岡田育×岡田有花 対談イベントいってきましたー
本日(寝るまで本日なタイプです)は、こちらのイベントに行ってきましたー。
岡田育×岡田有花 「ネットで人生変わりました! ~WEB女子対談2014~」 『ハジの多い人生』刊行記念
cakesなどで連載されている岡田育さんの文章が好きで、こんな風に書けたらなーとか思っていつも読んでいまして、でも、こういうイベントっていつも平日19時開始で会社の定時が19時のわたしは参加できないじゃん、とか思いながらイベントのページ見たら祝日でした! でしたので行ってきました。今年のGWの思い出はこれだけです! あとは漫画読んで、ゲームして、小説書いて(予定)、仕事します(未定)。
WEB女子対談ということで、そんな女性という部分に焦点を当てたおもしろおかしい話になるのかなーと思っていましたが違いました。有名出版社に勤めていた元編集者今文筆家と約10000本の記事を書いたというITライターによるわりとガチな内容も含んだ上でおもしろおかしい話が舞うイベントでした。
ここから先にイベントで聞いた話などを書きますが、メモもとってないですし、録音なども当然してないので、記憶だけを頼りにしているわたしの認識によって書かれていることをご了承ください。オフレコと言われたのは一箇所だけだと記憶しているのでそれ以外で印象的だったことなんかを書きます。
えーっと、なんでしたかね。
そうそう、紙とネットの話題がありました。ネットの記事は広がるけれど、紙の記事は反響がまったく感じられないなどの話がおもしろかったです。そんな感じなのに、紙の記事は親がすごいよろこんでくれるとか。それから今の若いIT記者さんは「紙の記事が書きたい」という意識があるそうです。ネットだと誰でも書けるけど、紙では選ばられた人しか書けないと。
これはなんとなくわかります。わたしもKindleで個人出版とかを趣味でやっています。それは世界中で買えますが、電子書籍の形であり、実態のある本屋さんに並ぶような印刷書籍ではありません。印刷書籍にするには出版社を通すのが一般的ですし、そのためには新人賞をとったり、そうでなくとも出版社の人に認めてもらう必要があります(紙の同人誌もありますが、流通の面が違うのでここでは別とします)。
Kindleでの個人出版で知り合った人の中から印刷書籍を出したりされる方も出ていて、そういった方を見ると「おめでたい!」という気持ちと「うらやましい」という気持ちもあったりで、やはり「選ばれたのだなー」という意識が生まれます。めんどくさいので、そんな嫉妬の炎は小さいうちに消火しておきますけどね! (エネルギーに変えろ、という命令は発行されません)
やはり将来は、コストが比較的低い電子の場が、個人でも出せて大手でも実験ができる、そんなスペースになるのでしょう。そういった意味で紙の世界は選ばれた物/者の場所となるのかなーと思います。ただ、その選ばれたものの世界がより多くの人の手に届く場所だったり、優れた場所というわけではないのがおもしろいところかなとも思いますが。
あと何の話題がありましたかねー。
そう、接続詞の話がありました。紙の記事は接続詞を増やす方向に直されることが多いそうです。ただ新聞は逆に少ないとの話もありました。
新聞 < ネットの記事 < 紙の記事
という感じでしょうか(記憶が微妙なので間違ってたらすみません)。これはイベントとは関係ないですが、接続詞といえばわたしの大好きな森先生の小説の中で「天才は接続詞を用いない」というような文章があったような、なかったような、気がしているんですが、わたしの記憶力は基本的に怪しいです。
文章として、接続詞はある方がいいものなのでしょうか? それともないほうが優れているものなのでしょうか? なくとも伝わる文章を書くべきなのか。そんなことを思い出しながら聞いていました。
あとはこれを書いているnoteの話題なんかもありましたね。対談されているお二人のお金を払うこと、情報のあり方についての感覚の違いがおもしろかったです。
ネットは無料であるべきなのか。わたしは基本的に無料であってほしいなと思います。だけど働いた人が収益をあげられるようにもしてほしいと思います。ある程度、矛盾したこんな考えですが、まあ、落ち着くところがあるんじゃないかなーと未来に少しだけ期待している感じです。
ちなみにわたしがnoteで実験したページ以外で有料にしていないのは売るほどのものがないからです。それからそれなりに流行っている投げ銭形式をしないのはボタンが投げ銭ボタンではないからです。書いている人が読んだ人に勘違いさせないように「※」とかで「終わりです」とかをいっぱい書いて、それなのにボタンは「有料で購入したら続きが読めます」となるわけです。わたしの感覚ではこれはあんまり綺麗ではありません。なので今のところやっていません。「投げ銭ボタン」などが実装されたら使おうかなーと思っている感じです。
そんなこんなで(他にもいろいろありますが、長くなりすぎるのでまとめます)、いろいろ楽しくためになるイベントでした。こんなサインも頂きましたよ! 犬の絵付き! ありがとうございました!
今後、紙とネットの世界がどうなっていくのかはわかりません。夢みたいな世界はどうやら来ないようですが、それでもいろいろ楽しい世界になるんじゃないかなーという感想を持ったイベントでした(シビアな話もありましたが)。
最後に、Kindleで本を個人出版していたりなわたしとして、一番楽しく印象的だったお二人の会話シーンを置いて、さようならしましょう。
「Kindleとかで、(編集者とかいらずに)個人で全部やってしまうすごい人がもっとでてくるかと思ったけどこなかった」
「こなかった」
「これから出てくるかなー」
「こないと思う」
「え、なんで?」
「締め切り決められて、尻叩いてくれる人いないとダメなんだよ、人間!」
ごめんなさい……。
ま、まあ、締め切りとかなくても自分でガンガン書く人もいるので、ダメじゃないかもしれません! わたしはダメですが!
ではでは。