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突然のお別れに驚く

ちょっとしんみりした文章になります。

2020年7月9日、私の母方の祖母が亡くなりました。享年82歳。

祖母は祖父と一緒に福岡県みやま市に住んでいました。

その日は自宅でリハビリ中に急に意識を失いました。一緒にいたリハビリ士の方に支えられながら救急車で病院に運ばれましたが、意識を失ってから40分後に死亡との連絡。原因は大動脈解離でした。

祖父からは、祖母は前々から少しずつ体が弱ってきていると聞いていました。一昨年の年末に祖母は家の中で転んで骨折し、入院していました。その後一度退院しましたが別の怪我をしてしまい再び入院。年のせいか全然治らず、やっと最近退院して家で過ごせるようになっていたそうです。リウマチも持っていたため、晩年はお箸も持つこともなかなか難しそうでした。

時々母は祖母の介護をするために福岡まで向かっていました。現状を知っていたようで、祖父や祖母と一緒に少しずつ祖父母の家の整理をしていたそうです。私も行きたい、と伝えていましたが、遊びに行くと向こうの準備が負担になるからやめなさい、とのことでなかなか行かせてもらえませんでした。

それでも無理を言って入院中の祖母に1回、一時帰宅していた祖母に1回会いに行きました。その時見た祖母は、本当に小さかった。そしてそれが最後でもう会えなくなるなんて思ってもいませんでした。

祖母は、私が生まれた時から、動くのが難しくなるまで必ず年に2回こちらに会いにきていました。旅行が大好きで活発だった祖母。楽しそうに博多弁で話す、笑顔が素敵な祖母でした。遊びに来てくれるたびに、夜遅くまでよく一緒に話していたのが懐かしい。私が学生のときには友達を連れて祖父母の家に遊びに行ったこともあり、最近までもよくその話を嬉しそうにしてくれていたそうです。

本当に突然、別れとはやってくるものなのですね。もっと会いにいけばよかった。それだけが心残りです。そして、残される祖父が少し心配です。今までは祖母を、そばでずっと支えながら気を張っていたと思います。少しやつれているように見えた祖父。自分の支えとなるものがいなくなってしまった祖父。元気をなくさないでいて欲しい。

もう怪我や病気に苦しむ必要もなくなった祖母。どうか安らかに眠って欲しいです。


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