見出し画像

創作は自由だ /day40

僕は最近作詞・作曲を始めた。
そんな時、物事を始めるときのよくない考え方だと自覚しながらも、どうしても初めから高い完成度を求めてしまい、自分とのギャップに苦しんでいた。

僕の場合は、自分で考えた歌詞やメロディーが納得いかず、1曲作り切る前にもっと他に良い歌詞・メロディーがないか考えてしまっていた。
その結果、自分で作りきった曲がなかなかできず悩むという悪循環になっていた。
作詞・作曲は質より量で練習すると本にも書いてありながらも、どうしても質が気になってしまう自分が嫌だった。

そんな時に、最近マイブームになっているindigo la endの川谷絵音さんの作詞作曲の様子を動画で見ていた。そこで気づいたことがある。

その動画では、川谷絵音さんがいくつかのお題に沿って曲を作っていたのだが、そこで、「クリスマス」のお題で作った曲が自分の中でしっくりとくる出来になったらしく、「クリスマスをイメージして曲を作ったらいい曲がいっぱい書けるかもしれない」と冗談混じりに話していた。

その時に僕は思った。
複数のバンドを掛け持つほど数々の曲を生み出している川谷絵音さんでさえも、納得のいく作品というのは毎回作れるものではないのだと。

また、川谷絵音さんはインタビューにて、判断が素早いことを評価されたことに対して「曲には正解がないから、迷わないようにいつも選択肢を1つに絞るようにしている」と語っていた。

そこで、今までの自分がずっと選択肢を増やしては迷い続けていたことに気づいた。その時点で大きな失敗をしていたのだった。

この気づきは僕にとって失敗の悔しさではなく、自分の余念の縛りから解放してくれるような、これからの軸となる大きな気づきとなり、背中を押されたような気さえした。
これからは自分の直感で感じたものを迷わずにそのままカタチにし続けていこうと決めた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?