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sleepy room 2023 ep.19 KCの倒し方を探して… その1

KCの倒し方を探して… その1

AFCを勝ち上がるうえで、スーパーボウル制覇するためにはKCを倒さないといけないといっても過言ではありません。どうやったらKCを倒すことができるのか弱点(そんなものあるのか…?)を探してみようと思います。まずは最近のKCが負けた試合をピックアップしてみましょう。

2021シーズンと2022シーズンKC敗戦一覧

KCはここ2年で9回敗戦があります。もっと負けていないイメージがありましたが意外と多いですね…というのも2020シーズンのスーパーボウルでTBが強力なフロント4のラッシュでMahomesにプレッシャーをかけてを後ろの人数を増やし厚くして守るという戦術でKCは0TDという信じられないような勝利を収めたところに端を発します。KCは先発OLが2人いなくなってた?こととMahomesは足を負傷していたのでそれも大きな原因なのですが…
これを受けてKCはOLを大改造し2021シーズンは新人OLと新加入OLが多く連携も未熟な状態でスタート。対戦チームもフロント4~5でプレッシャーをかけ後ろを厚く作戦を仕掛けたためKCの前半戦は苦労しています。
その後OLの戦術理解度・連携練度が上がるにつれ元の強さを取り戻していきました。それではもうKCに弱点は無くなってしまったのかKCが負けた試合をチェックしていきたいと思います。

2021年week7 @TEN

まず最初にKCが3点しか取れなかった試合を見てみました。
この試合で終始TENディフェンスが4人でパスラッシュ、(漏れがあるかもしれませんが私が数えた感じでは)5人ラッシュが2回、3人ラッシュが1回しかしていませんでした。

TENのフロントは強く4人でもかなり効果的にプレッシャーを与えていて、後ろは厚く守られているため(DB陣も好調だった)KCオフェンスはなかなか攻め込めずにいました。

手薄になったランディフェンスやQBのランやスクランブルでゲインしたりゴール前まで攻め込んでも、KCオフェンスラインの反則でプレーが取り消されたり、罰退によってチャンスを逃すことが目につきました。

INTは両チーム1回ずつ、ファンブルはKCが3回、そのうち2回はロストして得点のチャンスを失っています。

対するTENオフェンスは好調で着実にドライブを続けて、KCオフェンスの機会を減らし反撃のチャンスを与えなかった。

KCの敗因:OLの反則、ファンブルロスト2回、TEN強力ディフェンス

2021年week3 LAC

この日カンザスシティは記録ではWind: 20 S mph(瞬間最大風速はもっとあったのでは?)と風が強くゴールポストのフラッグが激しくはためく姿が時折映っていましたキックやパスにかなり影響があったでしょう。

この試合もLACディフェンスは4人でラッシュが基本でした時折5人でラッシュもありましたがそれほど多くなかった。

TEN戦ほどプレッシャーがかけられていたわけではないもののweek3の時点ではKCオフェンスラインの連携も悪くMahomesはやりにくそうにしていました。

浮き気味のロングパスの際には風で流れてアンキャッチャブルなパスになったりキャッチ出来ずに弾いたりして、この試合2INT喰らっています。

この試合KCランは好調だったためパスにこだわる必要はなかったような気もしますが、ファンブルロスト2回で得点のチャンスも失っています。

その他KCディフェンスの反則でLACオフェンスの決定的なピンチを助けてしまっている場面もいくつかありました。

対するLACのパスはショートパスと時折見せるミドルからロングのパスはMahomesよりも弾道が低めのパスで風の影響を抑えたものだったような印象です。

KC敗因:風、2INT、ファンブルロスト2回、ディフェンスの反則

2022年week6 BUF

同カンファレンスのBUFはKCを倒さないとスーパーボウルに行けないので最もKC対策を考えているチームかもしれない。
この試合はVon Millerの一言でした。Von Millerがサックする、プレッシャーをかける、Von Millerを止めるために他が手薄になりサックを喰らい、プレッシャーを受け、Intを喰らうといった構造
他のチームには参考にならない…(;´・ω・)
KCの敗因:Von Miller

