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好きとか不倫とか結婚とか

最近、本当によく不倫とか浮気とかのニュースを聞きますね。芸能人も大変だなと思いつつ野次馬根性でなんだかんだ色恋沙汰のネット記事を次から次へと読んでしまう。つい最近には、まぁ、なんというかなかなかの衝撃的な不倫のニュースが入りましたね。(もはやあれは不倫とも言えない気もするが)

恋愛感情って難しいですね。ここ最近不倫のニュースを聞きすぎているせいか、なんだか結婚の意味ってなんなんだとまで思うようになってきてしまっている。まがりなりにも、結婚するときに一生お互い添い遂げることを誓っているわけです。そんな大層な誓いを掲げながら離婚したり、不倫したり。独身の身からするととても不思議。ならば結婚しなければ良いではないかと思ってしまう。一世一代の誓いを果たし切れる自信がないなら結婚しなければ良い。

でも一方で、もしかしてこの考え方は古いのかしらとも思っている。

昔、大学院の卒業旅行でイタリアに行き、そこでイタリア人の知り合いができた。彼らは本当に恋愛観、家族観が自由だった。彼らは一度結婚し、別れ、そしてまた別の人と結婚していた。しかもそれが複数組。そして、驚いたことに、1回目の家族と2回目の家族、お互いに家族ぐるみでとても仲が良さそうだった。元妻、元旦那、かれらの再婚相手、お互いがお互いを容認し、みんなでセカンドライフを楽しんでいます、といった雰囲気だった。

こういったことは今の日本では到底受け入れられないような気がする。すぐにバッシング対象になりそうだ。でもイタリア人たちの考え方は誠実に思えた。人生百年時代である。1回だけ結婚するならば、30歳で結婚したら70年一緒にいることになる。2〜3年お付き合いして結婚したとして、おつきあいの時間のの何十倍もの時間を結婚した後に過ごす。ずっと相手に「愛している」と言い続けられるカップルは類稀だろう。長寿時代の今は、1回の結婚は自然に愛のないカップルを生み続けてしまうのかもしれない。でもやはり複数回の結婚をあまりよしとしない日本では、セカンドライフには後ろめたさが付き纏う。そして不倫が増えていくような。イタリア人たちのように、その時、本当に愛している人と大切な楽しい時間を濃密に過ごすことができると、たとえ別れても相手をリスペクトすることができるのだろう。そして、後腐れなくセカンドライフに突入する。セカンドライフが普通の世界ならば。ちょっと羨ましいとも思う。

とは言いながら、私はできれば1回かぎりの結婚をしたいなと思っている。だからちょっと結婚には慎重だ。いずれにせよ、どんな時も誠実に心の底から愛していると思い続けられる人に出会えたら良いな、と思う。


こんなことを書いていたらタイミングよくAmazon musicが「いつか王子様が(ビル・エヴァンスのjazz.ver)」を流し始めた。私のもとにも王子様はきてくれるのだろうか。こないなら自分で探しに行くまでだ。だけどその気になるまではしばしシングルライフを楽しもう。

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