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大河ドラマの作曲家について

真田丸のときの服部さんは、最初から全体を俯瞰して、バリエーションを計算して構築していく、全体→各曲的な作り方をしている気がする。体系的に整理されていて構築的。トップダウン的な考え方。どの曲がどんな位置づけの曲かがはっきりしている。コンセプトが明快。劇伴の職人という感じ。

直虎の時の菅野さんは、まあ言わずもがなの菅野さんなんですけど、一つの曲が様々に展開していって、同じ一曲でも全然違う表情になっているので、切り取り方次第でいろんな場面で使うことになるんだろうな、という感じ。また、同じタイトルでも全然違うremasterバージョンが多すぎて、もう全体が体系的に把握できない…ワーグナーみたいにひたすらつながっていくオペラとか書いてみてほしいな、と個人的には思う。

どちらも全然違うけどどっちも好きです。西郷どんはどうなるかな。オープニングの、奄美編意識した感じの唄が良かったな。楽しみ。

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