありますが、基本的にはホックニー側(美と喜びとユーモア)でいたいと改めて思ったのでした。
コラボスイーツ
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さて、お楽しみのコラボスイーツです。
ポスターを見たら良さげだったので、行ってみることに。
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ランチタイムを外していたこともありスムーズに入店。図録を眺めながら楽しみに待つ。
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パフェの名は「ノルマンディーの光」。
「ノルマンディーで刻々と変わる光と色を描き続けているデイヴィッド・ホックニー。そのノルマンディーの光、そして春の訪れを告げるラッパスイセンをイメージした爽やかなパフェ」
とのこと。
とても美味しく頂きました。
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せっかくなので、購入したマグネットと記念撮影。
メッセージ
会場ではホックニーによるメッセージ動画も見ることができました。ますます大好きになった、大満足の展覧会でした。
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