Mahomesは6年(実質5年)で19敗

過去2年ではちょっとデータ不足だと感じたのでどれくらい敗けているのかと調べてみると、Mahomesは2017年1月1日のデビュー戦から2022シーズンまでに96試合出場77勝19敗で勝率8割…と驚異的な活躍ぶり
① そこそこ戦力が整ったチームにドラフトされている。
➁ 実績ある良いコーチ陣にフィット。
③ 優秀なGMにより下位ドラフトでもしっかりと戦力補強できている。
といった幸運にも助けられてはいるのですが、彼の才能、準備、努力を惜しまない姿勢が備わっているからできることですね。

それではMahomesのNFL全戦績はコチラをご覧くださいESPNのサイトに飛びます。面倒な方は下の簡易版のマホが負けた試合をまとめた表をご覧ください。
Mahomesの2022シーズンまでの敗戦は合計19敗となっています。

マホさんのデビューから2022シーズンまでの全敗戦

CINには3敗と敗けが多いのは皆さんご存じかもしれませんが、Bradyがいた頃のNE、BUF、IND、TEN、LACにも2敗しています。KCを倒すことをテーマにチーム作りをしているであろうBUFと、同地区で対戦数が多いLACはさておきTEN戦は4戦中2勝2敗です。2敗のうち1試合はOTの3点差でKCが勝っていてどちらが勝っていてもおかしくなかった接戦でした。(試合内容ではKCが勝つべくして勝った感じですが…)
INDは3戦中1勝2敗でKCが負け越していて最新2対戦は連敗しています。2022week3は17-20、2019week5も13-19で、Mahomesにしては低得点。ひょっとするとこのあたりに攻略法が隠れているかも…
ということで次回に続きます

ポジティブライオンズ

CB Jerry Jacobsが、GoffはNFCでトップ5のQBだ発言…
これは…
ほめてるんだよね?
NFLと言い間違えたのかな?それとも記者の聞き間違えか、書き間違えかな??

NFCのQBは…

ランクA

  • Los Angeles Rams Matthew Stafford スーパーボウル制覇

  • Philadelphia Eagles Jalen Hurts スーパーボウル出場

  • Detroit Lions Jared Goff スーパーボウル出場

ランクB

  • San Francisco 49ers Brock Purdy チャンピオンシップ出場

  • Minnesota Vikings Kirk Cousins ディビジョナルプレーオフ出場

  • T. B. Buccaneers Baker Mayfield ディビジョナルプレーオフ出場

  • Dallas Cowboys Dak Prescott ディビジョナルプレーオフ出場

  • New York Giants Daniel Jones ディビジョナルプレーオフ出場

ランクC

  • Arizona Cardinals Kyler Murray ワイルドカード出場

  • New Orleans Saints Derek Carr ワイルドカード出場

  • Seattle Seahawks Geno Smith ワイルドカード出場

ランクD

  • Washington Commanders Jacoby Brissett シーズンを通した先発QBの経験

  • Chicago Bears Justin Fields シーズンを通した先発QBの経験

ランクE

  • Atlanta Falcons Desmond Ridder 先発出場経験あり

  • Washington Commanders Sam Howell 先発出場経験あり

  • Green Bay Packers Jordan Love 先発出場経験あり

  • San Francisco 49ers Trey Lance 先発出場経験あり

ランクF

  • Tampa Bay Buccaneers Kyle Trask 先発出場無し

ランク外

  • Carolina Panthers Bryce Young ルーキー

  • Detroit Lions Hendon Hooker ルーキー

んーーーーーーーーーーーーー
それぞれQBには持ち味があって一概に比べることはできないけれど、Goffより優れたQBが4人もいるかな??
しかし、改めてNFCのQBを並べてみると… 夢がありますね
AFCと比べるとスーパーボウルへの道のりも全く違ったものに見えてきます。去年プレーオフにも行けていないチームのファンが言うのもなんですが、可能性は結構あるかと…わりとどのチームにもw。ちょっとしたことでチームが好転することもあるし… KCのような絶対的な大きな壁となるチームがあるわけでもない。現状49ersとイーグルスはNFCでは一線を画すほど強いチームというのはわかるけど、どちらのチームもQBが若いのでまだ不安定な部分もあり付け入るスキは… マホよりはあるはずw


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