物語とは
物語は「動き」
動きには大きく二種類あって、
人間の外部の動き=出来事中心
人間の内部の動き=感情・関係性中心
よく、「何も起きない」と評されるような作品が好きなのだけど(私は何も起きなかったとは全然思っていないのだけど)、それは外部の動きを求めてる人が内部の動きを取りこぼしているのだと思った。
また、読んでいて/見ていてわーっと感動するのは、現実の世界で似たような状況で、言ってほしかったけど言われなかったこと、やってほしかったけどやってもらえなかったことを与えられたときなんだなあと思った。現実には与えられなかった人が大半なのだろうなあと。そしてそれをフィクションの中で見ることで、誰かに与えられた気持ちになれるのだと。