絵を描きに出掛けた。
今日は美術大学時代の友達と久しぶりに会って、東京の古い街並みが残るエリアへお出かけ。
今日はまだ2月中旬だけど、お天気はとても良く昨晩の雨がすっきり乾いて
普段に比べ、日中は日差しがとても暖かかった。
12;30頃に待ち合わせして、早速描きたい建物を物色。
10分程度散策して描きたい風景を見つけて、持ってきたアウトドア用の小さな折りたたみ椅子を置いて腰掛けた。
お互い学科は違ったものの、風景画やイラスト、基礎的な絵は描けたので下書きもなしに細めのサインペンでサクサク描き始める。
私はこんな風に都内の道端で絵を描くのは初めてだったから凄く新鮮で楽しかった。
その子は海外で絵の先生をしていた子で、実際に作家として活動もしていたので私よりこういうのは慣れていた。
おかげで凄くリラックスして、最近の近況報告をしながら2月の冬空の下2時間程度絵を描き続けた。
すっかり描き込みもできて、手も足も冷たくて震えるほどになってきて、やっと完成。
その2時間の間、地元に住んでいる人から、観光で訪れたであろう欧州系のカップル、通りがかりのご夫婦や、近くの店舗を運営してるおじさん等、様々な人が声をかけては褒めてくれたり、絵を覗き込んで笑顔を向けてくれたりした。
二人でとってもいい気分になりながら、そんなほんわかした時間が楽しくて、体がキンキンに冷えているのに気がつくのがだいぶ遅れてしまった。
やっと近くの喫茶店に入った頃には店内で上着も脱げないほどで、見合わせたお互いの顔色が悪く笑った。
部屋の中で、一体何をしたら誰かの役に立つかななんて考えてたりしてたけど、外に出たら出会いも広がってて、久しぶりに描いた建物の絵はちょっと迫力に欠けてて、シンプルにもっとうまく描いて次はもっと褒められよう、なんて思ってたりする。
よっぽど具体的に向上心が生まれるから、なんでもやって楽しむべきだな。
明日は今考えているお店の試算をしてみよう。
どうやら経費から考えるといいそう。笑
バリバリお金を稼ぐのも楽しいけど、お金が絡まないのがこんなにくすぐったく、ぬくい気持ちになれたんだって事も8年ぶりに?思い出したりして、
今日は良い日だったな。
やっぱり絵を好きになって良かったな。
これからは人に少しスキルを分けてみたりして、一緒に絵を描く仲間づくりとかも楽しいかも。
そういうのも良いな。