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Small Paintings 2025.1

吉祥寺GALLERY IROにて開催中の企画展
Small Paintingsに、平面作品3点を出品しております。今回のnoteは、IROさん撮影の写真を使用させていただいて、作品の解説をしていこうと思います。(おかげさまで作品は全てsold outとなりました)



解説の前に「基本ルール」

Sleepy Sheepの平面作品は、
「自身が撮影したフェルト作品写真を、F0サイズでプリントアウトしてトレースする」という手法。

要するにデッサンをすっ飛ばしているのですが、モチーフである「フェルトくま」は私が制作しておりますので、相殺(?)ということでご了承くださいませ。

詳しくはこちらのnoteにありますので、気になった方はご参照ください。


元ネタ写真



lace curtain

一昨年の個展から取り組み始めた平面作品ですが、前回のSmall Paintingsまでは、「中央にどーんとフェルト作品を描く」といった感じでした。

今回からは「背景も入れたい」と思うようになり、
その第1作がこちら。



初・背景はできるだけシンプルに描けるものを…ということで、過去に撮影したものの中から「カーテン・窓枠・くま」の写真をチョイス。



自室で作品の撮影をする時は、自然光を取り入れるべく窓際で撮ることが多く、レースカーテンは光を柔らかくするための重要アイテムでもあります。


寂しい色使いが少しハマスホイっぽいな、と。
(↑図々しい)



S.Pelle box

2作目もシンプル背景で。

タイトルの「S.Pelle」とは炭酸水「サンペレグリノ」のこと。普段ケース買いしているサンペレの段ボールは、「生活のたのしみ展 」に60体のくま(今回は、そのうちネコ10体)発送をする際大活躍で、
小箱に入れたくまが12体ぴったり入ります。





「くま」よりよく描けた段ボールの質感。



kagawa

そしてがんばった3作目。
kagawaとは香川県のこと。

岡山旅行の際、どうしても瀬戸内海が見たくなり、電車で瀬戸大橋を渡り香川入り。けれど時間がなくて2時間のみの滞在に。

その時入ったファーストフード店で撮影した写真をもとに「くま」を加えて描きました。


その店は駅と港の間にあって、駐車場がやたら広かったことを覚えています。



元になった写真をとても気に入っていて、そもそも「これを絵にしたい」という気持ちが、背景有り作品に取り組むきっかけとも言えます。

稚拙ながら、2時間だけ香川県に滞在した時の寄る辺ない気持ちが表されているように思います。

私の中では少しホッパーっぽいな、と。
(↑図々しい)




すでに作品はsold outとなっておりますが、実物をご覧いただけるのはラストチャンスとなりますので、
ぜひご来場くださいませ。(2月2日まで開催)




【展覧会概要】

F0サイズ(約140x180mm)の小さな絵を展示販売するSmall Paintings作家41名100点以上の作品が並びます。様々な作品をぜひご覧ください。

2025.1.17 fri – 2.2 sun
12:00 – 18:00
吉祥寺GALLERY IRO
Room2,3
オンラインストアは2/16まで


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