![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/134442588/rectangle_large_type_2_e1c2281919d2bbb55b20a3a381398fdb.jpeg?width=1200)
食日記 2023.12
時系列が行きつ戻りつしておりますが
昨年末の食日記です。
![](https://assets.st-note.com/img/1710844111680-TmbLOsdrOD.jpg?width=1200)
12月某日、モネ展へ。
全盛期の「いいモネ」を満喫。
![](https://assets.st-note.com/img/1710844111686-igMAI9crgF.jpg?width=1200)
どこかでランチをしようと上野駅周辺を歩いてみたものの、特に心惹かれるお店が見当たらなかったので、エリアを変更することにする。
![](https://assets.st-note.com/img/1710844111769-0WuotoTSVi.jpg?width=1200)
合羽橋を通過して・・・
![](https://assets.st-note.com/img/1710844111726-Wtyh3sogiz.jpg)
目指すは浅草方面。
![](https://assets.st-note.com/img/1710844111810-SCiXQlAd3f.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1710844111809-6OT9V6mkjK.jpg?width=1200)
この日はカキのグラタンをチョイス。
(ちなみに前回はエビ入りグラタン)
他にも良さげなメニューがたくさんあるのに、ついグラタンを選んでしまうのは、単に好物というだけではなく、ちょっとした理由が。心の奥底に「追い求めている味」があるのです。
それは子供の頃、名古屋の円頓寺商店街の中にあった食堂で食べた「コキール」というもの。
コキール
〘名〙 (coquille の英語読み) ホタテガイの殻や貝殻形をした皿にホワイトソースであえた肉、貝、野菜などをつめて天火で焼いた料理。〔音引正解近代新用語辞典(1928)〕
幼い頃のことなので記憶は曖昧なのですが、確か祖母に連れて行ってもらったような。他のことは何も覚えていないのに、「コキール」という名と、「ものすごく美味しい」という感覚だけしっかり刻まれている。「ホタテ貝を器にして焼く」というところが、子供的にはインパクトがあったのかもしれない。合わせて、親と外食する際、なぜかあまり洋食系のお店に連れて行ってもらえなかったのと、母のレパートリーにグラタンやクリームシチューがなかったことも大きな要因かと。当時は「寒ーい夜は、とろーりグラタン」的なTV CMがやたらと流れていたので、おそらくそれっぽい食べ物に強い憧れがあったはず。
![](https://assets.st-note.com/img/1711710367140-McOdck9xOF.jpg?width=1200)
「コキールのあるお店」で検索してしまえば、たぶん簡単に近い味に出会えるのだろうけれど、何というかそういうことではなくて、「美味しいグラタンを食べるとコキールを思い出すなあ…」というくらいの話。
「追い求める味」は抱えたままで生きていく。