mdo センチメンタルワールズエンド vol.1
世界のそこかしこが変化していく中で、情熱を注ぎ続けたものづくりの形。
提唱し続けた3D音楽。音楽と服、そして小説が絡み合う世界。
工場などの生産ルートも含め、激変する状況の中で産むのは以前の世界よりもずっと乗り越えなきゃいけないハードルが高かった。
その中でも、一才の妥協を許さないコートとロザリオを作り上げることができた。
最上質なウール。生産分の為だけに染めるシルバーレザーは、前面から背面のネック、左のアーム部分を切り替え。
装飾ベルトバックル、無機質なスタッズプレートや、ボタンもシルバーに統一。
背面のみトレンチ風のデザインに落とし込むというこだわり用。
一生着れるチェスターコートをイメージ。以前制作した最高傑作ライダースの襟だけを出してレイヤードすると、ロングライダースコートのような表情も。
大量生産大量消費ではなく、一つのマスターピースを纏い続けるような人生の為に作りました。
そして、白痴美の発表時点でありながら、さらに改良を重ねて約1年かけて完成したロザリオ。
月という欲望と、MORALに縛られる神の葛藤を表現。現代に刺さる痛烈なメッセージを込めました。
パール部分はブラックとパープル、ホワイト。頭の後ろや足の下まで小さなスタッズを入れるなど、細部までこだわりきっています。
モチーフは好きであったにもかかわらず、今まで作らなかったロザリオですが、やっとこれなら完璧だというところまで到達できた上で制作。
架空の集団、白痴美のトレードマークアクセサリーとしてイメージしました。
コーディネートを意識して前面を無地にしたフーディとも合わせやすい。
腕のレースと背中には、センチメンタルワールズエンドの、象徴的なイラスト。
全体的に、過去アイテムとの相性もばっちりのコレクションだと思います。
こんな混沌とした世界だからこそ、アイテムを絞り、達成できないものは全てお蔵入りにして、徹底的に磨かれたアイテムを大切に育てていく。
そんな想いを込めたコレクションです。
あなたの世界を少しでも彩れるものでありますように。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?