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すべての道は
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美術館で入り口の列に並んでると、友人なのか交際相手なのか夫婦なのか知らないけど、真顔で顔接近させて目ガン開きして1ミリも目を逸らさずに連れの男性に何か語りかけてる女性を見かけることがかなり多いんだけど、あれはいったいなんなんだろう。
これは語りかけてないパターンもあって、何にも喋らずに瞳孔開いたまま、ただジッと連れの男性を見てることもあって、なんだろ……何かに似てるな……ってずっと考えてたんだけど、今日やっとわかった。『Imagine』のラストのオノヨーコだ。
もしかしてキス待ち顔なのか?
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やまと絵展に行きました。
やまと絵というものをよく知らないからこれを機会に勉強したい。とはいえまっさらな状態で行っても仕方ないので、とりあえず公式サイトを隅々まで見てから行った。
でも、なんだろうな。
おのれの勉強不足を痛感した。
わ〜細かいな、とか
わ〜迫力あるな、とか
確かに思うんだけど、でも結局それって細かいものを見て細かい、大きいものを見て大きいと思っているだけであって、心の動きがまったくないのである。
ふーん……へー……と思いながら見ていて、途中からは作品の中で鳥を探しては「お、鳥」「ここにも鳥」などと楽しんでいた。
バードウォッチングにでも行ったのか?
でも『病草紙』は面白かったな。不勉強なので今回のやまと絵展で初めて存在を知ったのですが……。
『肥満の女』なんかは可愛らしい顔つきをしているなぁなんて思っていたら『ふたなり』ってのが出てきて、ふたなりって現代のえっちなオタクワードだと思っていたので、びっくりしてしばらくその場を離れられなくなった。しかも国宝なんだ……。
以前平日に行ったという友人がすべて見るのに3時間かかった、全然時間なかった、と言っていたのに、私は1時間半ぐらいですべて見てしまって、なんかほんと……。
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思いのほかやまと絵展を早く見終えてしまったので、ローマ展へ。
ローマ展、面白かった!よかった、楽しめて……。
『カピトリーノの牝狼』からスタート。どこか間抜けな、びっくり顔をしている狼だった。これがモチーフになってるぬいぐるみがグッズになってるの見たとき、こんな可愛らしい感じなのか……?と思ったけど、特徴掴んでた。
今回の目玉は『カピトリーノのヴィーナス』だったんだけど、なめらかな質感と曲線にうっとりしてしまった。これが2世紀に作られたっていうんだから本当凄いよな……。なんかクリアファイルとか買っちゃおうかなと思ったけど、恥ずかしそうにしてるのでヴィーナスの気持ちを汲んでやめました。
『コンスタンティヌス帝の巨像』は、最近進撃の巨人を見たばかりだったのでなかなか怖かった。私は調査兵団にはなれない。
『古代遺跡の偉大さを前にして絶望する芸術家』が良かったな。解説なかったのが残念。(あったっけ?)
約30メートルの古代記念碑『トラヤヌス帝記念柱』の版画と模型がとんでもなかった。なんと緻密なことよ……!
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美術館とか博物館とか行くのは好きなんだけど、やっぱ映画なんかに行くよりはずっとハードルが高くて、行きたいな、行こうかなと思ってるうちに会期が終わることが多いから、ちゃんと行けて良かった。
以下、今後行きたい美術館をメモしておく。
◾️ キュビスム展 美の革命(〜2024/1/28)
◾️ テオ・ヤンセン展(〜2024/1/21)
◾️ 印象派 モネからアメリカへ(2024/1/27〜)